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帝国の皇女、推しの妹になりました
※チャット式の方では第3話までの物語はありません
14年前の5月23日今井音 が生まれた
その時はお父さんもお母さんも
みんな喜んでいた。
もちろん、おばあちゃんも、おじいちゃんも
でも私が2歳の時お父さんとお母さんは大喧嘩をした。
私のことで喧嘩をしていたらしい。
私の身体が弱いのにお父さんはあまり家に帰ってこなかった。
お母さんの束縛が酷かったからなんだって。
お父さんが家を出る前に教えてくれた。
今井音「お父さん…また会えるよね?」
お父さん「あぁ。今度2人きりで遊園地にでも行こう。たくさん遊ぼうな。」
今井音「うん…!絶対だよ?」
お父さん「あぁ。またね。音。」
それから12年経った今も1度も会っていない
今井音「うそつき」
私は毎日お母さんに
「失敗作」「出来損ない」「疫病神」
そう言われてきた
そんな母が
母「1週間ほどいなくなるからね。大人しくしてるのよ。あなたも、もう大きいでしょ」
今井音「わかったよ。お母さん」
そして家にいるのは私だけになった。
新聞が近くに置いてあった。
私は読んだことの無い新聞というものを見てみた。
人気アイドル 「イト」が初テレビ出演!?
今井音「何これ。イト……調べてみよ。」
今井音「これで出てくるかな?」
画面にはキラキラ輝くイトくんが映っていた
アイドルらしくない歌。
そしてアイドルらしくない衣装。
恋関係の歌を1度も歌ったことがないらしい
それに笑顔を一切見せないとか。
かっこよさ、可愛さを少しも考えていないような見た目。
私はそんな「イト」くんが好きになった。