コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あの日は、空には雲一つもない青色で夕日が嫌な程に綺麗だった。
俺はまだ君に謝れてないんだ
また君の声が聞きたい…
君はいつも優しくて、俺が大好きで…
あの時、ちゃんと話を聞いていれば、この結末は逃れていたのかも…
その日、君はクラスの女子に告白されてて、それに嫉妬して一人で帰ろうとした俺を、君は追いかけてきてくれたよね。あの時、君に怒ってたんじゃないだ、、いつか俺に飽きちゃうかもって不安になって、、
早く家に帰りたくて、信号なんて見てられなかった。見る余裕なんてなかった。
その時、走って来た車に轢かれそうになった俺の背中を押して、君が犠牲になった。
君の血は赤黒くて、左足は見てられないくらいに曲がっていて、すこし汗ばんた顔は、俺を必死に助けようとしてくれた事がひしひしと伝わってきて、段々と失われて行く体温に、涙が止まらなくて
『ごめんね』
その言葉を最後に君の身体は力を無くしてしまった。
もしもう一度君と話せたなら謝りたい。
『ごめんね。大好きだよ。』