” 彦星 と 織姫 は
年 に 1 度 し か 出 逢 え な い ”
そ ん な 事 を 何 処 か で 見 た 気 が す る
「今日は七夕かあ 。」
何回目かの七夕 .
勿論 , 中3なので
七夕に対して熱意はないけれど
いつも思い浮かぶのは
ただただ光り続ける星だった
『ねぇ . キミ 。』
「あ っ … え 、」
背後から未だ聞きなれない声が
聞こえてきて、振り向く
『七夕 . 何をお願いするか決めたの?』
「あ …。」
初対面…でもなんでもないけど
鼓動がどんどん加速していくのが分かった
「まだ、決まってなくて」
『そっか .』
「えっと … 天部さん.だっけ」
『ベガでいいよ』
「ベガ?」
『そう . 天”部 華”凪』
「あ あ 、 …それでベガ…か」
「ベガさんは…」
『さん付けしなくていいよ.同級生だし』
『後敬語も外して 。』
「注文が多いなぁ。」
「ベガはなんで話しかけてくれたの?」
『なんかいっつも1人で可哀想だったし』
『折角だから暇つぶし相手になって貰おうかなって』
「暇つぶし?」
『うん . 校舎案内してくれたお礼も兼ねて』
「…お礼なんてそんな…。」
「僕は学級委員だから任されただけであって」
『じゃあ、決まりね』
ふ ふ ん 、と人差し指を立てて
僕の言葉を無視した上に 勝手に決定された
『じゃあ、日曜日の昼に早速…』
「ベガはほんとに自由人だなぁ、笑笑」
苦笑の表情を表すと
ベガは『そーでしょ』なんて得意げに胸を張る
どうやら彼女はとにかく自由人なのは
自覚しているらしく
〝今更我慢するのもねー〟なんて言っていた。
「でもベガは女の子に囲まれてたでしょ」
「女友達はいなくもないんじゃ?」
『それはそうだけど』
『キミのがこの街のこと知ってそうだから』
「絶対見た目で判断したでしょ」
『バレた?.なんかメガネかけてる子って』
『頭いい上に物知りそうなイメージだからさ』
「あと…僕の名前は」
「葛原彦人っていうんだよ」
『しってるよ』
「え?なんで?」
『だって先生が〝葛原〟って呼んでたのと』
『下の名前気になったけど 敢えて本人に聞かずに』
〝他の子から聞き出したからね〟
意地悪な笑みを彼女は貼り付けて淡々と述べた
「なんか意地悪されてる気分になるね、それ」
『そんなことないでしょ』
「本人である僕に聞き出したほうが早かったでしょ」
『んー、ずっと外見てたから』
『邪魔しちゃ悪いかと思って』
「あぁ、変な気遣いされてたか」
『失礼すぎでしょ笑』
これを機に今年の七夕は仕方なく
短冊に願い事を書いた _ ,
〝 。〟
♯ 1 浮世遊星
コメント
5件
ベガ大好き愛してる
なんかこういう名前だから 切り取って「ベガ」にするの天才すぎん??ベガってなんか星の名前にあったような無かったような。 あの会話の間のなんかナレーションみたいのも上手くて好き ♡( ᵕωᵕ♡ )
お礼も兼ねてという割には結構図々しいというか注文多いのしっかりとした我を感じて𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______