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.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚..˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.🐣~変わらないものを信じようよーー手、繋いでもいいですか、から.心臓🫀痛くて(o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅゛)💦🐰たくさん我慢したよね、、どうなるのぉ~Rei.さまー
jmside
その日の夜、
沢山躊躇ったけど
僕ら2人は、グクの運転する車で、
思い出の森林へ向かっていた。
グクに泣きつかれて、断ることができなかったのだ。
逃げられない、思考さえも溶かされた状況で、
どうしても、どうしても帰らせる前にあの場所に一緒に行きたい、
と涙を浮かべて訴えられて、誰が断れる?
もちろんグクは沢山考える時間をくれて、その間何度もテヒョンの顔が一瞬チラついたが、結局僕は頷いた。
後悔すると何となくわかっていながら、でも、5年越しに出会った僕たちが、あの場所に行って、どんな気持ちになるのか、また同じように美しいと感じられるのか、
そんな小さなことが、少しだけ気になってしまったのだ。
🐰「着きましたよ。寒くない?大丈夫?」
横に座るグクが、顔を覗き込んでくる。そのあまりの真剣さに、僕はちょっと戸惑ってしまった。
🐣「だ、だいじょうぶ、」
まだ1月下旬の冬真っ盛りで、グクに今は着ていないというコートとグレーのニット帽を貸してもらって、
2人ともできるだけ暖かくして外に出る。
まるで歓迎してくれているかのように空は澄み切って、その非現実的な美しい夜空に思わずため息が漏れる
真冬だし、ここは僕とグクが自分たちだけで見つけた秘密の場所だったから、
周りは静まり返っていて、人の気配はない。
ぼうっと星の絨毯を眺めて、
立ち尽くしていたら
🐰「ヒョン、ここ寝っ転がって、ㅎㅎ」
振り向くと、
いたずらな顔をしたグクが、
小さなレジャーシートを芝生の上に敷いて、気持ちよさそうに寝っ転がっていた
🐣「懐かしい、、これまだ持ってたの、」
🐰「覚えててくれたんですねㅎ捨てられる訳がないでしょ?」
とっても嬉しそうに笑うグク。
それは付き合っていた頃、
グクがドラッグストアのくじ引きで当てたと言って貰ってきた、安物のレジャーシートだった。
お互い、大学生だったあの頃と違って、お金もステータスもあるのに、
いいものを使おうだなんて、少しも気取らない、昔みたいな僕らの関係が、懐かしくて、くすぐったくて、思わず口元が緩んだ。
彼の隣に、僕も寝っ転がる
シートは本当に小さいから、足がはみ出ているし、肩が触れ合うほど距離が近くて、
グクの体温が温かかった。
🐰「きれいだねぇ、、、、
あ!あそこ!」
🐣「え?、もう見つけたの?、、、全然見えなかった、、、」
🐰「あの辺が何回も光ってるよ、」
🐣「あっち?」
彼と同じ方に向けて指さすと
🐰「ちょっとズレてるかなぁ、、
あの月のちょうど上らへん」
🐣「んー、、、あっ見えた!!」
🐰「ふふっ僕も同じの見えたㅎ」
グクは流れ星を見つけるのが上手。
僕はいっつもタイミングが合わなくて、
グクに教えてもらわないと見つけられない
そんなとこも昔から変わっていなかった
あの頃、グクに教えてもらった星座を探してみようと、星空に気を取られていたら
会話がおざなりになり、
お互い一言も喋らずに空を見上げ、
静かな時間が流れた
しばらくしてから、
🐰「ねぇ、、ヒョン、、」
声をかけられて、
星を見ながら返事をする
🐣「ん、、なぁに?」
🐰「あの、、手、、繋いでもいいですか、、?」
驚いてグクの方を見た。
でも彼はこちらを見ないで、ただその瞳に星空を映し続けている
僕の手に、グクの手がそっと触れた
🐣「うん、、、いい、よ、、」
返事をした途端、
彼は僕の手をその温かい手に包み込んで
きゅっと握った
🐰「ありがと、、、」
胸が痛いほど鳴って、隣のグクに聞こえてるんじゃないかって焦る。
🐰「ヒョンの手冷たいね、、寒くない?」
🐣「うん、、寒くない、、だいじょうぶ。
でも、、」
🐰「でも、?」
🐣「テヒョナに、、怒られないかなぁ、、」
焦りを誤魔化すようにそう言うと、
グクが泣きそうな雰囲気を帯びたのを感じた
🐣「ぐが、、、?、、あっ、、」
体の向きを変えさせられて、グクは、後ろから僕の腰に腕を回し、ぎゅっと抱きしめてきた
足も絡みとられて、その大きな身体にすっぽりと包み込まれる
首のすぐ後ろにグクの口元が近づいていて、
マフラーをしていなかったから冷えきっていたうなじが、彼の吐息で温まるのを感じた。
🐣「ぐが、、どしてっ、、、、」
驚きで体が強ばり、少しも動くことができない
🐰「ひょん、、逃げないで、、泣
今だけ、、、今だけテヒョニヒョンのことは言わないで、、、
僕のことだけ考えて、、今だけでいいから、、泣」
泣きそうに震えた声が聞こえて、
僕も泣きたくなった。
またダメなことをした。
また傷つけた。
グクの邪魔をしないって、もう5年も前に決意したはずなのに、、
また彼の心を掻き乱してしまった、、
テヒョナと恋関係にある今、僕はグクといるべきじゃない
やっぱりこんなとこ来ちゃだめだったんだ、、
こんな身勝手な僕の迷いが、
テヒョナもグクも苦しめているのがわかって、
思わず涙がこぼれた瞬間
🐣「あっ、、ン、、」
うなじに、ぴちゅ、と、小さな水音と柔らかい温もりを感じて驚き、思わず高い声が漏れた
🐰「ごめんね、、、ごめん、、手出さないつもりだったのに、、我慢してたのに、、、僕最低だね、、泣」
そう囁かれながら、同じところに何度も口付けをされて、身体がぴくんと反応してしまう。
ふっと彼の片手で目を覆われて、何も見えなくなり、
余計に快感だけを感じて、声が抑えられない
🐣「、、は、ぅ、、、、んっ、、」
🐰「そんな声出して、、
感じないで下さいよ、、、」
困ったような声がした後、
目を塞がれたまま、ゆっくり仰向けに寝かされた。
🐰「ひょんの綺麗な目を見たら、、ぜんぶ我慢できなくなっちゃうから、、ごめんね、、」
🐰「キス、、、受け止めてくれますか、、?」
聞かれて動揺する。
もう嫌だった。
僕だけがどんどん”間違い”を犯していく。
僕だけが何度も大事な人たちに辛い思いをさせる。
このまま冷たい澄んだ空気の1部になって、消えてしまいたいと願った。
答えられず、ふるふる震えている僕に気づいたんだろう。
🐰「ひょん、、震えてる、、、
分かってます。
ごめんなさい、ずるいですよね、僕。
ヒョンに選ばせるなんて、、、」
グクの顔が降りてきて、耳元で小さく囁かれた
🐰「よく聞いて、、これは、僕が無理やりした事です。ヒョンはなにも悪くないからね。」
言われたその言葉の意味を理解する前に、
彼と僕は唇を重ねていた
本当はもう少し丁寧に書きたかったのだけど、今の私の実力です😇