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「最悪の気分だ」
力の塊を食らった腹部は燃え上がる様に熱く過敏になった神経が痛みを訴えている。だがそれこそが俺に課された罰だとも思える。
彼のくれた痛みが時間の経過とともに熟れると心を覆っていた歪な瘡蓋を剥がした。化膿したそれは元の形を見失っていてそれと共に自分の行動したの意味が分かってしまった
……俺は自分の正義を殺人の盾にしたのか。
俺だけは目を開けていたいと自分で願ったはずなのに。眼球に刻まれた眩い虚無に眩んでしまった、それをまた虎杖悠仁はこじ開けてきた
瓦礫の散った観客席に半ばヤケクソに身を投げた、彼の前では吐けなかった心の澱で空気を濁した
そうか。俺もただの人間、醜く脆いことを忘れていた
弁護士として先生と呼ばれど所詮”優れた人間”だ。
間違ったことが許せない癖、そうただの癖だっただけなのに驕ってしまった。
いずれ、俺はかつて俯瞰していた席に座ることになるだろう。そこに悲観はない、ただ
俺が立っていた所に立つ人間が、人を救うことを辞めてしまわぬ様に。あの目だけはしたくはない
コメント
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第5話、まだ公開前なのに読ませてもらったよ…重かった。自分を裁くような痛みの中で「俺もただの人間」って気づく瞬間、すごく刺さった。瘡蓋が剥がれる比喩、熱くて痛くて、でもちゃんとそこに光が差しそうな予感もあって。自分の正義を盾にした後悔、でもなお「あの目だけはしたくない」って立ち上がろうとする強さが切なかった。続き、楽しみにしてるね🌙