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注意喚起
🕶️×🍕×🕶️
🕶️×🍕有 最後逆転 イチャラブなし
🕶️が生意気・ハードプレイ・キャラ、設定崩壊etc…
ラウンド終わり、🕶️にカジノに突然招待された🍕の話。
導入が下手くそです。
ラウンドが終わり、ひと段落した所。
🍕は相当ラウンドでピザを振る舞ったので席に座り背伸びをしたり足を伸ばしたりして硬くなった関節をボキと和らげる。
ふぅ…と一息ついたとこで次の準備の為にピザを焼いて行こうと重い腰で席を立ち上がった。
「おい、🍕」
後ろで声が聞こえてきた。
振り向くとそこには瞳が見えない真っ暗なサングラスとまるで暗闇のように黒いスーツを身に纏った🕶️がいた。
苛ついているのか腕を組んで踵をムチを激しく打つようにトントン。とリズムよく打っている。
「ずーっとこの俺が話しかけてきてんのに…耳ん中killerにやられちったのか?」
「すみません。雑音だったのか全く聞いてませんでした。」
「おい」
🕶️の声が低く、鋭く、まるでチップをテーブルに叩きつけるような音で響いた。
🍕は肩をすくめ、面倒そうに振り返る。
まるで熱い焼きたてのピザに丁寧にパインでも置かれたようなイタリア人のような顔だ。
「あ、すみません。つい。余ったピザでもあげますから、そう怒らないでください。」
「ピザはもういい。腹一杯だ。」
「そう、ですか。」
軽口を叩く🍕に、🕶️はふっと笑う。けれど、それは目元の見えないサングラスの奥でどこか読めない笑みだった。
「……で、本題だ」
「まだあるんですか?」
「今夜、ウチ来い」
「……え?」
🍕は思わず聞き返した。
「ウチって、どこですか。」
「俺の家。カジノの上。VIPフロアのさらに上。天井の向こう。俺だけのスペース」
「なんで?僕まだピザの準備とかあるのに。」
「まぁまぁ。少し話したいことがあるんだよ。」
「ここで話せばよくないじゃないですか…?」
「まぁ、こんなとこで話すのはちょっと、な。似合わないからな。」
少し車を走らせた所にそのカジノはある。
🍕は煌びやかなフロアを通り抜けた。
周りは賭け事に夢中だったが、一部は🍕を見てその衣服に違和感を持つ客もいた。
エスカレーターの裏手にある小さなサービスドアを先程🕶️から手渡しされたカードキーで開けた。
薄暗い通路を抜けると、エレベーター。
上昇する静かな時間。背中で制服の汗が冷えていく。
「……帰ってきたらピザ焼かないとな…」
小さく独りごちると、チンという音がしてドアが開く。
誰もいない、静まり返ったフロア。
カジノの喧騒は一切届かない、別世界だった。
廊下の奥、ほんの少し開いている部屋の扉。
そこから、🕶️の低い声が聞こえた。
「開いてる。入れ。」
🍕はひとつ息を吐いて、ドアを押す。
部屋の中は、思っていたよりも落ち着いていた。
間接照明の灯りがやわらかく、床には深いグレイの絨毯。大きな窓の外には、街の夜景がじんわりと広がっている。
奥には小さなバーカウンターがポツリ。
まるで映画に出てくる“仕事ができる男の部屋”そのままだ。
その真ん中、ソファに座っている🕶️は、相変わらずコイントスをして暇を潰しているよう―だったが、何故かスーツのネクタイは外していて、第一ボタンも開いていた。
「結構雰囲気あるんですね。びっくりしました。想像以上で。」
🍕がそう呟くと、そこら辺のソファに座る。
「で、話って何ですか?」
🕶️は待ってましたと言わんばかりの顔をして、口を開ける。
「特に、何も?」
「……えっ、話ってのは…」
「冗談のうち。」
🕶️は笑いながら答える。
「そうなんですか。
じゃあ、帰りま」
🍕は無駄な時間と思いすぐさまにドアノブに手をかけた。
「待て。折角こんな豪華な部屋でゆっくり出来るなんて相当凄いことだぞ〜?
せめて、ゆっくりしていってから行ってくれないか?」
🕶️は額を汗をかきながら帰ろうとする🍕の腕を掴む。
「……」
🍕はドアノブの手を離して呆れたようにソファに座る。
🕶️はふぅ、一息ついた後カウンターへ向かう。
🕶️はグラスに琥珀色の液体を注ぎながら、ポツリと言った。
「にしても、暑いな……。冷房、効いてんのに」
🍕はソファで半眼になりながら、それを見ていた。
「🕶️の服が黒すぎるんじゃないですか?熱吸い込んでるんだと思います。」
「だったら脱ぐか」
「えっ、ちょ」
言った瞬間にはもう遅かった。
🕶️は胸元のボタンを、ひとつ外し、またひとつ。
ゆっくりと指を滑らせて、第三ボタンまで開けた頃には、鎖骨のラインがはっきり見えていた。
🍕の視線が、一瞬だけそこに吸い寄せられる。
けれどすぐに逸らす。わざとらしいくらいに。
「なぁ、今見てたろ。」
🕶️はたった今目線を逸らした🍕に近づく。
距離、20センチ。
近すぎるわけじゃない。でも、なんか“嫌に近い”。
🍕は少しだけ身体を引いた。
でも、何も言えなかった。
🕶️はボタンの開いた胸元を気にするでもなく、脚を組み替えて、無邪気な声で続けた。
「俺のこと、今そういう目で見たよな。」
「……いや」
「あるでしょ。今、見てたじゃん」
「見て…ないです。暑苦しいから開けてると思っただけですし、それだけだとそんな根拠ないです。目線吸い寄せられただけです…」
「へぇ。」
🕶️はわざとらしくニヤける。
「……。」
🍕は少しだけ、🕶️の空気につられたのか口元がニヤけた。
🕶️はその顔を、近くでじっと見つめる。
「……かーわい、女みてぇ」
「……近い」
🍕は少しだけ🕶️と距離を空ける。
「逃げんなよ」
「逃げてないです…逃げる意味がない…ので、」
「じゃあ、そのままでいいんだな。」
少しだけ、🕶️の帽子の鍔が🍕の頭に届く距離まで近づいた。
部屋は静かだった。
外の夜景が、ガラス越しにふたりをぼんやり照らしていた。
それから指先が触れる距離にまで近づかれて数十秒経つと、突然🕶️が体重をかけてもたれかかってきた。
「うわっ」
突然の衝撃で目を瞑ってしまった。
眠ってしまったのか?そう思って目を開けた。
🍕は🕶️にいつのまにか押し倒されていた。
「やーっとお前を騙せたよ。」
完全に獲物を捕える目をしていたのだろう。
だがその目はサングラスに隠れて見えない。
しかし押し倒されたことには🍕はそれに青ざめる訳でもなく抵抗する訳でもなく、不満げな顔だった。
「なんだ?🍕。やけに不満そうで。はっ、もしかして嫌いな奴に犯されるのがやっぱ嫌なのか。知ってる知ってる。でも、俺はそういうのに興奮するタイ
「そういうことじゃないです。」
「あー、違う。つまり俺とはヤリたいけどって
「だから、そういうことじゃないんです。
僕はこっち側じゃないんです。」
🍕は見切れない速度で片手でパシッと🕶️の両手を握る。
「はっ?ちょっと、🍕」
力を入れようとしても、ビクともしない。
それより手が鬱血しそうで、まるでケチャップのように赤く腫れ上がる。
🕶️は抵抗する間も無く簡単に押し倒された。
つづく