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とても面白いです これからどうなっていくのか楽しみ…!
病室を出てから私は行くあてもなくあちらこちらヘ声が聞こえる場所を探し歩いた。
しかし普段外に出ないため、10分くらい歩くと疲れてしゃがみこんでしまった。
『大丈夫か?病院連れて行こうか?』
ふと、誰かが声をかけてきたので
『大丈夫です。疲れただけなので。』
と答える。
その時ハッと気付いて声をかけてくれた人の方を向く。
相手の同い年くらいの青年も何かに気付いたようにバッとこちらを向いた。
『『見えてる!』』
『『えっ?』』
話を聞くと、青年は天馬 司という名前で私と同じようにいつの間にか魂だけになったらしい。
そして、司は2日前から寝たままになったらしい、それから司も助けを求める声を聞いたらしい。
私は少しホッとしてしまった。
だけど巻き込めない。
彼だけでも先に戻そうとしたけど、司は怒って
『俺がそんな非情な人間に見えるか!』
『あの声はお前だけでなく俺も一緒に呼んだはずだ!』
『それに俺は男で、奏は女だ。』
『だから一緒に行く!』
思わず泣きそうになった。
『断られても勝手に着いていくからな!』
口が勝手に弧を描く。
『ありがとう。』
『一緒にあの声の子を助けよう。』
巻き込めないそんなちっぽけな理由が消されてしまった。
『嗚呼、一緒に助けような!』
けど、ニーゴのメンバーと一緒に曲を作るような安心感が溢れた。
最初にあった孤独と不安がなくなった気がした。
「絶対あの声の子を救って、まふゆ達も救って見せる。」
そう、密かに決意した。
投稿が遅れてしまいすいません。
次はハートがある程度行ったら書きます。
ある程度はどのくらいでしょうか?
感想お待ちしてます。