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夜謳う君と出逢った時
世は令和
社畜として働くetというものありけり
欲しいもののため、身を削り
すぐ散財して、身を滅ぼしたりける、、、
まっ、これが今の私、etにぴったりすぎる、まさに人生そのもの…!!
なーんでこうなっちゃったかねぇ。
私も聞きたーい。
なんておもっている内に退社時間だ。
「今日は残業……。予定あるからサボろっ☆」
なんて、適当な理由をつけて会社を出る。
それもそのはず、ずっと前から楽しみにしていた今日のご飯。残業なんてやる暇はない。
そうこうしている内に、私のだいすきなお店の前に着いた。
今日はここでお友達と待ち合わせ。
L◯NEによればもう着くはずだけど…
「etさ〜んっ!!」
私を呼ぶ、待ちわびた声が聞こえた
「あっ!きた〜!もーおそいんだから!!
naさんっ!」
「すみませんー!!でも、いっつも遅刻してくる方はどっちでしょうかねぇ〜??」
「それはごめんってぇ!」
「いえ、気にしていませんよw。そこも含め
て、etさんですもの。さ!中はいりましょ」
そんな会話をしながら中に入り、注文を始める。今日は私オススメのお店だ。
お酒を交えながら楽しく談笑していると、もうこんな時間だ。
見るとnaさんも結構酔っている。
あのnaさんが酔っているのだ、私も相当だろうと思っていると
「ごめんなさい!明日、会議入ってて。朝早
いので、もうそろそろおひらきでもいいで
すか??」
お酒のせいか、頭が回らなくなる一歩手前の私からしたらちょうど良いお誘いだった。
話もそこそこにお会計を済ませてお店をでた。
naさんとは、会社も帰る方向も違うから、ここでお別れだ。
またご飯行こうね、などと話しながらそれぞれ帰路に着く。
naさんと別れたあと、帰ろうと大分酔った足取りで歩き始める。
飲みすぎたなぁぁ、とは思うものの、反省はしない。また繰り返すのだろうがそれもまた良しとして、夜の街を楽しみながら歩いていた。だが、なにか違和感を感じた。
夜の街にしては賑やかすぎないか??
いつもどうりなら、成人式などのイベントがない限り、ばか騒ぎするやつらはほぼいない。それどころか人気も夕方に比べると少ないというのに、今は人で溢れかえっている。
なんなら、服もひと昔前の着物…?に見える服を着ている人がほとんどな気がする。
それに、街もなんだかひと昔前…??
なんでだ????
酔いが完全にまわり、ふわふわした頭で考えながら歩いていると、ぼふっとした服のような感触。人とぶつかったのか??見上げると、顔が整ってて、私より背が少し高い男の人。髪は赤いメッシュがはいってて…?なんだか不思議な人だ。こいつも着物かよ。社畜してる間に日本はかわっちゃったのか、と思い、私は問いかける。
「すみません、ここってどこですか??
恥ずいんすけど、迷っちゃって…w」
すると、男の人はいとも不思議そうに
「見ない顔だね。それに、その服…。
ここはどこって、あんたなにしにきたんだ
よw」
そういってわらって見下すそいつ。
てかいま、あんた呼ばわりされた!?
なんてしつれーなやつ!!とかなんとかおもってると、
「ホントにここ、わかんない??」
いや、わかんないも何も、わかんないからきいてんだけど……
「わかんないから聞いてんのよ」
呆れ混じりにそう言うと、あっちはため息混じりに言ってきた。
「ホントに分かんないんだ…
服といい、言動といい、変なやつ…。 」
小馬鹿にしたような言い方!!なんてやつだ
そうキレる手前、その人は話を続けた。
「ま、いいや。ここは花街。江戸じゃ有名な
二番街だよ。」
「…………ん?」