「 大丈夫…? 」
そう言って、 傘を差し出してくれた 君 。
君は 俺の ……… 。
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数年後……
大「 ねぇ、若井!早く行くよ ! 」
若「 ん、あぁ…、わかった 。 」
大「 早く準備、終わしてよ ー! 」
若「 はーーいっ 」
俺は 『 若井滉斗 』 、 高校生 。
もうすぐ 卒業 … 。
今は 、幼馴染の 『 大森元貴 』とスタジオ巡り中 。
なんでかって、 新しく バンドを組むから だよ 。
大「 若井〜、準備出来たー? 」
若「 ぁ、まだ 。 」
大「 遅すぎでしょッ、早くしてッ! 」
若「 ぁ、ハイ 」
こんなに怒ってるのが、 元貴。 俺らの出会いは… 凄かったんだけどさ … 笑 、
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数年前……
俺が 、 家出してて… まぁ、家庭の事情ってやつ… 。
毎日俺は、 公園に行くんだ 。
家だったら、 つまんなくて …笑
その日は 思いもしない 大雨で すっごいずぶ濡れだったのを 今でも 思い出すよ…
勿論 、夜中だし … 誰も居ない。 ましてや 公園なんて 通る訳ないし。
俺、本気で ヤバいって 状況だったわけ 。
そん時に 、
「 大丈夫…? 」
って、 優しくて、 でもどこか 寂しげな声が聞こえたんだよね 。
俺は、 顔を上げて、その子(元貴)を 見たんだ。
女の子みたいな 唇してて… 、 めっちゃ可愛かった …… じゃなくてっ、
すっごい 困ってた 。 困り眉で めっちゃ視線合わせようと しないんだよね 。
多分、 俺の事 嫌ってたから だと思うんだけど … 、
俺… 初めて 、男の人に 可愛いって 思ったよ … びっくりしちゃった 。
しかも、 それが 幼馴染 っていうね 。
俺、 あ、 元貴だって 、 言いそうになったんだけど … 同じクラスだから … 、
でも、 元貴が 、
「 何も言わないで 」
って、言うもんだから 、 黙った 。
なんで、 あん時 、そんな事言ったんだろって 少し疑問に思ってる 。
俺の心でも 見透かしたみたいな …… 、 そんな感じが して 、 元貴って 凄いな って 感心しちゃって …… 、
なんか … その時の 元貴、 すっごい 俺の顔見ながら
睨んでる…? みたいな感じだった 、
俺の事嫌いすぎないって …… 、
ちょっと 傷ついた … 。
でも、 興味の方が 湧いたよね 。
この子と 、 バンドやってみたいって 、
この子が 休んでる理由俺 知ってたから 、
いつか、 バンドやりたいなって、ずっと思ってたんだけど、
もっと、 その子と やってみたい って 思いが沸いちゃった 。
だから、 今 … 。
この子と 、スタジオ 、 俺らの初のスタジ オ見つけてるんだ 。
to be continue … 。
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好きすぎます!