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#見ずらい
味噌汁のあまり
66
山田裕貴推し
355
まろん𓂃 𓈒𓏸🫧
213
夜。
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またソファ。
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今度は、最初から隣。
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でも距離は、今日も近い。
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「音」
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「はい」
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「好き」
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普通のテンションで言う。
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一瞬、止まる。
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「……え?」
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「今さら?」
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軽く笑う。
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でも、その手はちゃんと握っている。
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逃がさないみたいに。
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「知ってるでしょ」
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(知らない)
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でも言えない。
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言われるたびに、心臓がうるさくなるから。
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「……ずるいです」
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「何が」
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「全部です」
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少しだけ笑う。
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そして——
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「じゃあ一生ずるくする」
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さらっと言う。
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(ずるい)
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でも、その言葉は嫌じゃなかった。
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むしろ——
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少しだけ嬉しかった。
コメント
1件
こんばんは、みぅです🤍 今回のエピソード、すごく好きです。ソファで隣に座って、普通のテンションで「好き」って言える関係性がもう……ずるいですよね(褒めてる)。「一生ずるくする」ってさらっと言えるの、めちゃくちゃズルいし、でもその言葉が嫌じゃなくてむしろ嬉しいって気持ち、すごく伝わってきました。心臓がうるさくなる感覚、すごく共感しました。短いシーンなのに温度感がしっかりあって、読んでて温かい気持ちになりました。次の話も楽しみにしてますね🥀