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春ちゃんが照れてんの可愛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃよぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉお!!!!!!いやもうまじ好き!!!!好き!!!!愛してるぅぅぅぅ!!!!!!蘭ちゃんナイスゥ、神対応、、!!!!
初コメ失礼します!ほんとに好きすぎます、、やばいっす
/ 好きすぎる ... っ 、😖🙌🏻
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ジリリリリリジリリリリリジリリリrピッ
アラームと夕焼け小焼けが響く部屋。どちらも耳に触る、鬱陶しいくらい何度も聞いた音。
すぐにアラーム音を止め、体を起こす。
バサッ
春千夜「⋯⋯、ふぁ」
今日も俺の一日が始まる。
すぐにベッドを出て、顔を洗い、身支度をする。
春千夜「はぁ、⋯⋯」
春千夜「仕事⋯行きたくねー⋯、」
なんて言っても、何度も何度も繰り返したこの工程が体に染み付いていて、無意識のうちにシャツを履き、ジャケットに手を通す。
春千夜「⋯あー、⋯あいつとどんな顔して会えばいいかまだわかんねぇし、昨日なんで早く帰ったかの言い訳も考えてねぇし⋯」
はぁ、と深いため息をこぼす。
春千夜「あぁ、くっそ、⋯」
春千夜「あんなこと⋯聞きたくなかった⋯、」
他人からの好意をこんなふうに言ってはいけない、分かってる。けど、⋯
あいつの口から放たれた「好き」という言葉。
その言葉が俺に向けられるなんて、2日前までの俺は想像もしていなかった。
それに、あいつとは少し気の合わない部下という関係で、そんな気を持たれることをした覚えも特にない。
そのせいで、昨日からはずっと、頭の中では、何故俺なのかとか、俺は何をすべきなのかとか、そんな疑問ばかりが募っていく。
春千夜「⋯うぁ”ー、⋯」
春千夜「やっぱ、仕事⋯行きたくねー⋯」
なんて言っても、やはり行かない訳にはいかない。
結局俺は今、会社の椅子に座り、パソコンと向き合っている。
けど、まぁ、見渡す限りだと、あいつはいねぇみてーだ。外の仕事にでも行っているのだろうか、なんにせよ顔を合わせることがないなら都合がいい。
今日1日、こんなふうに過ごせればなおいいんだが。
春千夜「⋯はぁ、⋯」
「なーに、ため息ついてんの」
聞きなれた声に、思わず驚いて体をビクッとはね上げる。
あぁ、神よ。お前を信じてはいないが、もしも居たとしたら顔面に1発食わしてやりたい。
「うわ、めっちゃびっくりしてんじゃん笑」
こんなにもタイミングの悪い現れ方。つくづくこいつは灰谷という生き物なのだと実感する。
春千夜「⋯んだよ、蘭、なんか用かよ。」
決して後ろを向かずに。顔を合わせずに。そう決心して、俺の後ろに立つその男に話しかけた。
蘭「いや、まぁ、用ってほどの用じゃないんだけどー」
なんだか甘えているように聞こえる声色。そして、俺を探るような目線。
不味い、嫌な予感がする。
春千夜「⋯勿体ぶらず、とっとと話せ。」
蘭「んや、ちょーっと、聞きたいことがあってさー」
勘違いであって欲しい。頼むから俺のこの、不可解な嫌な予感は的はずれであって欲しい。
蘭「⋯昨日、なんですぐ帰っちゃったの?泊まっていけばよかったのに。」
そんな願いも虚しく、今1番聞きたくなかった言葉が放たれる。
春千夜「あー⋯、よ、うじがあったんだよ。」
言い訳がましい気もするが、俺には、これしか思いつかなかった。
蘭「へぇ、用事、ね〜」
疑ってやまないような言葉で蘭が返事をする。
分からない。どうしたらいいんだ。
なんと弁明すればよいか戸惑っていると、九井が俺の名前を呼んだ。
九井「春千夜ー、今、ちょっといいか」
春千夜「!、おう!」
俺は勢いよく椅子から立ち上がる。
ナイス九井!おかげでこの空間をぬけだせる!
九井「あぁ、いや、その場でいい。」
春千夜「⋯おう」
クッソ、人生そう簡単には上手くいかねぇか⋯
まぁ、いい、話を反らせただけでも万々歳だ。
九井「急で悪いんだが、外の仕事を頼みたい。」
!、外の仕事⋯ということは、
春千夜「⋯裏切り者か?」
九井「いや、邪魔な組を潰して欲しい。」
組を潰す、か。こりゃまた急な大仕事だな。
九井「実は、今、ほとんどのやつが他の組の方の任務に当たっててよ、少ない人数しか連れて行けねぇからお前に頼みたいんだけど⋯」
九井「⋯頼まれてくれるか?」
蘭「⋯⋯」
あー、すっげぇ面倒くさそうな仕事。正直行きたくねー、が。しょうがない一応これでもNo.2の肩書き背負ってんだ。行くしかねーか⋯。
蘭「ねぇ、それ、俺がいっちゃダメ?」
春千夜「⋯は?」
は、いま、こいつ、⋯
九井「いや、まぁ、別にかまわねーけど」
いや、いや、え?
蘭「うん、じゃあ、決まり!それ俺が行く!」
今目の前で行われた急速な出来事に頭が着いていかない。
そんな俺を横目にして、
蘭「ん?なに、ダメなの?」
蘭が不思議そうな顔をしてそう放った。
春千夜「いや、ダメじゃねーし、むしろありがてぇけど⋯」
濁すように返事をした。
蘭「?、じゃあ何?」
春千夜「けど⋯、」
いや、だって、⋯⋯⋯。と出かけた言葉を飲み込む。
代わりに、蘭の顔を見つめた。
蘭「あー、⋯別に、お前のためじゃねーよ?事務作業が嫌だから受けただけだし⋯、俺のため、だから。」
⋯⋯なんだよこいつ。そういうなら、なんで⋯
1番嫌いなはずな、危険で面倒な仕事を俺の代わりに引き受けてくれんだよ⋯、
春千夜「⋯そんくらい、知ってるわ⋯」
蘭「⋯ん、じゃあ、そういうことで、いってきまーす」
がちゃん。
九井「⋯」
春千夜「⋯」
春千夜「あぁ”!クッソ!」
春千夜が頭をぐしゃぐしゃ掻きむしる。
九井「⋯!、んだよ急に⋯」
春千夜「んでもねーわ!」
そう吐き捨てて、その場を去る。
九井「はぁ?、んだよあいつ。」
九井「⋯⋯てかあいつ、顔、真っ赤だったな。」
急ぎ足でトイレに駆け込む。
だん!
水場の鏡に映る自身と顔を合わせる。
ちがう。断じてちがう。この顔が赤いのは、今少し早足で来たからであって、断じて!あいつのせいじゃない!!
いや、確かに、少し、優しかった⋯けど⋯、、
春千夜「!、そうじゃないだろ、俺!」
熱くなった顔の熱を冷やそうと冷水を思いっきりかける。
春千夜「⋯」
『俺が行っちゃダメ?』
春千夜「⋯、あぁ”クッソ⋯、」
こんなの嫌でも、意識してしまう。
春千夜「あいつ⋯俺の事めっちゃ好きじゃねーかよ⋯⋯」
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読んでくれてありがとうございます🙇♀️💞
このお話は4話くらいでおわらせようとおもってます!どうぞ最後までお楽しみください💖