Mrs. GREEN APPLEBL
W×M
・年齢操作
・R18描写あり
・攻受固定
・曲パロ
・本編伏字無し
W「」 M『』
W 18歳 M 12歳
Mtkside
「ほーら、置いてくよー?」
『待って、.ᐟ』
「はいはい笑」
蝉の声 溶けかけたアイス 流れる川の音
田舎だからこその環境だろう
この夏ほど切なくて大好きな夏はなかった
「元貴ー、ラムネいる?」
『欲しい〜』
「ん、買ってくるよ」
『ありがとお兄ちゃん』
「感謝しろよー?」
『はーいっ』
お兄ちゃんと言っても血は繋がっていない
小さな頃から一緒に遊んでいる
いわゆる近所のお兄さんって所だ
ぴとっ
『冷たっ!?』
『ほらよ〜っ笑』
『もぉ〜びっくりしたぁ、』
「大成功ってことでっ!」
『絶対仕返しするから.ᐟ』
「楽しみにしてるよ笑」
「あ、あけれる?」
『うん、大丈夫。ふんっ、.ᐟ』
「あははッびくともしてねぇじゃん笑」
『わ、笑わないでよ〜っ.ᐟ』
「ほら、よっと」
『ありがとっ』
「ういよー」
『ん、おいし』
「あっちぃー…」
お兄ちゃんが少しボタンを開けて前を緩める
筋肉質な体が少し見えた
『お兄ちゃん、また鍛えたの?』
「ん、わかる?」
『うん、かっこいい、.ᐟ』
「そう?ありがとね。」
「あ、そうだ。お昼素麺でいい?」
『うん!お兄ちゃん家?』
「そー、家近いしいいっしょ?」
『もちろんッ.ᐟ』
「あい、決まりね」
道を歩けば歩くほど暑さが増していく
「あっつ、」
『あついよぉ、』
「もーちょっとだから、頑張って、!」
『歩けない〜っ』
「元貴ぃ~。お前もう6年生だろ?」
「昔みたいにおんぶはしねぇよ。」
『ねぇお願いっ。ちょっとだけ.ᐟ』
「はぁーッ、しょうがねぇな、」
「ほらよ」
『わーいっ.ᐟありがとお兄ちゃん』
お兄ちゃんの背中の温度が体に伝わる
それが嫌だとは思わなかった
ゆさゆさと揺られながら2人しか居ない道を進む
少し行くとお兄ちゃんの家が見えた
「こっからは歩けるだろ?」
『はーい、』
「ほら行くよっ!」
『あ、待ってーっ.ᐟ』
走るとその距離は短くて
「ただいまーっ、って誰もいないけど 」
『お母さん、お仕事?』
「あーそうそう忙しいらしいよ。」
『大変だね、』
「あ、素麺」
「ちょっとまってて。そこ扇風機つけといてー」
『あーい』
「できたよー」
『美味しそ~っ.ᐟ』
「はい、手洗った?」
『洗ったッ』
「よし、じゃあ食べよっか」
『いただきまーす』
「いただきます 」
『んッ、美味しッ.ᐟ』
「こんな簡単なものでごめんな」
『んーん.ᐟめっちゃ美味しいよッ』
「ん、良かった」
『ねぇねぇ。お兄ちゃんの部屋行きたい』
「あー、片付けてくるからちょっとまってて」
『えー、お兄ちゃんそんなに部屋汚いの?』
「いや、汚くは無いんだけど…」
『じゃーいいじゃんッはいるよ~?』
「あ、ちょっと、!」
部屋の中は
そこら中にティッシュが転がっていて
独特な匂いに包まれていた
『…あっ』
それなりにそういうことは分かっていた
でもそれを目の前にすると何も分からなくなってきて
『ご、ごめんッ、』
「はぁーッ、」
『お、怒ってる?』
「怒ってねぇよ」
少しの間沈黙が続いた
「ねぇ、俺としてよ」
『…へッ、?!』
「お願い、」
「もう、ずっとずっと耐えてきたけど…もう無理ッ、」
その言葉の意味を理解した瞬間
変に頭がふわふわと熱くなって
『あ、ぇ、…』
「大丈夫、これっきりにするから」
『わ、わかった』
「ありがと…ッ❤︎」
この選択は
僕とお兄ちゃんを引き裂いた
最悪の選択だった
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