影山が泣き止んだ後及川は、影山を家まで送った。
影山「ありがとうございます」
及川「いいよ〜、飛雄ちゃん明日空いてる?」
影山「特に予定はないですけど」
及川「じゃあ、明日遊ぼ?」
影山「え、はい」
及川「10時にお迎えに行くから」
影山「はい、ではまたあした」
及川「うん」
影山は、律儀に及川が見えなくなるまで見送ったあと、お母さんと一緒に病院へ行った。
次の日、及川は影山と一緒にショッピングしに行った。
及川「楽しねー」
影山「はい、アイスありがとうございます」
及川「俺が食べたかっただけだから、ついでだよついで」
このショッピングモールは、スポーツから雑貨色んな店が揃っているので大人から学生色んな人がいるのでとても混む。
及川「迷子にならないでね」
影山「はい」
しばらくして、スポーツ店で及川がサポーターを買うと、知り合いの人にであった。
澤村「及川」
及川「サーむらくんジャーン」
及川「やっほ〜」
いつもどうりのテンションで及川は挨拶するが、影山は「ッス」と、挨拶したあと下を俯いた。
日向「影山ー!久しぶり!」
影山「え、う、うん」
どうやら、烏野バレー部で来ているらしい。
みんな、欲しい物があってみんなで買いに来たと澤村が説明すると、及川が納得したように頷きながら「なりほどねー」と、言った。
及川「じゃ、俺らも用事あるからバイバーイ」
影山「失礼します」
日向「影山一緒に回らねーのかー」
菅原「しょうがないべ、及川といるだろ?」
日向「はーい」
しばらくして、影山がずっと喋らないのを見兼ねた及川が影山に……
及川「飛雄?大丈夫?」
影山「お、俺、顔見られてませんよね」
及川「大丈夫だよ」
影山「よかった」
及川「飲み物買ってきてあげる」
及川「何がいい?」
影山「俺も行きます」
及川「座ってて、買ってきてあげるから」
及川「気づいてないだろうけど顔色悪いよ?」
影山「まじっすか、じゃあお願いいたします」
影山「水ください」
及川「おけー」
及川が影山の飲み物を聞いたあとすぐに走って近くの自販売機に行った。
どうやら、近くに自販売機がなかったらしく、電話で及川が探してくるから待っててとの電話をかけてきた。戻ってこればいいのにと、影山は思ったがせっかく買ってきてくれると言うから言い出せなかった。
影山「はぁ、何してよ」
と、退屈そうなため息をついて目を閉じた
モブおじ「き、君大丈夫かい?」
影山「え、あ、大丈夫です」
モブおじ「君、可愛いね」
影山「へ?」
影山が上を見ながら壁にもたれかかって目を閉じていたため、きずかないうちに前髪がハラハラ落ちてしまったのだろう。
モブおじ「おいで、痛くしないからね」
モブおじは、ԅ(//́Д/̀/ԅ)ハァハァ♡と、荒い息を吐きながら言っていた。
影山は知っているこの顔を隠してない時に何度も見たこの顔を。何度も見た、見たくない1番見たくない顔を。
影山「い、いや、来ないで」
影山「助けて、助けて、嫌だ助けて」
モブおじ「怖がんなくていいよー」
モブおじは腕を引き影山を人気のないとこに連れ出そうとした。
影山「いや、無理無理無理」
影山「助けて、及川さん」
呼んでも来てくれない、ちょうど及川は留守だ影山のために水を買ってきてくれている。
影山「誰でもいいから、助けて」
モブおじ「助けてって言わなくても大丈夫、優しい抱いてあげるよー」
影山「ヒッ…」
ショッピングモールで、沢山人がいるのに誰も助けてくれやしない…もう、こっちに見向きもしていない。
影山「なんで…」
モブおじ「ねぇねぇ、前髪上げてよ」
影山「い、いや」
モブおじ「逆らうの?いいの?めちゃくちゃにしてあげてもいいんだよ?」
影山「いや、」
「何しとるんじゃーーー!」
声が響いた。
もうそろそろで、トイレに着いてしまうところで聞いた事のある声が……
影山「助けて」
影山は泣きながら助けを求めた。
過呼吸気味にもなっていてとてもくるしそうだ。
及川「飛雄を離せ!」
モブおじ「君はこの子より綺麗じゃないからいらないよ」
及川「飛雄は俺のだからあげない!」
怒りが爆発しそうなのか、ものすごい力で影山の腕を握った
影山「い!いたい!いたいいたいいたい」
影山「掴まないで」
モブおじ「あーごめんごめん、大丈夫?」
そー言って、影山の顔をなぞった。
影山「ヒッ」
澤村「?及川?何やってんだ?」
及川「ちょうどいいところに!ちょっと手伝って!」
及川「飛雄助けないと!」
及川「クソ野郎!離せや!」
及川「くそ!とれない!」
影山の近くへよりクソ野郎の腕を外そうと試みるがダメだった。
澤村「みんな手伝うぞ」
みんな「はい!」
みんなが手伝ってようやく腕から手離れた。
及川「飛雄!大丈夫?」
影山「お、及川、さん」
影山「ハッ、ハッ、ハッ(過呼吸)」
菅原「大丈夫、影山、俺に合わせて息してご覧」←おかんかな?
影山「フー、ハ、ヒュー、ハー」
影山「あ、ありがとうございます」
菅原「よしよし、よく頑張ったな」
及川「クソ野郎がなにしてんの」
及川「飛雄を傷つけた罪は重いぞ?」
しばらくして……モブは言うまでもない……
及川「飛雄?大丈夫だよ」
影山「及川さんありがとうございます」
及川「とりあえず、前髪整えな?」
影山「もう、バレましたしこのままにします」
影山「ここのみんな、俺の顔を見たから」
及川「そうだね〜、」
影山「だから、もう隠さなくていいです」
及川「うん」
みんなが影山を中心にして話している。
日向「影山ー!無事でよかった!」
山口「一時はどうなるかと」
月島「良かったね……」
山口「ツッキーとデレ頂きました!」
月島「うるさい山口」
山口「ごぉめんツッキー!」
影山「ふ…(´▽`) ‘` ‘` ‘`」
及川「飛雄ちゃん!笑った〜!」
及川「可愛い〜」
澤村「及川近すぎだ」
菅原「そのままだとチューしちゃいそーだぞ〜」
( * ´ ³`)
影山「へ?( ᐙ )」
及川「飛雄だーいすき!」
Fin
影山の顔の話を終わります!
これが最終回です!
影山の顔がイケメンより美人だなーって思ったのがきっかけで作りました!
番外編も出そうと考えてるのでそちらもよろしくお願いします´ ³`)ノ♡
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