ゆきみや君が頭おかしいよ
いさぎ君が可哀想だよ
それでも良!って人はれつごーしてね
そろそろ潔に脳破壊の天才っていうあだ名つけようよ
ユッキーのぐちゃぐちゃになった心境描くのは楽しかったよ
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潔世一は神様だ。俺だけの、神様。
あのギラギラと此方を見る青い瞳も、
あの小さな口から発せされる聞き易い声も、
あの太陽のように明るく眩しい笑顔も、
全部、全部、俺を夢中にさせる。俺の心を捉えて離さない。
俺の瞳は潔のものだ、俺の全てが潔世一のもの。
あぁ…なんて幸せなんだろう…!?
あの時、潔だけが俺を見た。
誰にも知られずに消えていた俺の物語を、
泥舟と成っていた俺を、
観てくれた。救ってくれた。
でも、嬉しさと同時に底知れない憎悪が湧き上がり、どうしようもない気持ちが込み上げてくる。
潔のことをどんなに思っていても、彼は俺と同じ感情を返してはくれないだろう。
俺は潔のモノなのに、
潔は俺を愛してはくれない。潔の心は一生此方へ向く事はない。
それがとても歯痒く、俺を蝕んで行く。
潔が欲しい。
彼が俺を、俺だけを求めてくれたらどれだけ嬉しいことか。
潔世一が朽ち果てる、その瞬間まで
俺の姿をその綺麗な瞳に焼き付けてほしい。
……あぁ、俺は随分欲深くなってしまった、
それは他でもないあの男、潔世一のせいだ。
彼が俺をこうさせた。
彼が俺を可笑しくさせてしまった。
あの無惨で残酷な俺の神様が、
空っぽでちっぽけな俺を変えてくれた。
神を欲するなど愚かな行いでしかない。そんなの愚者がすること。
そんなこと俺が1番よく分かってる。誰よりも知っている。
でも人は常に欲に塗れ、穢れ、神に縋る。
惨めで滑稽で嗤えてしまうような、そんな様を俺は愚かだと思わない。…思えない。
潔が愛する全てが憎く汚れて見える。
その瞳が欲しい。
俺より一回り小さい体をこの胸に抱いて、俺以外がその綺麗な瞳に映らないで欲しい。俺だけを見るようにしてしまいたい。
自由に羽ばたく彼の翼を、
俺がこの手でへし折ってしまいたい。
毟り取って二度と出られなくしてしまいたい。
そのためには一体どうしたら?
簡単だ。
一旦全て壊せば良い。
潔を、一から創り直すんだ。
俺の手で、潔を塗り替える。
潔side_______________________________
バスタード・ミュンヘンの練習試合を終えて皆が自宅へと帰る頃。
すっかり薄ら寒くなってしまった外へ出ると、高級そうな車が並ぶミュンヘンの駐車場に見知った車が何台か。そのうちの一台に近寄ると潔に気が付いたのか、その車からにこやかな笑みを浮かべた一人の男性が出てくる。
「潔!お疲れ」
「あ、雪宮!そっちもう終わったの?」
「うん。どっちも終わってるよ」
「そっか、じゃあ運転お願いな〜!」
そう言えば、任せてよ、と笑ってみせる。
相も変わらず顔が良い。
雪宮剣優。モデル業とプロサッカー選手を両立していると言うブルーロック脱獄生の中でも御影玲王と並ぶ器用さを持っているとされる彼。俺と同じく彼はブルーロック最終選考、ネオ・エゴイスト・リーグでオファーが来ていたクラブチームに所属している。
時折予定が合えば2人で遊んだり、雪宮が俺を迎えに来てくれる事もある。治安が悪い、危ないところを一人で歩かせられないんだとか。
(雪宮って意外と心配性だよなー、)
しかし、今日は雪宮の家へ遊びに行く約束をしていた。なんでも今年からドイツにいる事が多くなり、別荘を借りて元の家から引っ越したらしい。
雪宮の事だから絶対綺麗なところに住んでるんだろうな、なんて思っていたら雪宮が、
「あまり期待しないで欲しいなぁ、」
と形の良い眉を下げて笑う。イケメンは何しても絵になんだな、と心の中で思った。
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雪宮の引っ越し先の家はバスミュンから1時間くらい車を走らせ続けた先の、人気のない森の丘にあるらしい。
丘の上にドン!!と建っているその別荘は、ざっくり言うと城のようだった。
一面緑の森に佇むその別荘は、何処ぞの貴族の屋敷かと思わせるくらいには立派で美しい外観だった。よく洋画とかでしか見たことがないカントリーハウス、日本では中々見る事の無い立派な屋敷は並大抵の人間であっても住む事すら出来ないだろう。雪宮の人脈と財力に驚きながら立ち尽くしていると、彼が屋敷の重たそうな門を開け、「どうぞ?」と俺を招き入れる。
俺は内心ビビりながらも、その門を躊躇いなく潜る。
後ろで雪宮がどんな顔をしているかなんて、知らないまま。
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屋敷に入ると、外観と全然違う…!
なんて事は無く、潔が想像していたよりも豪華だった。
まず目に入ったのは何とも凝った造りをしたシャンデリア。それが潔を見下ろしていた。天井も驚くほど高く、あそこまでは一生届かないかもな、と思ってしまうほどに。
入って正面には乳白色を彩った階段。外から見ても予想はついたが、やはりこの屋敷は二階建ての造りになっているらしい。しかも地下があるそうだ。潔の中の好奇心がどんどん膨れ上がり爆発しそうだ。
「屋敷の中の案内は後でするから、まずは俺の部屋においでよ」と一言。
そして雪宮に連れられるがままに長い長い廊下を進むと、彼は一つの部屋の前で足を止めた。
ふと、その部屋はなぜかどの部屋よりも一層重厚に見えてしまった。雪宮の自室…だからなのか。
「潔くん、ここが俺の部屋」
雪宮がそう呟くと静かに扉を開け俺を中に招き入れた。
広い。
質の良さそうなベッドとソファ、圧倒される大きなテレビにレコードプレイヤー、それからパソコンが置かれたレトロな机。圧倒され言葉が出てこなかった。雪宮から結構広い、とは聞いていたがここまでとは想像がつかない。何十億と稼いでる潔だがこの部屋一体いくらするんだ…!?と庶民的に考えてしまう。
そんな興奮している潔をくすくす笑って愉快そうに眺めている雪宮の、すぐ後ろの扉に目がいった。
「なぁ、雪宮、この扉ってなんだ?」
「ん?…あぁ、そこは地下の部屋だよ。また後で行こうか。きっと、潔は気に入るよ」
キングサイズのベッドの横にはこれまた厳重な造りの扉があった。外側から見ても鍵穴が二つ以上ついていて二重に鍵が掛けられる仕組みの様だ。
まるで、何かを隠すように閉ざされた扉に、暖房が効いて温かいはずの室内が、寒くなったような気がした。
潔と話す時も雪宮は笑みを崩さず、なんだか胡散臭い笑みを浮かべていた。それが、それがとても不気味に見えたが、気のせいだと頭を振り切り替える。
そして、雪宮と名ばかりのお茶会が始まった。菓子や茶は全て雪宮が用意してくれていて、雪宮は潔が好きなきんつばを用意していてくれた。
「これ、って、老店舗のすげぇ高いやつじゃん!?え、良いの!?!!」
「うん、潔のために買ったモノだし。俺お茶淹れてくるね」
と言い残し部屋を出て行ってしまった。
潔はその間ソファにどかっ、と腰掛け、雪宮に貰った(一緒に食べる用で出された)きんつばを一口だけ食べる。
「ん……、んん〜〜〜!!♡」
やはりきんつばは世界一美味い。一口だけでもこのおいしさ、きんつばは正義だと言う事を改めて実感してしまった。おいしい。
数分経った頃おまたせ、と言いながら潔の紅茶と自分用のコーヒーを持って来てくれた。
「ごめん、紅茶にしたけどコーヒーが良かったら言ってね」
そう言う目の前のイケメン。逆にかっこよすぎて腹が立つほど。何だよこのイケメン!!!
(ありがとう雪宮、俺お前の事愛してるよ…)
我ながら単純だとか隙だらけだとも思ったが、潔を見る雪宮の視線がとても優しいもので、解されてしまった感は否めない。
紅茶と美味しいきんつばと目の保養。
全て揃っていてもう何も言う事は無い。最高。
夢中に頬張っていたからか、雪宮の瞳が獲物を見定めているような、獣のように妖しく鋭く光る眼光には気が付かなかった。
淹れられた紅茶も、変な味はしなかったから。
「ねぇ、潔」
「んー? なに、雪宮」
「俺さ、ずっとお前に言いたい事あったんだけど」
「うん」
「好きだ。潔」
「うん、ぅ………、ん!?」
「俺だけ見ててほしいし、隣にずっと居てほしい。お前が死ぬまでここに居てほしい、その可愛いところも全部俺だけが知っててほしい。…お前を、愛してる。」
そう言い切り、こっちを真っ直ぐに見つめて極めて真剣な表情な雪宮、潔はどんどん顔に熱が集まっていくのを直で感じた。
待ってくれ、何が起きてる!?
情報が混雑し脳内は軽くパニック状態だ。情報が処理し切れない。好き?誰が??雪宮が??俺を!?
「え、っと…? それはどういう、」
「どうもこうも、そのまんまの意味だよ。俺は潔を愛してる。」
「ぁ、あー…? 俺も雪宮のこと好き…だ、けど……」
「それは、性的な意味で?」
「性的なイミで!?!!?」
性的な意味で好き?と問われたらもちろんNOだ。第一に潔は、極めて健全な、可愛い女の子が好きなごくごく一般的な男性だ。一人の友人として、プロのサッカー選手としてなら大変好感が持てる。が、同じ男性を好きになどなった事はない。
「あのね潔くん、俺は君のこと、性的な目で見てる。セックスする相手として、1人の欲情を向ける相手として見てる。潔のことは、そうゆう目で見てる」
「ぁえ……え、」
脳を直接殴られたような衝撃で、赤子のように母音しか喋れなくなる。せっくす…、とか、そういう単語が出てくるなど夢にも思わなかったのだ。
「そう…っな、…え……、」
こんな時はどんな言葉を掛ければ良いのだろうか、なんて言えば断れるのか。
広い部屋に沈黙が流れた頃、雪宮がぽつり、と呟いた。
「神様、」 「え?」
「潔は、俺にとって神様みたいな存在なんだ」
「は?」
何言ってんだ、コイツ。
「だからね、俺がどうしたいか、何を考えているかなんて、手に取るように分かるんだ!なんせ、万物を司る神なんだからね。」
「…神……は、雪宮お前、えっ……?」
「あらゆる生き物達に生と死を与え、この世を嗤う支配者!全てに愛され、愛されるべき存在、それがお前、潔世一だ!…ッは、ねぇ潔くん、」
「………え、」
だめだ、
ちがう、
今の彼は、だめだ。
恍惚とした表情を浮かべ、瞳は赤く鋭くし潔を狂った瞳で見つめる姿は、神を信じ崇拝する狂信者と何ら変わらない。
彼は、俺のどこを、?
俺が雪宮を狂わせてしまった?
なぜ?…どこが、俺の…どこが……?
怖い
逃げなきゃ
「雪宮、ごめん。お前の気持ちには答えられない。ちょっと…頭冷やせよ。…それじゃあ、な」
ダッと扉目掛けて全速力で走る。
そのドアノブに手を掛け回す、だけ。それだけで目の前の信者から逃げられる、はずだ。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
「は?、なんで、…なんでだよ?!」
開かない、開かない開かない!!
あぁ、…当たり前か。
少し考えればわかる事だった、あの雪宮だ。
鍵を掛けていない訳がない。
扉の前で立ち尽くしていると、後ろから彼に強く強く抱き締められる。
「はは…ほんとにかわいいなぁ…♡」
するっと腰を抱かれ、もう一度部屋のソファへと連れ戻される。
バタバタと抵抗する。が、体格差、身長差。何一つ雪宮に適ってはいない。当然、抜けられる筈も無く軽々とソファへ押し倒されてしまった。
何か言葉を発する間もなく、潔の両手を頭上で一纏めにされた。しかも、雪宮は片手で。
「あぁ…俺なんかに捕まってしまうなんて、哀れな、…可哀想だね、俺の神様…」
少しもそう思って無さそうな、逆に嬉しそうな笑みを浮かべると、その白い歯を立てて潔の唇にガリッと噛み付いた。
眼鏡の奥でギラギラと燃える欲情的な瞳とは裏腹に、雪宮から香る爽やかな香水の匂い。それがひしひしと潔の理性の針を狂わせる。
____今、口を開けば、雪宮に喰べられてしまう。
噛まれても一向に口を開かない潔を見て、雪宮は噛んだ唇を啄むようにゆっくりと舐めた。噛みつかれたせいで、出血しているだろう傷を舌でいやらしく撫で回しながら。
「ゆ、ん゛…や、え…! ッい゛、!」
「潔くん…口開けて?大丈夫。大丈夫だよ、優しくするから」
「んん…っ、やぁ、あっ…、」
多分、開けてしまえば俺は雪宮に喰われる。何もかも、奪われてしまうかもしれない。
気を抜けば完全に雪宮のペースに持っていかれる。
でも、この抵抗が彼の逆燐に触れてしまったようだ。
「____開けよ。潔」
これは反射だった。さっきまでと全然違う雪宮の圧に驚き口を開けてしまった。
待っていましたと言わんばかりに、潔の口内に舌を捩じ込み押し込んだ。そしてあっけなく捕まってしまった潔の舌を、自身のと激しく絡めだした。
結果から言うと、彼はキスが上手かった。それはもう尋常じゃない程に。舌でじゅぽじゅぽと態らしく水音を立てながら、膝で潔の股間を優しくつつく。
「ぅ、ぁ……ぃや、っあ…んっ…!」
「は……、あぁっ…! かわいい、俺ので感じてくれたんだ…。もっと、もっと気持ちよくしてあげる、潔……♡」
雪宮が口内の愛撫をやめると、雪宮と潔を銀色の糸が繋ぐ。
あたま、が、ぼーっとする、
今はきっと舌を曝け出し、情けない顔を晒しているだろう。息がしづらい。顔が熱い。
キスだけでこんなザマ、恥ずかしくて堪らない。
「や…ゃあ……! やだッ、みないで、…やだ……」
「……………っ、いさぎ、」
頭に酸素が回らず何も出来ない。呂律も上手く回らず、やだ、やめて、と言うしかなくなる。
「あーーッ、いさぎ、潔!お前はおれの、俺だけの………やっとだ…!!」
そう呟くと、潔の首筋と鎖骨を思い切り噛んだ。痛い、焼けるような、沁みるような痛さ。恐らく血が出ているだろう。痛みで涙が出てくる。それすらもご褒美だと言うように、雪宮に舐め取れる。
今度は、犬のようにぺろぺろと傷口を舐めだした。彼の唾液が染みて更に痛みが増す。
今ので、跡がついてしまっただろう。
時間が経てば消えてしまう、所謂キスマークと呼ばれるものが。傷となんら変わらないマークが。
理性を失ってしまった彼に、もう何を言ってもダメだろう。潔の知らなかったもう一つの彼は、恐怖の対象でしかなかった。
そしてもう助からないという事を悟った。
多分もう、この獣からは逃げられない。
潔は気が付いた。
たとえ信頼出来る相手であっても一人でほいほいついて行って良いものではないと言う事に。
ここは人気のない山奥。
助けに来いと言う方が難しい。
2人きり。声を張り上げても誰にも届かない。誰も来られない。
文字通り、奪われる。
このまま、雪宮に___
そう思った途端に瞼が重くなってきた。
「ぁ、れ、?」
「……あぁ、やっと効いてきた?良かったぁ」
あぁ、なるほど。
紅茶にも仕組まれていた。いや、もはや茶菓子に何か入っていたのかもしれないが。
用意周到で感服するくらい。
全て雪宮剣優に計算された計画。
日常での頭脳なんか、勝てる訳ないのに。
寝てはいけない。ここで寝たら、本当に終わる。
だめなのに、ダメと分かっているのに。
「おやすみ、潔」
雪宮side_______________________________
すやすやと眠る彼の体を抱きしめ、すんすんと首と耳の後ろの匂いを嗅ぐ。俺の、という赤黒い印もある。
「……いい匂い…、可愛い…俺の潔…♡」
恋をした少女のように頬を染めて、ベッドの上にあるチェストから黒色の首輪を模したチョーカーを、取り出した。
それには前後ろどちらにも鍵穴があり、俺が所持している鍵を使わなければ外す事は出来ない仕組みになっている。そして鼻歌を歌いながら潔のか細い首にはめる。
俺が噛んだ傷をそっと撫でて、満足そうに微笑みながら潔を姫抱きし、地下への扉を開ける。
地下への階段を進むと、特設のベッドだったり、”大人の”道具が並ぶ部屋へと来る。
地下へと続く扉は鍵を二重で、外からも掛けられるようにした。
神を、閉じ込めるために。
「潔は、俺だけの神様に成ってくれた、もう絶対逃がさない、愛してるよ。」
以下、作者のキモい性癖文
キャーーーーー!!!!!!
よいピ監禁2度目です♡可愛い〜♡
ユッキーの理想のかみさまってどんな神だろうね。作者も謎だよ。
みんなで考えてみよっか!(教育番組並のテンション)
でもあんまりいさぎくん可哀想じゃなかったねぇ…もっと、もっと絶望させなきゃ…(使命感)
みんなはいさぎくんのどんな絶望が好き?作者は潔くん拉致監禁快楽堕ちからのDV&共依存かなぁ!(満面の笑み)
それが似合いそうなの誰って言われたら凛ちゃんさんとか某本妻(蜂楽さん)では???それはそれとしてモブに襲われるのは大変良き♡
取り敢えずいさぎくんが泣いてたら飯六杯くらいはいけるね。さすがブルーロックの申し子だね!(関係無し)
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好きだ、、話の内容がもうどタイプ 、え、最高