テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
車の中。
みんなで移動している途中、青は窓の外を見ながら静かにしていた。
赤「青ちゃん?なんか今日静かじゃない?」
青「……大丈夫。ちょっと疲れてるだけ」
そう答えたけれど、少しずつ青の様子が変わっていく。
青「……っ、あれ……息が……」
橙「青ちゃん?」
青は胸元に手を当て、うまく呼吸ができないように俯いた。
青「ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…」
黄「青ちゃん、大丈夫!?無理に話さなくていいよ!」
青「かひゅっ……けほ……」
紫「大丈夫、大丈夫。俺たちいるから」
桃「青、ゆっくりでいいよ。焦らなくていいからね」
青は涙目になりながら頷こうとするけれど、苦しさでうまく返事ができない。
そのあと、青は体調の悪さから吐いてしまった。
青「……ごめん……」
赤「謝らなくていいよ、青ちゃん」
黄「しんどい時は誰だってあるよ」
橙「ずっと頑張ってたんやろ?今は休む時間やで」
紫「青ちゃん、ひとりで抱えなくていいから」
みんなの声を聞きながら、少しずつ青の呼吸は落ち着いていく。
青「……みんな、ありがとう」
桃「元気になったらまた笑おうね」
青は小さく頷いて、安心したように目を閉じた。
車の中には、青を心配する優しい声がずっと響いていた。
コメント
1件
第2話、読みました。青ちゃんが急に体調を崩すシーン、すごくリアルで胸がぎゅっとなりました。みんなが一斉に優しく声をかけ合う空気が温かくて、「しんどい時は誰だってあるよ」という橙さんの言葉が特に沁みましたね。青ちゃんが「ごめん」と謝るところ、余計に切なくなる一方で、仲間に支えられて少しずつ落ち着いていく流れにほっとしました。それぞれのキャラの優しさが伝わる素敵なエピソードでした。
14
137