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・似ている作品があったらごめんなさい
・春千夜が可哀想です
・いいね嬉しいです。(*´ω`*)
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\(九井のターン\)
九「すまん…春千夜」
九井は蘭とは違い、後悔していた。まさか、ここまでするとは思わなかったからだ。言い訳であるという事は九井も重々承知なので、何も言わずに春千夜を見遣る。
春「ぅ゛あ…ぁッ…?」
幻覚でも見ているのであろう…春千夜は怯えるような瞳を虚空に向ける。九井と三途は決して仲がいいというわけではなかったが、なんだかんだで幹部の中では一緒にいる時間が長かった。それ故に、親友とまではいかないものの、お互いに気を遣うことは多々ある。所謂腐れ縁という関係までにはあった。
春「ッッ…ぁ゛ー」
そろそろ正気に戻ってきている(ラリっているのに正気も狂気もあるのかは謎だが)。春千夜の目は確実に九井の手に握られている注射器を捉えていた。春「ッ…゛ッチ」九井相手にはさほど反抗的な態度を見せる事はなかった。ゆっくりと九井は三途に近づき、腕に注射針を刺した。
春「う゛ぉッーぁ…!!!!?ぐ…ぁ…゛ッッ!!」
叫び声にも似た呻き声は救ってくれるアテなどなく、無様にも反響するのみだった。
九「悪いな春千夜」
バツの悪そうな顔をして、立ち去った。
春「ここのぃ…」
裏切られたことにより、春千夜の心にはある程度ダメージを食らった。
<明石のターン>
明石「…マジかよ」
一言呟いた。
さほど泣かない春千夜が涙と涎の跡で顔が汚れている。流石に気の毒に思っている武臣は、ポケットからハンカチを取り出し、軽く拭いてやる。
春「ッ……ぁ?」
当の本人は借金を死ぬほど作ってきた兄で、尚且つ自分のことなど可愛がってもくれなかったが、武臣のその不器用な優しさを受け止める。
春「…ッチ…テメェなんか…タヒんじまえ」
悪態をつく春千夜。春千夜の呼吸が落ち着いた頃合いを見計らい、武臣は注射を手に取った。武臣は立ったまま、弟を見下ろした。
明石「………」
無言で見下ろすその瞳は12年前の眼差しよりも何処か優しげではあった。いくら可愛くなかったと言えど、兄弟だ。憎しみあっていても血の繋がりは変わらない。その朧げな血の繋がりは僅かな哀れみを武臣の心に灯したようだが、無意味だったようだ。
武臣は保身と弟を天秤にかけ、保身が勝ってしまった。
つまり、彼らにとって血の繋がりとはそれ程度ものである。それを表すかのように、春千夜は無言で睨み付け、武臣は容赦なく春千夜の注射痕だらけの腕に薬を入れた。
春「ぐァ…ッ…ふッぅウ…ぁあ゛ッーー!!??や゛ぇ……!たぁ゛ー…す…ッぅげ…て」
その悲痛な叫びも心を動かすことなどなかった。
春「そ…ぉ゛ぇ…でッも…ぁあ゛に…ぎぃかぁよッ…」
呟く声は足音に掻き消された。
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どうでしょうか?
頑張りましたよ。これでも。
いいね、また来ると嬉しくて投稿頻度が少し増えるかもしれません。
一いいねついたら、続き書き始めます。
また、どうか見てくださいね。