テラーノベル
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最初に書き忘れてましたが、三人はバンドを組んでいて、文化祭に向けて練習してます。
wkiサイド
涼ちゃんに衝撃的な事実を聞かされた次の日、元貴は普通に学校に来ていた。
友人としては嬉しいが、涼ちゃんのことを考えると上手に話せなかった。
ちょっと熱出ちゃって〜と話す元貴は怖いくらい普通だった。
俺の本能が何かがおかしいと叫んでいた。
放課後、部活終わりに教室を覗くと、元貴が1人で残っていた。
窓の方を何か思い詰めるように見ていたが、俺に気づいてにこっと笑った。
「部活?お疲れ様」
「うん、ありがと」
「ねえ、曲のデモができたから明日聞いてくれない?」
「わかった。」
しばらく2人で窓の外を眺めていたら、元貴が不意に何かを思い出したように、時間だ、と呟いて立ち上がった。
「もう、帰るね。また明日。」
この機会を逃したら、もう話せないかも。焦った俺は無意識のうちに元貴の袖を引っ張った。
元貴は驚いたように振り返って、戸惑いの表情をみせた。
「、どうしたの?」
「あのさ、聞きたいことがあって、」
今じゃないだろ、と頭の片隅に冷静な俺もいたが、止まれなかった。
「なんでさ、涼ちゃんのこと振ったの?」
元貴の目からすっと光がなくなる。
「、、、涼ちゃんに聞いたの?」
歌うときにしか聞いたことのない低い声で元貴が言った。
教室の温度が下がった気がして、俺は身震いした。
「、うん。涼ちゃん元気なくて、泣いてっ、!?」
思わず言葉に詰まった。
元貴が今までに見たことがないほど苦しそうに顔を歪ませ、涙を流していたから。
「も、もとき?」
「っ、ごめん。、、、涼ちゃんのこと、別に好きじゃなくなっちゃって、」
「、、、嘘じゃん。」
「わ、かい?」
「嘘じゃん!!」
気がついた時には叫んでいた。
「好きじゃないんだったらさ、なんでそんな苦しそうな顔をするんだよ!!おかしいだろ!!」
「、、、ごめん。」
元貴の謝罪の声ではっとした。
「俺も急に叫んでごめん。、でもさ、理由があるんだろ?」
「ないよ、理由なんて」
「じゃあ、なんで振ったんだよ?あんなに涼ちゃんのこと好きだったのに。納得いかない。」
「、、、若井には、関係ない」
「関係なくない。親友として2人を見捨てることなんてできない。」
「、そうゆうのいいから」
「、、、は?」
「関係ないから!!うざいんだよ!!変に同情してくんな!!俺のこと、なんにも知らないくせに!!!」
「っ、もときっ、」
聞いたことのない声量で、今度は元貴が叫んだ。
苦しそうに涙を流すその姿に、俺は何も言えなかった。
元貴はふいっと視線を逸らして、何も言わずに出て行った。
外から聞こえる蝉の声は、惨めな俺を笑っているかのようだった。
みぐり。です。
若井さん、大活躍?した?
その時のノリで書いてるから、先が思いつかない。どうしよう。
フィヨルドの余韻ひたひたの、みぐり。です。家から応援させてもらいました。
varietyやばかったですね。一生語りそうなのでこの辺にします。
最後までお付き合いありがとうございました。
コメント
1件
私も26フィヨリました😭りょつ目の前来てファンサしてくれて最高でした😭