付き合い同居設定knnk
本人様とは関係ありません
ーーーーーー
お誘い
ーーーーーー
「眠くなっちゃったなぁ〜?」
「あーそうですかい」
「ベッドまで、運んで欲しいなぁ〜」
「はいはい仰せのままに」
何も動じない俺の彼氏のきんときは微笑みすら見せずにひょいと俺を担ぎ上げる。
今は酒を入れて数時間、まだギリギリ俺は思考を回せる状態だが、きんときは相変わらずのシラフである。
何を言ってもどれだけアピールしても、きんときは今まで一回も俺にそういった顔を見せたことはない。
獣のように襲って欲しい…なんていうのは妄言で、―実際のところきんときがそんな顔をしたら腰が抜けてしまうだろうから―それでも少しでも興味を持ってくれないと、俺にはそういう魅力がないのだろうかと不安になる。
「きんときぃ」
「なに?」
「一緒に寝ようよ」
「まだ片付けれてないんだけど」
「いーじゃん、俺より家事なの?」
「そうじゃないけど」
「…いいよ、一人で寝るから」
「……ごめんね」
大好きなその顔でへなりと微笑まれるとどうしても怒れない。
申し訳ないと書いてあるその顔に、こっちがむしろ申し訳なくなる。
きんときは尽くしてくれているのに、俺が文句ばっか言い立てて。
さっと言いたいことを言えたらいいのに、それができないから。
「…いいよ、俺が悪いから」
「ナカムは悪くないよ」
「…じゃあ応えてよ」
「…」
驚いた顔のきんときが口をはく、と動かす。
今まで隠してきた秘密を目の前に突きつけられた子供のようなその表情は、俺に期待をもたらすものだった。
「わかってるんでしょ、俺がどんな気持ちか」
「いや…それは」
「触ってよ、ねぇ」
「…ナカム、」
「大好きだよきんとき」
「…俺もだよ」
「なら嘘つかないでよ」
「嘘なんて」
「ついてるよ、俺のことそういう目で見れないなら別れてよ」
「っちが、そんなわけ…」
「じゃあなに?我慢してたってこと?俺がこんなに悩んで頑張ってたのに?」
「ナカムを、守りたくて」
目を合わせてくれないきんときは珍しい。
悪いことをしていた自覚があったのか、反省の色が見られる表情はどこかしょんぼりとしているが、今してほしいことは反省ではない。
ベッドの上からそばに立っているきんときに手を伸ばす。
「守られたいなんて言ってないよ」
「傷つけると思ったから…」
「大丈夫だよ、きんときが俺にそんなことするわけないじゃん」
「…どうかな」
「えっ」
伸ばしていた手を絡め取られそのままベッドへと縫いつけられる。
強い力で押さえられて抵抗もできず、覆いかぶさる形で自分の目の前にいるきんときの顔を見る。
甘い微笑みではない、余裕のない表情の彼は確実に俺という人間を喰らおうとしていて
その事実にひどく興奮して、小さく息が漏れる。
「本当に、いいの?」
「…いいよ、きんときなら」
「またそういう事言うんだ?」
ずっと我慢してたのに、とため息混じりに吐き出す彼は今まで見たことのないほど男らしく、そばにいるだけで腰が浮くほど期待してしまう。
「もういいの?」
「いいから…、はやく」
「…仰せのままに」
コメント
2件
ズッ友の絡みがめっちゃ尊すぎます〜、!こんな神作をありがとうございます😭