テラーノベル
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次の潜入先の情報を集める為に変装して目的の場所へ潜伏していた。
建物の内部構造を頭に叩き込みつつ管理室や重要な部屋の諸々を確認していく。
建物の最深部に足を踏み入れて、状況把握を行なっていた時不意をつかれて気絶させられた。
疲れもあって油断したのがいけなかった。
自分で言うのもなんだが、俺にしては珍しい凡ミス。
「(しま、った…ッ)」
多分スタンガンのようなものを押し当てられたのだろう。
首筋に走った電撃。
少し強かったのは耐性のある俺だからなのかもしれない。
「くそ、…ごめ、んッ…み、ん、な…」
刹那見えたのは、真っ赤で血のような色をした目が俺のことを見下ろしていただけだった。
意識が浮上し霞む視界の中、目に入ったのは特徴的な服装と仮面をつけた人物が立って俺を見下ろしていた。
「⁇……っ!!」
「(こいつ、道化師…っ⁈)」
あのメデューサ号の一件で死んだものとばかり思っていた。
なのにこいつは生きている。
どこまでもしぶとく、悪運の強い。
「おい、起きたのか?」
直で喋ったことがない俺から聞いても何故か不快になる声。
人を馬鹿にしてるくせにしなんとも思ってない、執着と無関心をないまぜにしたようなこっちを嫌な気持ちにさせる声だった。
「なんで、生きて…」
どれだけの犠牲を払ってもこいつは生きている。
「なんで?あいつらに復讐できないままじゃ死んでも死にきれねぇからなぁ?生憎、俺様は悪運が強いんだよ」
仮面下でくつくつと喉を鳴らして笑う男を睨み上げる。
「……俺に何の用だ」
「物分かりが良くていいな。だが、お前、というよりあいつら、の方が正しいな」
「は、…?」
特徴的な服を脱ぎ捨て、下から現れたのは俺が普段一般人として溶け込む時に着ている服と全く同じだった。
「最初はお前としてあいつらの仲をぐちゃぐちゃにしてやろうと思ったが、気が変わった」
道化師はそう言って仮面に手をかけてそれを外した。
「…はっ!?」
その下には、”俺”がいた。
「お前なんかの変装よりも俺様の方がすげぇんだよ」
頭上できつく縛り上げられている腕を押さえつけられ骨が軋む。
それを見てオモチャをなんとも思わず無邪気に壊す子供のように奴は俺の顔で楽しそうに笑っていた。
「い゛っ!」
「どうすればあいつらに吠え面かかせてやれるかずーーーっと考えてた。そしてふと思い出した、…お前がいるじゃねぇかってなぁ⁇」
髪を掴まれて顔を上げさせられた。
頭に顔を顰めていると俺の顔で道化師が笑う。
「そこであいつらを1番苦しめれる復讐方法を思いついたんだよ」
「ぁ…?」
俺に変装して、俺に何をするかだというのだ。
成り変わるつもりならばさっさと殺すだろう。
こいつは人を殺すことをなんとも思わない、躊躇いのないサイコパスだ。
「お前だよ、黒髪」
自分の顔が目の前にある。
ドッペルゲンガーのような感じがして気分が悪い。
「だから、なんで俺…」
「お前、裏で1人動いていることが多かったんだな」
みんなが安全に潜入する為に必要なことだ。
危険だろうが俺1人ならどうとでもなるし、対処だってできる。
「………あと随分と、あいつらと”仲がいい”みてぇだなぁ?」
一瞬何を言われてるのか分からずきょとんとしてしまった。
そしてすぐに何に対して言われているのかを理解して目を見開く。
「あいつらにとっても、お前にとってもいい復讐ができる方法を思いついたんだよ。俺様ってやっぱ天才だわ〜」
「な…に、を…ッ」
「まぁ、お前はとばっちりみたいなモンだけどな。恨むなら俺を散々コケにしたあいつらを恨むんだなぁ?」
要領を得ない、言いたいことをその場で言うだけの道化師は隠して持っていたナイフで俺の服を裂いた。
刃先が皮膚を掠めて、微かな痛みに唇を噛む。
「ッぐ…っ」
「あいつらの大事な大事なお仲間であるお前のことを壊せば、奴らの絶望した顔が見れる。はははっ!!ざまぁみろ!!」
俺の顔でドヤ顔する道化師。
見ていていい気分じゃないし、発言されてる内容も不快だ。
「あんた可哀想だな」
「………あ?」
「そんなことでしか必死になれないなんて可哀想だなって言ったんだよ」
「お前、俺様に説教たれる気か」
鮮血のような目が怒りに染まっていく。
こいつは沸点がだいぶ低いらしい。
「俺になんかしたところで、みんなになんの影響もない。好きなようにしたらいいさ」
こいつを調子に乗らせると厄介そうだけど、下手に下手に出過ぎるのも俺の身が危なくなる。
体は丈夫だ。
ちょっとのことじゃ壊れない。
「……じゃあ好きにさせてもらおうじゃねぇか」
俺を見下ろす俺というはたから見ればおかしな図に見えるだろうが、今は耐えるしかない。
どうせ、無理だとこいつの方から離れていくだろうと高を括っていたのが間違いだった。
「ほらよ」
「ゃ、やだ、ぁ、ひ、ぃやッ、だぁあ…ッ」
道化師はやめるどころかことを進めてきた。
「ひぁあッ⁈」
俺の弱い部分を的確に触ってきて愉しそうに笑っている。
そのせいで自分でしてるような錯覚に陥る。
「嫌々言いながら感じてるお前は変態だなぁ♡」
「ぁッ、んぅううっ!!」
「こんな玩具咥え込んで、あいつらに見してやりたいよ。お前らの咥え込んでるココは玩具なんかでも簡単に感じちまう変態な孔だってよ♡」
俺の声と俺の姿で高笑いする道化師は手元に持っていたスイッチを入れてきた。
「ひゃぁああぁッ⁈」
「おら、もっと深く挿れてやるからたくさん啼き叫べ♡」
ぐぽっと振動する無機質な物が奥にハメ込まれ腰が仰け反る。
自分のモノは根本を縛られ、ソコに細長い棒も突っ込まれて強制的にメスイキさせられた。
「つーか、あれか?お前こういうの初めてじゃねぇな?もしかしてひとり寂しい時こうやって慰めてたのかぁ⁇」
びくりと身体が強張ったのを見られ、三日月のように上がる道化師の口角に首を張った。
「ふぅん⁇よしよし♡じゃあお前のこと俺様が慰めてやるよ♡」
ぐちゅぐちゅと濡れた音を立てられながら玩具の振動が強くなる。
「んぁ゛あ゛あ〜〜〜ッッ!!!」
「あはははっ!どうよ、自分に犯される気分は♡?」
最悪だし、戸惑いが大きい。
なのに気持ちよくなってる自分もいて心底嫌になる。
ホントにひとりでシてるみたいで。
「困った顔してんなぁ?そういうのが相手を唆るっての分かってねぇんだろうな♡」
「ひ、ぃ゛ッ⁈」
「自分自身にこんなことされておっ勃ててど変態じゃねーか♡」
こんな愉しい顔をする自分を見たくなくて顔を逸らそうとした。
けど、顎を掴まれ俺の顔をした道化師を見るよう強要される。
「他人を攻める時のお前のカオはこんな感じなんだろうよ。はッ、でもお前は男のモン突っ込まれるだけのメス顔しかできねぇけどなぁあ♡⁇」
「ぃぁ゛あぁああッ!!」
知らない。
俺のこんな顔なんて分からない。
したこともない。
目の前にいる俺は、いつも見てるみんなみたいな俺を犯し尽くすカオと同じで。
「ゃ、や…っ」
ひとりでシてるときの擬似セックスをしてるみたいで。
「お…俺、こ、んな、顔、しなぃ…っ」
「本来はできんだよ。可哀想にな?男としての悦びを知ることなくオンナにされてよぉ⁇」
「ちが、違う…!」
俺自身に責め立てられる。
男のカオをした俺に、オンナにされた俺が。
道化師だと分かっているのに、他人だと分かっているのに。
自分に犯されてる。
「ぃや、だ…ッや、めて、ぇ…!」
「あ゛ーたまんねぇな♡⁇困惑して不思議でたまらないだろ?自分に犯されて気持ち悪いはずなのにお前は気持ちよくなってんだろ♡」
前と後ろに突っ込まれた玩具を一気に引き抜かれた。
我慢させられていた潮と精液を吹き出し、尚且つメスイキのような深い絶頂に堕とされる。
「ぁ゛ぁあぁあ゛あッ♡♡♡!!?」
間髪なくぴとっ、と当てられる熱。
「コレも本来は突っ込むことができんのにな♡?ココには玩具挿れられてメスみてぇにあんあん啼いて♡男として使いモンになんねーで可哀想♡♡!!」
「ぉ、ごっ♡♡!!?」
感じたことがないほどの熱量に身体が大きく仰け反った。
「ほらっ!他人抱く時のお前のカオきちんと見とけよ♡♡」
赤い目以外全部俺で、でも愉悦に歪むカオは自分と認識なんかしたくない。
「おら、よッ♡」
「あぉ゛〜〜ッッ♡♡♡!!」
ぐぷんっと音がして結腸に入られる。
俺のことを道具扱いするかのように揺さぶる道化師は俺の顔で目を細めて笑う。
「気持ちいいだろぉ♡⁇」
「へ、ッ…た、く、そぉ…っ♡!」
「なんだそれ♡精一杯の虚勢か♡⁇自分に犯されて気持ちよくなってるマゾメスって認めたくねーってか♡♡⁇」
「ちが、ぁあ…ッ♡♡」
縛られた腕。
キツすぎて手先は痺れて感覚がない。
「自分のドッペルゲンガーにあった人間は死ぬらしいな?じゃあ”男”のお前はここで死ぬなぁ♡♡」
愉しく笑う道化師に、俺は最奥を貫かれてメスイキした。
「〜〜゛♡゛~~〜、──゛ッ♡♡゛♡!!」
黒髪を掻き上げ、赤く歪む目が俺を見下ろす。
「あいつらに教えてやらねぇと♡自分に犯されて悦ぶド淫乱のド変態のマゾメストラゾーちゃんだってよ♡♡」
「〜゛♡ッ!!、♡゛〜ッ~!〜♡♡!!」
「ふはっ♡!!俺様にはそのカオできねぇわ笑笑」
大笑いされ、どこからか取り出した手鏡を見せられる。
「いゃ゛♡♡!!」
そこには道化師が言うように、困惑顔で完堕ちしてる俺のカオが映し出されていた。
「復讐の道具に最適だと思ったが……今日から俺様のペットにしてやるよトラゾーちゃん♡♡」
俺の声で道化師が囁く。
「メスのトラゾーちゃんはトラゾーに犯されてヨがり狂うオンナノコに生まれ変わるんだぜ♡やったなぁ♡♡」
ぐぽぐぽと結腸を抉られるように突かれて、下を突き出しながら顔が仰け反った。
「精液出す必要ねぇココはメスイキしかしたらダメだぞ♡♡潮吹きはさせてやってもいいけどな♡♡」
棒を手に取った道化師がまたソコへ棒を埋めてきた。
「へぁ゛あぁあああっっ♡♡!!」
棒を押さえつけ前立腺を潰された俺は潮をギチギチになってるソコからぷしゃっと音を立てて吹き出した。
「困り顔で潮吹きとかお前天才かよ♡♡」
くっと喉を鳴らした道化師が俺の足を更に大きく開いた。
「あ、ぁっ♡ら、めッ、らめぇぇえ゛〜〜ッ♡♡!!」
ぐっぽん♡とハメられた奥が痛くて気持ちよくて。
隙間から漏らしてしまった。
「おいおい♡!自分に犯されておもらしまですんのやべぇな笑♡♡」
俺が、俺の頬を撫でてくる。
今度は優しい顔をして。
鏡でしか自分の顔を見ないし、俺は3人に比べて暗躍する方が多いから客観的に自分の顔を見る機会がなかった。
「ぉ、れ…こん、な、かお、でき、んの…っ♡⁇」
それが不思議で面白くて頬を撫でてくる俺の手を握る。
石化したように固まる道化師が徐々に顔を歪ませる。
「…あいつらがお前のこと隠したがる理由が分かるわ」
「ふ、ぇ♡♡⁇」
「このカオは誰にもできねーわ笑笑♡」
「ぁ゛ひィ〜〜〜ッ♡♡!!」
ナカを突き上げられ、前も棒をくぽくぽと抜き差しされて気持ちよさにメスイキする。
「あ、れッ♡♡?」
自分にもっと犯されたい。
これじゃ、自分のこと大好きなナルシストみたいだ。
「トラゾーのことは俺様が1番分かるからな♡♡」
赤目を緩めた道化師…いや、トラゾーが俺を見てそう言った。
「自分のこと大好きなのいいじゃん♡俺様も自分のこと大好きだし、トラゾーちゃんと一緒♡♡」
「んぁあっ♡♡」
「それにある意味復讐成功じゃん♡ラッキ〜♡♡」
もう戻れない。
こんなこと知ってしまったら俺はもうみんなのとこには戻れない。
「ずっと俺様といような♡♡」
俺の声、こんな風にも出せたんだ。
「ん♡いるッ♡♡どーけしと、一緒にいるぅ♡♡」
「今度はちゃんと俺様の姿で犯してやるよ♡それともトラゾーちゃんはこの姿がいいかぁ♡♡⁇」
「や、だッ♡♡」
やっぱり恥ずかしいし困る。
自身に犯されるなんて。
「やだのカオしてねー笑笑♡♡」
一生出ることがなくなった部屋で自分に犯されながら、俺は自身のなにかを失った。
コメント
7件
リクエスト応えて下さりありがとうございます🥰自分でリクエストしたのにどうなるか分からかったんですが、めちゃくちゃキレイに書いてくれてありがとうございます🥹trさんの困惑してる感じとかが伝わってきて最高でした😭
道化師×トラゾーも良すぎ、待って、みた中で一番に好きだった、♡
道化師の口調がよく分からん…こんな感じだったっけか…? 意に沿った内容がおおいに逸れてる気もする… 文章書くの下手になったか…私…⁇