テラーノベル
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#イラスト
めあ☔️
13
あいる
238
トラォ
124
120
登山開始3日目 天候:降雪(ナビゲートー10、知覚系技能ー20)
「お。今日は今までの中で一番いいかもね。今日は大丈夫じゃない?」
「今までがなんだったのか…本当に…」
「確かに、天候が悪かったみたいだね。やっぱり、狂気山脈を持ってしても。」
「そうだ、天候のせいだ…」
「いやー今日は快晴ですし、夜も多分星空が、見えるんでしょうね。」
「ああ、そうかもね。」
「お前!オリオン座忘れろ、一回!」
「まぁ後もうちょっとで第一のキャンプで目的にしてたところまで上がれるから、後もう一息頑張ろう。」
「おお。」
「よし!よし!指差し確認完了よし!私は大丈夫ですよ!」
檻山 師恩)ナビゲート65→53
そうしてようやっと僕らは4000m、キャンプ地についた。
「いやーお茶漬け美味しいですねこれね。」
テントを設置しおえ、私たちはご飯を食べていた。
「求悟さん…何食べてるんですか?」
「お茶漬けですよ?」
「お前、なんか登り始めるときからずっと手に持ってたよな。お湯かけないで?」
「はい。あのビスコは携帯食品でこれはあの〜キャンプで本食いするときのやつですこれ。」
「キャンプで本食いする…?」
「いやビスコだけじゃ飽きるんでね。」
「そうなんですか…?なんか、登山には鰹節って聞いてたんですけど…。」
「かつお節食べてるんですか?」
「あっはい。あのー調べたら鰹節がいいって…」
「あ、ちょっとかつお節ちょっともらっていいっすか?」
「あ。だしでますもんね。」
「数枚でいいんで」
「あ、全然あげますよ。いま、削りますね。シーーッウシーッウッシ」
「あ!ありがとうございます!ありがとうございます!」
そんな会話を無言でご飯を食べてやり過ごしているとことにK 2がテントの外から話しかけてくる。
「おぉい。みんな、外に出て見てくれ。すごいぞ。すごい空だ!」
「なんですか…?」
外に出て見ればそこには満天の星空。そして美しいオーロラ。
「おお。」
「わぁ…」
「うわ、なんて綺麗なオリオン座なんだ!!みんな見て!オリオン座だよ!」
「手前にあるでしょ。もうちょっと見るべきものが」
そういってコーヒーを渡してくださる穂高さんは続けていう。
「あ、ちなみにインスタントだからね、我慢してよ?」
「ありがとうございます…」
「いらなかったわ私に頂戴。」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
真現さんが飲んでいるところをみるとミスマッチ感がすごいなぁ。
そんなことを思いながらもコーヒーをすすり、空を見上げる。
「ああ、こんな美しい夜空は初めてだよ。今、ここにいる私たちは幸運だ。そうは思わないか?登山家たちの名誉は数あれど、いややはり世界最高峰。人類初登頂。これに勝るものはない。エドモンド・ヒラリー、テンジン・ノルゲイあるいはジョージ・マロリーかも知らんが、彼らが初めてエベレストを登ったとき、その栄誉は二度と誰の手にも渡らなくなってしまった。まぁそのはずだったが、しかし、今になっては新たなエベレストを超える前人未到の世界最高峰が発見された。こんなチャンス、後にも先にもきっとこの一回きりだ。登山家にとって、そのチャンスが今、あやかれるなんて、こんな幸運なことがあるだろうか。」
とK2は語る。
私は何も思わない。
共感も、発見も、何も。
神様はそこは作れなかったらしい、やはり人の特権なのだ。
あと、6000m。
まぁそのあと、真現さんワールドが始まったが、それは別のお話に。ただし、感想を述べるならオスコーさんが悪い。
四明 命)HP21→24
青空 クモル)HP17→19
子守 逃)HP13→15
檻山 師恩)HP13→15
真現 求悟)HP15→16
コメント
1件
わあ、第10話お疲れさまです!4000m到達、おめでとうございます…!前の過酷な天候から一転、星空とオーロラの描写が本当に美しくて、思わず息を呑みました。オリオン座連呼する求悟さんと、それを「手前にある」と冷静にたしなめる穂高さんの掛け合いが微笑ましい。でも「共感も発見も何もない」という檻山さんの内面の空白が、この星空の美しさと対照的で、逆に心に残りました。あと6000m、どんな展開が待っているのか、楽しみにしています!