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カナエ.? 「葛葉」
葛葉 「え?」
今、サーシャじゃなくて、葛葉って言ったか?
振り返った先に立っている男はさっきまでのカナエと同じ格好をしているが……。
もしかして、叶……?
叶.? 「葛葉、久しぶりだね」
叶なのか……?
正直、目の前の人間が本当に叶なのか確信が持てない。
俺がこんなに困惑して理解が追いついてないと言うのに、あいつは薄い笑みを浮かべたまま話を続ける。
叶.? 「僕さ、もう疲れちゃったんだよね」
葛葉 「どうした……? かな━━━」
叶.? 「お前と一緒にいるの」
食い気味に発されたそれを、俺の身体は拒絶した。
言葉が出ない。喉が締め付けられて、焼けるように痛む。
葛葉 「はぁ? なんでそんな、急に……」
細くしまった喉からやっとの思いで出てきた声は、心なしか震えていた。
ひどく動揺しきった俺を眺めながら、こいつは顔色ひとつ変えずに話し続ける。
いつもの笑顔のはずなのに、薄気味悪い。
目が笑っていないのだ。
叶.? 「急にじゃないよ? ずぅっと思ってた」
違う、違う。
叶はこんなこと、言わない。
ちがう、ちがう、ちがう。
でもそれを口に出そうとすると息が詰まる。
叶.? 「ねぇ、さっきからずっと黙ってるけど、もしかして僕は叶じゃないって思ってる?」
怖い。
葛葉 「なんで……っ」
叶.? 「わかるよ、何年お前と一緒にやってきたと思ってるの」
こんなの叶なんかじゃ━━━
叶.? 「━━━それってさ、僕がお前に言っていることを、お前が受け止めたくないからだけじゃないの?」
……図星だった。
何も反論できずに、ただ口をつぐむ。
叶.? 「…………はぁ、もういいでしょ」
何やらよくわからないことを言っている。
叶.? 「じゃあ、ばいばい、葛葉」
葛葉 「っ、まっ……!」
叶.? 「さよなら」
俺が手を伸ばした先にいたあいつの目は、ひどく冷たかったのを覚えている。
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koha.
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ガパオライス
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コメント
1件
うわっ…6話、めっちゃ重い展開きたな。葛葉の戸惑いとか拒絶感がひしひしと伝わってきて、読んでるこっちまで息苦しくなったよ。特に「目が笑っていない」って描写と、「ばいばい」からの「さよなら」の使い分けが刺さる。叶が急に冷たくなる理由が気になりすぎる…続きが待ちきれないわ😭