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曖湊 _ あいす
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当日。
俺たちは闇オークションに潜入した。
目的はフェネスの奪還。
『行くぞお前らうちの可愛い可愛いフェネスを助けに行くんだ』
「あんたバカ?フェネスは桃也の元で保護すんのよ」
分かってるよ…だからそんなに当たり強くなくていいじゃん…。
「さぁさぁ!やってまいりましたオークション!お気に入りの子を見つけペットにしてくださいねぇ〜」
ペットと言っても犬とか猫をなでなでして可愛がるやつじゃない。
大体闇オクのやつは○処理とか監○とかとりあえずP音がつくやつに使われる。
そんなのにフェネスが使われるなんて…
ずるいに決まってるだろ〜〜!!!!!
絶対!絶対!あんなことやこんなことがしたい!
「桃也、桜雪が変なこと考えてるわ○す勢いで殴りなさい」
「物騒だな」
そんないつも通りの会話をしていると、本日の目玉商品がやってきた。
「本日の目玉は…ななななんと!3人のヒト型達が詰め合わされた商品です!」
なんと…ハウレス以外の2階執事が全員カゴの中に入っていた。
『ええ…まじかよ…なんでそうなんのよ…』
まさかの予想外の展開に俺らも執事達も驚いている。
いや、というか…若干引いているのかもしれない。
「どうしましょうか…」
「でも一度で奪還できるチャンスですよ!」
「確かにそうだね」
「だが…当初の作戦で成功出来るのか?」
「分からない…だが、やってみるしかない」
「フェネス…今助けてやるからな」
と、執事達も意気込んでいる。
これは…やるしかないだろう。
あんなことやこんなことをするために。
「桃也〜また桜雪が変なこと考えてるわ。ぶち○す勢いで○しなさい」
「それもう○しちゃってる○しちゃってる」
「…まずいな。良くて金持ちのペット、悪けりゃ奴隷コースだ」
「ごめん…俺が変なとこ行ったせいで…」
「大丈夫っすよ!フェネスさんのせいじゃないっす!悪いのは変なとこで昼寝したボスキさんっすから」
「おい」
いや、俺のせいだ。
俺が簡単に捕まってしまったから…
俺が弱いから…
俺がみんなを守れなかったから…
「本当に…ごめん」
このまま、どこに行くのだろうか。
ボスキが言ったように奴隷になってしまうのだろうか。
せめて初めては……
「じ、10億!?そ、それ以上の方!」
10億?
そんな大金持ってるのか…。
俺、ボスキやアモンと一緒に金持ちのペットにされるのかな…。
「ら、落札!10億で落札しました!」
足音が聞こえる。
こういう時、主様はすぐ駆けつけてくれたなぁ。
俺が駆けつける側なのに…。
『んじゃ、行くか3人とも』
この声、聞いたことあるな。
「フェネス!フェネス!主様だ!」
「フェネスさん!フェネスさん!?」
意識が…もう…
「フェネス!」
その時、何かが唇に当たる感覚がした。
目を開けると、主様…桃也様が口付けをしていた。
「え!?んむ、ぁ…ちょ、んっ…」
官能小説であるようなキス。
執事の俺が絶対味わっちゃいけない、味わえないキス。
「フェネス!フェネス…!よかった…」
俺のことを抱きしめる主様。
「あ、ある…あるじさま…」
見てはいけない場面を見てしまったからか、顔を背けるハウレス。
よかった、みんなここにいるんだ。
「フェネス君、おはよう。とりあえず…2階のみんなは家に帰って休もうか」
『そしてその後俺の家であんなことやこんなこと』
「○ねばいいわ」
あの屋敷の平和な空間が、少しだけ蘇った気がした。
2階の執事を奪還してから数日後。
俺は久しぶりに桃也の家へと向かった。
「フェネス君、紅茶ですよ」
「ベリアンさん…ありがとうございます」
おお…【カプ名】だ。
可愛いベリアンがフェネスと一緒になることでさらに可愛くなってる。
『やっぱ俺の1階執事達が1番きゃわいい』
「は?アタシのルカスちゃんとミヤジちゃんが1番可愛いわよ!」
「それなら私の2階執事達が1番可愛いが? 」
第2回、誰の執事が1番可愛いか選手権が始まった。
『お前ら分かってないな〜俺の1階執事が1番きゃわいいんだって』
「変態」
『お前だって変態のくせに〜』
小学生のような言い合いをしているが、これが当たり前の情景だ。
「じゃあ前世の立場だったらで選ぶとするなら?…はい、せーの」
「「『全員』」」
だろうな。
正直どの執事も色んな魅力があって大好きたまらん!あんなことやこんなことしたーい!!!
「桃也、また桜雪が変なこと考えてるわ。もう○しなさい」
「もうやめてくれ。桜雪が可哀想だ」
という物騒な感じで終わった。
「ルカスさんと…主様!?まさか、こんな所に…」
「ほぼみんないるじゃん!」
「ですがラムリ。注意していきましょう」
「…そうだね、もう…騙されないようにしないと」