テラーノベル
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「仁人…」
「…どうしたの太智」
「ぎゅってして…」
「わかった。おいで」
俺は作業していた手を止め太智を受け止める。一緒に暮らし始めてからわかったことだが、太智はふとしたきっかけで寂しいという感情が溢れるらしく、こうやってたまに俺に抱きしめられに来る。
最初は吃驚したが、これも離れ離れになっていた期間の後遺症なんだろう。俺も太智を抱きしめていると心が落ち着くのを感じるから何も言わない。
「太智、身体冷えてる。また外にいたの?」
「うん、頭の中グルグルしてて…」
「そっか。でもちゃんと戻ってきたのはえらいね。落ち着いたらホットミルクでも飲もう。今日は俺も仕事しないし今日は太智専用の仁人くんですよ」
「俺の……仁ちゃんありがと」
それから30分ほど抱き着いたままポツポツと話をしていると、太智も落ち着いてきたらしく、俺の肩にうずめていた顔を上げた。その顔は暗く沈んではおらず、いつもの笑顔があった。
「元気出てきた!やっぱり仁人の体温が一番落ち着く~」
「なにそれ。他に比較対象いないでしょ」
「そうなんだけどさ。m!lkのメンバーにハグしたら柔は低すぎるし、舜太は熱くて、勇斗はなんか、なんだろ…ぬるい…?でも仁人はずっと安定!それに抱き着いた時の感触が最高。もちもちしてるし」
「人を赤ちゃんみたいに言うな。もう抱きしめてやんねえぞ」
「え!やだやだ!!仁ちゃん最高にカッコいい!!」
「ったく。ほらキッチン行くぞ。ホットミルク飲むんだろ」
「…!!うん!!」
そうして俺はコーヒー、太智はホットミルクはちみつ入りを飲み、同じベットで寄り添いあいながら眠りにつく。
太智がずっと幸せでいられるように、太陽のような笑顔が曇ることがないように祈りながら俺も瞳を閉じた。
コメント
2件
はぁ〜💕尊すぎます💕