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愛のしるし… 【短編集】 第1弾
個人的にこの作品大好きなので、これから短編集書いていこうと思ってます!
⚠️入院パロ 通報❌
「」 ‣‣ やまと
『』 ‣‣ ゆうた
【】 ‣‣ モブ
ご本人様には全く関係ありません!
それではどうぞ!
【 やまとくーん♡ 】
【 今日の委員会一緒に行こ♡ 】
【 えー!私もやまとくんと行きたい! 】
【 私だって!! 】
ギャーギャー!!
俺は周りの女子を無視して
さっさと委員会に行った
ゆうた以外のやつなんて
興味ないっつーの
そういえば
最近病院行ってないなぁ
ここ1週間
文化祭の準備とかであんま行けなかったしなぁ
そう、来月には文化祭か開催される
まぁ俺は別に楽しみでもなんでもないけど
文化祭のお土産買って病院行くことが
俺の楽しみだ
とにかく最近会ってないし
「 久しぶりに行こうかな… 」
【 どこにー? 】
「 うわっ!びっくりしたぁ… 」
【 なんだ?今日は急いでないな 】
「 え?なにが? 」
【 いやこの前俺が話しかけても 】
【 ダッシュで先帰っちゃったじゃん 】
【 ちょー焦ってたし 】
「 あー、あの時ね 」
【 そういや今日は行かないのか? 】
「 いやぁ、行こっかなって思ってるんだけど……って! 」
「 な、なんで行ってること知ってんの?! 」
【 あぁ、どこ行ってるかは知らんけど 】
【 時々この前みたいに急に帰ることあるから さ 】
【 今日は行かないんかなーって 】
「 なるほど… 」
「 どこに行ってるかは聞かないんだ? 」
【 まぁ言いたくなかったら別に 】
【 いつでも相談は乗るよ 】
「 お前… 」
「 まじ良い奴だな✨ 」
「 ところで誰だっけ? 」
【 え? 】
ゆうたのことを考えすぎてクラスの人に興味を持たなかったやまとくん笑
「 ふんふふんふふーん♪ 」
久しぶりに会うー!!
やったァ!
どんな話しよーかなっ!
さっきのあいつの話しでもしてやるか!
ガラララッ!!
「 ゆうたー! 」
「 久しぶり…だ…な… 」
『 ぁ… や、やまと… 』
『 久しぶ…ッげほッ…ごほッ… 』
『 ふぅ…ッはッ… 』
『 わざわざ来てくれて…ッ 』
『 ありがと…なッ…ごほっ… 』
久しぶりに見たゆうたは
前よりも少し細くなっていて
しんどそうだった
俺は静かに椅子に腰掛けた
「 久しぶり 」
「 最近来れてなくてごめんな 」
ゆうたは首をふるふると
左右に振った
『 全然…ッ 』
『 こっちッ…こそッ…げほっ 』
『 こんな状態ッ…の時に…ッ 』
『 会わせてッごめん…なッ… 』
『 げほッ…ごほッ… 』
「 無理して喋らなくていいよ 」
「 熱が出てるの? 」
ゆうたはこくっと頷く
「 何度くらい? 」
『 40.8ッ度…ッ 』
「 ! 」
高熱すぎるな…
そりゃしんどいはずだ
俺はゆうたの頭を優しく撫でる
『 ん… 』
「 もう寝な? 」
「 起きてるとゆうた 」
「 俺に気遣っちゃうでしょ? 」
「 いっぱい寝て早く治そ! 」
俺は明るく言った
ゆうたが少しでも不安にならないように
『 ありがとッ…やま…と 』
すぐにゆうたの寝息が聞こえるようになった
「 …ごめんな、ゆうた 」
「 こんな肝心な時にいつもいなくて… 」
「 俺…だめだめだよなぁ…ッ 」
俺は
ゆうたに聞こえるはずもないのに
一人呟いた
するとそこで
病室の扉が開いた
【 あら!やまとくん! 】
「 ゆうたの母ちゃん! 」
入ってきたのは
ゆうたのお母さんだった
【 いつもありがとね 】
【 あなたのお陰で 】
【 ゆうたも元気を貰ってると思うわ 】
【 ほんとに、ありがとね 】
「 いえ…全然 」
ほんとに…
元気なんか貰ってるのだろうか
今だってこんな状態なのに
【 ゆうた、今どんな感じかしら? 】
「 高熱が出て、さっき眠ったところです 」
【 そう… 】
ゆうたの母ちゃんは
苦しそうな顔をして返答した
そしてゆうたの母ちゃんも
椅子に腰掛けた
【 …この子、いつも無理するの 】
「 ! 」
【 昨日来た時も、熱があって 】
【 必死に隠そうとして、喋るの 】
やっぱり…
【 でもバレバレだからすぐ気付くのよね 】
【 なんでか聞いたら”心配かけたくなかった”って… 】
「 … 」
ゆうたは誰よりも思いやりが強いから
自分より他人を優先してしまう
自分を大切にしてくれないんだよ
ゆうたは
「 さっきも、無理してました 」
【 ! 】
「 しんどいはずなのに 」
「 俺に心配かけまいと 」
「 必死に隠してました 」
【 …ゆうたはやまとくんのこと 】
【 大好きだからねぇ… 】
「 ! 」
【 最近、うなされてたのよ 】
「 え…? 」
【 寝言でいつも”やまと”って言ってるわ 】
「 ! 」
【 やまとくん最近来れてなかったでしょ? 】
「 はい… 」
【 でもそれは学校のことだから 】
【 仕方ないし、勿論優先して欲しいわ 】
【 でも 】
【 今日みたいに、空いてる日とかは 】
【 少しだけでもいいから 】
【 顔を出してあげてくれないかな? 】
ゆうたの母ちゃんは
優しくそう言った
「 勿論です 」
「 俺もゆうたを愛してるので 」
あ…
つい言ってしまった
ゆうたの母ちゃんは一瞬驚きながら
すぐに優しい顔に戻った
【 ふふっ… 】
【 やまとくんに愛されてるなんて 】
【 ゆうたは幸せ者ね 】
俺は恥ずかしくなって
「 お、俺トイレ行ってきます…/ 」
と、その場から逃げた
【 行ってらっしゃい 】
そう言われて、俺は病室を出た
はぁ…
ついボロが出てしまった
やっぱり恥ずいなぁ
顔の熱が治まらん…
トイレを済ませたら
また病室に向かった
その時だった
ゆうたの病室から
激しい物音が聞こえた
俺は急いで病室の扉を開けた
すると
【 ゆうたッ!何してるのッ! 】
【 やめなさいッ! 】
『 やまとッやまとッ 』
『 やまとどこッ? 』
『 置いてかないでッ! 』
『 捨てないでッ! 』
俺の名前を呼びながら
身体に刺さっていた管を
必死に全部のけようとしているゆうたと
涙を流しながら必死に止めている
ゆうたの母ちゃんが居た
「 …ッ! 」
「 ゆうたッ!! 」
俺はゆうたの名前を呼んだ
するとゆうたは身体をびくっとさせた
そして…
『 やま…と… 』
ゆうたはその場に座り込んだ
俺はゆうたを抱きしめた
『 やま…ッと…ぐすッ 』
『 やまとだぁッ…やまとッ 』
『 捨てられたかとッ思った…ぁッ 』
『 ぐすッ…すびッ…ッ 』
「 よしよし…もう大丈夫だよ 」
「 俺はゆうたのこと捨てたりなんかしないよ 」
「 置いていったりも絶対しない 」
『 ひぐッ…ずびッ…ぅうッ 』
ゆうたは細い腕をしながら
俺を精一杯の力で抱きしめていた
すると
疲れたのかその場で寝てしまった
そんなゆうたをもう一度ベットに寝かせた
そしてゆうたの母ちゃんから話を聞いた
また悪夢を見たらしい
そして夢と現実が分からなくなって
さっきのような感じになったと…
俺はゆうたの頭をまた優しく撫でて
「 俺はゆうたとずっと一緒に居るよ 」
と、呟いた
はい!こんな感じで終わりです!
ちょっとほんとに雑になったけど
上げたいと思います笑
また次も書きまーす笑(タブン)
それじゃ!