テラーノベル
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利吉 「ッ…此処は…?」
目が覚めると森とは違う場所に居て、布団やら手当てがされていた。そしてその隣にはさっきの鷲や鷹の他にも鳥達がジィーっとこちらを見つめていた
黒華 「おっ気が付いた?」
利吉 「!」
すると先程の男が入って来た。…どうやら此処はこの人の家みたいだなっと理解した。しかし暗闇でよく見えてなかったが口元は顔布を着けていて見えないがかなり整った顔立ちだった
黒華 「気分はどう?気持ち悪いとかは?」
利吉 「嗚呼…大丈夫。それより此処は君の家かい?」
黒華 「まぁな。」
利吉 「こんな森の中にか…?」
黒華 「まぁ此処は元々普通の団子屋だったが…もう使われなくなったから俺が引き取ったんだ」
利吉 「成る程…所で君も”忍者”なのか?」
黒華 「……今は”抜け忍”だ」
利吉 「!抜け忍…!」
黒華 「安心しろ、一応認められてるから襲われる心配はない」
利吉 「そうか…所で何故私を助けた?」
黒華 「んー…深い意味はないが…”誰かを助けるのに理由なんてないかな”後、ほっとけなかったから」
…っと言った。理由もなくただほっとけなかったから助けただけ…その言葉に変わった奴だなっと思った。すると鳥達は私に近付いて来て、特に警戒せずただ見ていた
黒華 「嗚呼紹介するよ。こっちのカラスが影丸で、鷲の方が一郎、鷹のルイに…フクロウの風子だ」
利吉 「成る程…さっきはありがとう。お陰で助かったよ」
私が礼を言うと一郎とルイは言葉を理解してるのかピューッと鳴き”どういたしまして”っと言ってる様な感じがした。
黒華 「コイツらは俺が忍び時代から共にしてる優秀な”忍鳥”だ。今はこの森の見回りとかをしてるぞ」
利吉 「そうなのか…あっそう言えば自己紹介がまだだったな…私は山田利吉。フリーの忍者をしてる」
黒華 「利吉か…俺は夜空黒華。元忍者で今はこの”なんでも屋夜空”としてやってる」
利吉 「なんでも屋か…改めてよろしく黒華」
黒華 「こちらこそよろしくな利吉!」
利吉 「!嗚呼!」
その後は怪我が治るまでは彼の世話になり、代わりに密書まで届けてくれたり彼には色々としてくれたりと、数日後には怪我も落ち着いて、私は再び仕事に戻った。まぁそこからなんやかんやあってお互い休みの日には遊びに行く事が多くなり、今では親友関係になった。
利吉「っとまぁこんな感じでその後彼は忍術学園の用心棒になったって感じだね」
黒華 「おーい!利吉ー!!今日は近くの甘味屋に行く約束だろー?」
利吉 「!おっと呼ばれたので今回はこの辺で…それじゃあまた!」
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