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「ゴーゴリSide,Ⅱ」
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日記を書くことがいつのまにか日課となったある日。
ドスくんとシグマくんの友人である太宰治と図書室で出会った
「あれ…あの本何処にあったかな?ドスくん気に入ると思ったんだけど…」
「お探しものは此れですか?ゴーゴリさん」
振り向くと日記で嫉妬の言葉で綴っている相手だった。
一体なんで此奴が?何の用があるの?
と、親切にしてもらったにも関わらず嫌味の言葉を思考してしまった。何してんだろ
「あ、其れ!有難う!!」
と、表だけの感謝と言う名の綺麗事を並べる。
「其れにしてもどうして私の名前を?」
と素朴な疑問を投げかけた。そうすると、
「あゝ、其れは君の事をフョードルがよく会話に挙げていたからだよ。君は面白い人だと聞いているよ。」
と応えてくれた。へぇ、そうなんだ。ていうかドスくん私の事話してくれたの…?嬉しすぎて口角吊り上がりそうなんだけど。否、口角吊り上げてる場合じゃない。と、思わずニヤつきそうになる感情を堪え、
「其れで私の名前知ってたんだね〜」
と他愛もなく返答した。
「ちなみにどうして君が此処に?失礼ながら図書室に来そうな人だとは思えないんだけど」
と疑問を投げかけてきた。だから素直に
「ドスくんの気に入りそうな本見つけて、借りようと思って。だから図書室に来たんだー!」
と返答した。そうすると、
「ふーん?そうなんだね。まぁ、とりあえず見つかってよかったね」
と言い、そのまま背を向けて図書室を去った。
何処となく太宰に苛立ってしまった。なんでかは知らない
太宰に苛立ちつつ、ドスくんに見せる本を借り、ドスくんの元へ向かった。
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少し経ってから 下校中、なんとなく誰かに付けられてる気がした。ストーカー…?
怖くなって後ろを振り向いた。誰も居ない。
気の所為…なのかな?
次の日、不安になって シグマくんに聞くと、
「其れは大丈夫なのか…?今日から一緒に帰るか?家まで送るぞ」
と言ってくれたので一緒に帰ることにした。
ドスくんにも聞いたけど気の所為だと言われてしまったので、一緒に帰りたいとは言い出せず、シグマくんに頼ったのだった。
でも、一緒に帰ってもなんとなく付けられてる気がするなんてシグマくんには言えなかった。気の所為と言うことにしておいたのだ。
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日記だけじゃ足りないからドスくんには悪いけど机の中に盗撮カメラを設置した。勿論凄く小さい物。
だからバレることはなかった。
ドスくんが帰ると同時に私は机の中の盗撮カメラを回収しては写真を見漁ると言う何とも悪趣味なことをしていた。
まぁでも誰に見せるわけでもないから別に良いよね?
壁に貼ろうとも考えた。でも、親に見られるわけにはいかなかったから机に閉まった。勿論鍵を掛けてね。
写真を見ながらふと、何時か私から告白しようかな?告白したらどんな反応するかな?と考えた。でも、これは同性愛だからもし、受け入れてくれなかったらどうしよう。と言う不安も抱えて考えていた。
この恋は実ってくれるだろうか?同性愛なんて気持ち悪いって思われて御仕舞なのだろうか…
と言う不安に唐突に駆られ、暫くは何もしていなかった。
本気で不安だったのだ。こういう時、どうしたらいいんだろう?シグマくんに聞いてみようかな。
と考え、その日は寝た。
次の日シグマくんに聞いた。
「シグマくん〜あのね、私好きな人がいるって言っただろう?」
「言っていたな。其れがどうかしたのか?」
「其の好きな人、実は同性で…同性愛好者って矢っ張り変…なのかな?告白しようか迷ってて…」
「…否、変じゃないぞ。私も好きな人がいて、その人同性だから。同性愛好者が変なんてことはない!」
と力強く断言してくれた。心底嬉しかった。変じゃないってことを証明してくれた。
「そうかな…?ありがとうシグマくん!お陰で自信が持てたよ!」
と心のままに伝えた。其れと、シグマくんも同じ同性愛好者であることを知ったから
「シグマくんも好きな人いるの?誰ー? 」
なんて余計な事を口走ってしまった。
「そ、其れは…」
と目を逸らしながら言うので、慌てて
「あっ御免ね!!言いたくなかったらいわなくて…」
言わなくてもいいんだよと言おうとした瞬間、いきなり手を握って、
「ゴ、ゴーゴリのことが好きだ!」
と告白された。告…白!?
私は慌てて上手く声が出なかった。
「えっわ、私!? 」
と何とも情けない声が変わりに出てしまった。
情けないのもあるが、其れ以上にYESと言えないことに申し訳なさを深く感じた。
ずっと手を握ったままのシグマくん。どうするのが正解なんだろう…
「す、すまない。ゴーゴリに好きな人がいるのに…勝手に告白してしまって…」
否、違う。シグマくんは謝らなくていい。謝りたいのは此方の方だ。
「其れは別に大丈夫…だけど、御免ね。付き合えないんだ…」
と言った。変に誤魔化すよりマシだと思った。
「そうだよな。否、私は大丈夫だ。ゴーゴリにも好きな人がいるんだろう?だったら私はゴーゴリを優先する。ゴーゴリの恋が実るよう、私が友人として全力でサポートするし、相談にも乗る。だから… 」
とそこまで言うと、シグマくんの瞳から涙が零れ落ちていた。
「シグマくん…御免。御免ね…」
と、抱き締めてあげる他なかった。シグマくんには悪いことをした。そんなの私にだって分かっていた。
だから、此方まで泣いてしまった。
ひとしきりお互い泣いた。泣きじゃくったその後、私は
「シグマくん。支えてくれるのはとても嬉しいよ。でも、無理はしないでほしい。だって大切な親友だもん!」
と言い切った。
「親友…そうか親友か…」
とシグマくんは笑みを零した。なんだかとても安心した。
「うん!親友だよ!友人超えてね!」
「其れはとても嬉しいな。ゴーゴリと友達…否、親友みなれたことを心から嬉しく思う。だから、ゴーゴリの恋を応援させてくれ。」
「勿論だよ!寧ろ嬉しい!シグマくん、離れても私達はずっっっっと親友だよ!!」
と、言いお互い笑いに笑い合ったのだった。
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下校する前、私はドスくんに、
「ドスくん!今日一緒に帰らない?」
と聞いた。そうするとドスくんは
「…良いですよ。」
と言ってくれた。よかったと安心した。
私はあの後、今日、ドスくんに告白することを決めた。
そのことを勿論シグマくんにも話した。
「分かった。応援してるぞ」と言ってくれた。
だから帰りがけに告白をするのだ。
「では、一緒に帰りましょうか。」
と言って、学校を出た。
「そういえば、何時も一緒に帰っておられるシグマさんはどうされたのですか?」
「今日、シグマくんは用事で早く帰るみたいで一緒に帰る人がいなかったんだ〜」
と言った。嘘だけどね。
「そうですか」
と返答した。そして私は思い切り、
「ドスくん!あの、その…私!ドスくんのことが好き…!!つ、付き合ってください!!」と言った。
「…良いですよ。僕も貴方の事好きなので。」
と言ってくれた。って好き…だったの!?
驚く事実に私がまごついてると、ドスくんはくすくすと微笑んで、耳元で
「僕たち、両思いですね。」
と囁いた。耳元が、と言うか、顔が真っ赤になるのを感じた。
「付き合ったら一つ、したいことがあるんです。」
と言って、ドスくんの家へ行った。なんで!?
「今日は親もいないので…ね?」
と笑顔で言って腕を引っ張られた。
「眼球交換と言うものを知っていますか?」
…ん?
「聞いたことはあるけど…?」
「眼球交換には、指輪の変わり、2人で1つと言う意味合いがあります。素敵でしょう?」
そう言って妖しく微笑 むドスくんはとても妖艶だった。
そんなドスくんに魅了されたからか
「じゃあ、眼球交換しよっか」
と返答した。嫌じゃなかった。本当だ。
「いいんですか?本当に」
と悪戯めいて言うから
「いいんだよ。別に。愛を誓えるならなんだって」
とちょっと強引に手を握った。
「…分かりました。じゃあ交換、しましょうか」
と言ってお互いの目を取り、交換をした。まるで宝石の指輪を指に嵌めるように。
「ちょっと痛かったなぁ〜」
「確かに、そうですね。でも、いいんです。貴方と愛が誓えましたから。」
「其れもそうだね 」
と話してから、お互い笑った。
私は右目を、ドスくんは左目を交換した
右目は疾うの昔に失明していたので、その事も話して交換した。
これはきっとお互いが愛し合ってる証拠。形は違えど、恋人も同然。背中押してくれてありがとうね。シグマくん。
好きな人と、『相思相愛』になれたよ。
ゴーゴリSide終焉
なお、お互い別々の眼球交換をする際の意は「対等かつ不対等な愛、契約」である
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