テラーノベル
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サムネ : 愛ちゃ ( 愛す )
赫 × 桃
『 全部壊して俺のものにしてあげる 』
桃 :他の女と寝たんでしょ?
君の口からぽつりとこぼれた声に俺は笑った。
君の瞳は涙で濡れて光っていた。
頬を伝う雫がやけに艶やかで俺はその顔から目を離せなかった。
赫 : そうだよ
君の瞳が揺れる。
唇が震える。
胸の辺りが熱くなった
桃 : 赫のこと信じてたのにッ 愛してたのにッッ
君の泣きそうな声。いや、君はもう泣いていた。
でもその目を見ればわかる。
桃くんはまだ俺を愛してる。
その執着全部俺に向いている。
わかってた。
君は俺がいないと壊れるくせに。
俺がいないと生きられないくせに。
そして俺は君に聞いた。
赫 : じゃあ、なんで俺がこんなことしたと思う??
桃 : そんなのわかんないよ ッ ,
赫 : 桃くんは離れないって分かってたからやっただけ
桃くんの肩が小さく揺れる。
悔しさと悲しさと、それでも俺を求める感情が混ざり合っている。
桃:別に , 最初から分かってたし . 泣
ぽろぽろと零れる涙。
俺はその頬を親指で拭った。
指先に伝わる温もりが心地いい。
赫: じゃあなんで別れようと思わなかったの?
桃:それでも赫が好きだったから ,
ほらね、やっぱりそうだ。
俺の予想通り。
桃は俺から離れられない。
俺は口元を歪めて笑い、泣きじゃくる桃くんを抱きしめた。
桃 : ほらね。だから俺は安心して壊せる
桃 : 酷いよ ,
赫 : 酷くても何でもいいよ ? 君は泣いてる時が一番可愛いんだから。
そう耳元で囁くと桃は悔しそうに目を閉じて、さらに強く俺を抱き返してきた。
愛って都合のいい狂気だ。
俺は君を泣かせたんだ。
でも、泣く君がいちばん綺麗だった。
次の日、君のスマホを俺が管理することにした。
「 心配だから 」と言えば君は素直に渡してくる。
着信履歴も、友達とのトークも全部消した。
もう俺以外の声は君には届かない。
その次の日は、君の予定を全部キャンセルした。
「 桃くん疲れてるでしょ? ゆっくりしてなよ 」
そう言うと君は少し不安そうにしながらも、俺の胸に顔を埋めて頷く。
これで、桃くんが外に出る理由はなくなった。
さらに次の日。
俺は合鍵を全部回収した。
「 安全のためだよ 」って微笑めば君は何も疑わない。
君の世界はもう俺の掌の中だけになった。
気づけば、君は俺のいない時間に不安で泣くようになった。
その姿を見て俺はまたゾクゾクする。
愛おしくて、可愛くて、もっと依存させたくなる。
「 大丈夫。赫がいるでしょ?」
そう囁くと君は震える声でうんと答える。
その瞬間俺は確信した。
君はもう俺なしじゃ生きられない。
だから
もっと壊して、もっと縛って、君の全部を俺だけのものにしてあげる。
その涙も、声も、その命さえも、永遠に俺から離れられないように。
𝑬𝑵𝑫__ .
めっちゃ頑張りました😿❕
はーとコメント等待ってます👉🏻👈🏻💭
コメント
2件
奴隷っぽく扱ってるけどそれも愛みたいな感じのどろどろが好きすぎる😿🫶🏻‼️