テラーノベル
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11 × 12
俺が必要
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いっつも11にお世話される12
少しでも手伝おうと努力するが、空回り。
泣いちゃった12を11が慰めるまでの話。
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逆もいいなと思いましたがこっちの方がしっくり来ました。私は好きです。
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リビングでのまったり時間。
11 「ちょっとどこ行くの」
12 「んー?水取りに行くだけだよ」
11 「座ってて」
自分の前にあるローテーブルに置かれた、コップに入った冷えた水。
11 「一気に飲んじゃよくないからね」
12 「はーい」
シューはいつも俺のお世話をしている。
ありがたいと言えばありがたいけれど、シューばっかりに負担がかかってあまりいい気がしないのだ。
手伝うよ、自分でやるよって言っても、
「マサは座ってて」「いいの、俺がやる」
こういうことしか言わない。
今日の朝はバタバタしていて、朝ごはんのお皿がシンクにあるままだ。
シューは仕事で俺は休み。
せっかくなら俺が洗ってやろうじゃないか。
そう意気込んで洗い物を始めたはいいものの、
あれ、これどこに置くの。
待って布巾ないじゃん。
服も机も床もびしゃびしゃだ。
しまいには、洗剤で手が滑ってお皿を落としてしまった。
幸い、シンクの中だったが、ひびが入っていた。それも、シューが大切に使ってきたであろう、俺のブラウンのお皿とお揃いのチャコールのお皿。
12 「え、嘘」
信じられなかった。信じたくなかった。
何もかもそのままに、その場で泣きじゃくった。
がちゃ、と音がする。
シューが帰ってきた。
こんな情けない姿を見せるまいと、立とうとしたのに、身体が言うことを聞かない。
リビングに続く扉が開くと、シューがぽかんとした顔で辺りを見渡す。
ばっちりと目が合った。
11 「マサ!?」
12 「しゅー…っ」
11 「えちょ、泣いてんの?」
「待って、びしゃばしゃじゃん。何してたの」
12 「シュー…ごめん、なさい」
11 「え?」
やだ。こんなの違う。
俺が想像してたのと全然ちがう。
11 「大丈夫。マサ大丈夫だから」
「何が起きたのか教えて」
12 「お皿、割ったの」
11 「っ…怪我はない!?」
12 「俺は平気 。でもシューのお皿…」
11 「俺の皿なんていいって」
12 「でもお揃いだもんっ…」
11 「また今度一緒に買いに行こ?」
「…それより、ここ切ってんじゃん!ちょっと待って!」
救急箱を持ってきて優しく絆創膏を貼ってくれた。
11 「ちゅ…これで大丈夫」
絆創膏の上から口付けをしてくれた。
12 「ふふ、魔法だ」
11 「うん、マサは笑った方が断然いい!」
「後は俺がやるから座っててね」
でもシュー帰ってきたばかりだし、疲れているはず。
ほんとは帰ってきたら皿洗いが終わってる状態にしたかったのに。
ていうか、シューが俺を頼らないのは、こうやって迷惑かけちゃうから?二度手間だから?やっぱりシューは1人で生活する方が楽なんじゃない?
もうどうすればいいか分かんない!
12 「うぁぁあん!」
11 「えぇ!?」
あーあ、また迷惑かけてる。
12 「めいわくかけてっ、ごめん…」
「俺、たよりなくて、いつもシューにめいわくかけてる…」
「シューはなんで俺と一緒にくらしてるの?1人のが楽だよ?」
11 「マサ」
12 「んっ…ひぅっ…」
優しく抱きしめられた。シューの温もりを感じて余計に涙が止まらない。
11 「俺がマサと暮らしてるのは大好きだからに決まってる」
「迷惑だなんて思ってないし、迷惑かけあって、助け合うのことができるから一緒にいる」
「俺はやりたいことをしてるだけだし、マサがちゃんと言ってくれれば一緒に手伝う」
「水とか物取るのは全部俺がやる。やりたいから」
12 「ふふ、ジャイアン?」
11 「うるさっ 笑 。」
「皿洗いとか料理とか、言ってくれれば一緒にやるからね。マサが怪我しないのが1番だし」
12 「うん、ありがとう。俺、愛されてるんだね」
11 「やっと自覚したのぉ!?」
12 「はぁぁ、やっぱり好きだなぁ」
11 「俺がだよね?」
12 「もちろん」
軽く口付けを交わす。
12 「大好き」
11 「俺は愛してる」
12 「ずるい」
11 「いいでしょ」
「…皿洗い一緒にやる?」
12 「うん!」
今度こそ、シューと一緒にやれば、失敗しない。
大好き!
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チャーはんってこれ系しか浮かばない。
ほのぼのですねぇ。
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