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第10章すれ違う気持ち
その日の放課後。
あかねはボスキを待っていた。
「ボスキ、一緒に帰ろう?」
「悪い。今日は先に帰る」
「……え?」
「用事がある」
「そっか……」
あかねは少し寂しそうに笑った。
「じゃあ、また明日」
「……ああ」
ボスキはそのまま歩いていった。
けれど、数歩進んだところで立ち止まる。
振り返る。
あかねはまだ、その場に立っていた。
「……」
本当は一緒に帰りたかった。
でも、今日もあの男子と話していたのを見て、素直になれなかった。
「……俺、何やってんだ」
コメント
1件
第3話読みました……!「一緒に帰ろう」って誘われてるのに素直に応じられないボスキの心情、すごくわかります。あかねの寂しそうな笑顔が切なくて。最後の「俺、何やってんだ」って独り言に、彼のもどかしさが詰まってました。青春ってこういうすれ違いだよね。純粋なのに伝わらない感じがリアルで、胸がギュッとなりました🤍🥀