どうもちょこっとぶりです作者です。
いやぁ、ようやく筆が進み始めまして、何とか短編1作だけかけましたね。
ヤバい家族の方ももうすぐ上げられそうです。
本当は今夜にあげようと思ってたんですけど、眠れないので今上げちゃいます。短めです。
では、どうぞ
あ、今回死ネタです。
zm→em【縛って躾て遺るは豁サ菴】
最初は純な恋心
正しい愛情を知らぬ、コドモの愛
「ぇえ、エミさん!あそぼーや!」
「ふふ…いいですよ。何しましょう?」
次は小さな嫉妬心
愛されたからこそ生まれる恐怖
「なぁ、エミさん。トントンとなな、何話してたん?」
「あぁ、次の会議の打ち合わせですよ」
「そ、そっか!」
そのまた次はどろりと溶けた独占欲
道から外れた先にある底なし沼
「なぁ、なんでシッマに膝枕してたん」
「?コネシマさん、結構酔ってはったから…」
「……」
「…あの、ゾムさん?」
(おかしいやん)
そのまた次は深過ぎる思い込み
己の感情しか解らぬ哀れなまでの一方通行
「っゾムさん!なにするんですか!?」
「ぇ、エーミールが悪いやろ?僕がいるんに他のヤツに色目使いやがって」
「何言って……っ!!」
「エミさんがちゃんと解ってくれるまで出さんから」
そのまた次は狂気と呼ぶべき征服欲
狂った歯車では長針のみが廻り続ける
「…ぃ”っ……う”…」
「なぁ、ほら、言えよ。『私はゾムさんのモノです』って。ほら、はよ認めろや、なぁっ!?」
「…がっ…ひゅ、けほッ……は………」
「く、苦しいんはお前ちゃうねんで?エミさんが何回も何回も何回も浮気するから、お、俺はしゃーなしでやっとんのや」
「お前がもう二度と俺以外と話さんし触らんし見ぃひんってちゃあんと約束してくれたらええだけやねん」
「やや、約束破ったら…殺すけどなァ?」
「………」
「聞いとるんか?なぁ?おい…なあっ!!?」
「う”っあ”ぁ…!!」
最後に有るのは空っぽのココロと何にも例え難いハリボテの多幸感
ただただ一方的な愛の先には1人のコドモと壊れたひとつの人形が遺るだけ
腕は折れ脚はもがれ歯車は抜け落ち
美しかった真珠の瞳は酷く濁り、ただただ虚空を見つめている
「嗚呼、やっと、やっとひとつになれるなァ、エミさん」
「お、俺も嬉しいで!ずっとずっと一緒に居よなぁ」
「山?星見に行きたいん?」
「ええなぁ!も、もう冬やもんなぁ。オリオン座見えるかな!!」
「じゃ、じゃあさ!俺ええとこ知ってんねん!海の近くに丘があってな?静かでええねん」
「せやな!はよ行こっか!」
『速報です』
『今日未明、海岸から数十km離れた沖合にて、成人男性2名の遺体が発見されました。』
『尚、内1名の遺体は酷く損傷しており、専門家によると死後付いた傷ではなく、生前に酷い暴行を受けていた可能性があるそうです。』
『まだ、身元の特定には至っていません。』
『警察は殺人及び死体遺棄事件と見て、捜査を続けています。』
はい、久々投稿でコレかよと思われた方、貴方は正常です。
何でしょうね、なんで死ネタってこんな書きやすいんでしょうか。
ちょっと今回のは中でも重めでしたかね?
色々感じ方はあると思うので是非感想等いただければ幸いです。
作者はこれから頑張って寝ます。
それでは、また次の作品で……
コメント
2件
これも……愛……ですよ。
え、めっっっっちゃワイの性癖にぶっささるやん