なんかやっぱり感覚鈍ってるので、地に着くくらいハードル下げてお読みくださいませ(陳謝)
明日リベンジさせてください🙇♀️🙇♀️
🐣「ん、、はぅ、、、、、」
ずっと心の支えだった、
ずっと欲しかった懐かしい熱に今、僕は酔いしれた
舌と舌が絡み合う感触は、こんなに気持ちいいものだったか。こんなに安心するものだったか。
こんなに僕は、待ち侘びていたのか。
うっとりとして目を瞑ってしまっているうちに、いつの間にか僕の視界を覆っていた手は無くなっていた。
代わりに彼の温かい両手で頬を掬うみたいにそっと包まれて、グクのキスはさらに激しく、甘くなっていく。
ああ、
これだ、、
そう、そうだった、
グクはこうやって、僕の頬を優しく優しく撫でながらキスしてくれるのがお決まりだった。
🐰「ほっぺ、、おもちみたいでかわいいね」
これも。
こうやって言って目をやんわり細めて笑う顔も、5年前となにも変わっていない。
僕らはまだ終わってなかったのではないか、
彼と離れていた時間が「幻想」で、今この瞬間に、僕はグクと付き合ったままの「現実」にようやく戻ってこられた所なのではないか、、
そんな事まで考えてしまう。
🐰「目がとろんてしてる、気持ちいい?」
🐣「ん、、、もっと、、」
彼の目をぼうっと見つめながら催促した。
その瞳は、こんな真っ暗闇でもちゃんと光を集めて宝石みたいにきらきらしていた。
それは彼の向こう側に見える、遠くて手の届かない星達なんかよりもずっと、いつまでも見ていたいと思ってしまう光だった。
🐰「もちろんですよ、ひょん」
心から嬉しそうに笑ったグクにとくんと胸がなる。僕はまだこの子を笑顔にすることが出来た、、
その事実が鼓動を高めて、ぽかぽかと体に熱が昇っていく
再び彼に唇を塞がれた時、
寒さなんかこれっぽっちも感じないくらい、溺れそうな程の温もりと幸せに満ちていた
好き、愛してる、、、唇がぴちゅっと音を立てて離れる度、そう囁く彼の声に心が安堵して溶かされていく。
置き場に困っていた自分の手でおそるおそる、グクの体に手を回した
🐰「ひょん、いい子だね、、僕嬉しいよ、幸せだよ」
🐣「ぅあ、、///」
僕も、、僕もすごく嬉しい、、、
グクが好き、、
なのに。
グクが僕の唇を甘噛みして軽く引っ張った。
その瞬間。
微かに感じた痛みに、自分に鋭い目で見つめるテヒョナの顔が一瞬、グクと重なって見えた。
🐣「あ、、あっ、、いやだあああっっ」
ビリビリと氷水が頭に流し込まれたみたいに意識がはっきりして、
己の行動に鳥肌が立った僕は、力任せにグクの体を突き飛ばしてしまった。
🐰「いっ、、」
急すぎて上手く反応出来ず、バランスを崩して倒れ込んだグクが、痛そうに顔を歪める。
🐣「あっ、、あ、、ごめっ、、ちがっ、
ちがうっ、ちがうっっ泣」
頭がぐちゃぐちゃになって、何が何だか分からないまま立ち上がり、彼から逃げるようによろよろと離れた。
🐣「ぐが、、てひょな、、てひょなごめん、ごめんなさい、、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ、、」
でも、
🐰「ジミニヒョン!!」
その少し怒ったような声に引っ張られるように、震えていた足から力が抜けて、冷たい草の上にぺたんと座り込んでしまう。
🐣「もう、、泣もういやだっ、、、泣
消えたいっ、、泣
もうなんにもわかんないっ泣いやだっ、、うぅっ、、いやだあああ」
溢れる涙を拭うことも出来ずに、
小さい子供のように泣いていた。
全部なかったことにしたいと思った。
🐣「怒らないで、、お願い怒らないで、もうしないから怒らないで、、お願い、ひぐっ、、、おこらないで、、おねがい、、泣」
あのまま大人しくテヒョンのものになっていればよかったと思った。
あんなにも自分をまっすぐ見てくれていたテヒョンを、好きになれればいいだけだった。
僕のグクを忘れられない気持ちがテヒョンにはきっとバレバレで、それでも我慢して愛してくれていた彼に甘えていたのは考える必要も無いくらい、僕自身に違いなかった。
僕のわがままで傲慢な気持ちがテヒョンを変えてしまっただけだった。自業自得だ。僕はテヒョンに酷いことをしていた。
ましてやそれをグクに助けを求めるなんて、。絶対にしてはいけなかったんだってようやく気づいて、自分の馬鹿さ加減に打ちのめされた。
僕は一体なにをしているのだろう。
僕はどこから間違えているんだろう。
🐰「ヒョン、?」
いつの間にかすぐ後ろからグクの声が降ってきて、反射でビクンっと体が揺れる。
🐣「ゃっ、、」
乾ききった僕の喉は、声はおろか、呼吸をもつっかえてしまったみたい。
🐰「ごめんなさい。調子乗った。
怖がらないで、、もうなにもしないよ。」
僕の傍らに膝を着いてしゃがんだグクが、自分の紺のマフラーを、ぽろぽろと泣くことしかできない僕の首にくるりと巻いた。
🐰「病み上がりだし、さっきより寒くなったから付けようね。」
酷いことをしたのに、彼の声色には少しも怒った素振りがなくて、
優しくて温かいからその事にまた泣けてきてしまう。
彼の手が、この頬に伝う熱い涙を親指で優しく拭って、、離れた。
あたたかくなった首元と反対に、涙のあとが冷たい空気に当てられて寒気が走りふるりと身体が震える。
ああ、僕は本当にだめだ。
グクから離れなきゃいけないと、それを悟ったばかりだというのにそれでも尚、彼がくれる温もりでしか安堵することができない。
情けなくて涙がまた1粒こぼれた。
今度の涙はもう、温かさなんか少しも感じられない、冷たい水だった。
🐣「ぼく、、、だって、、ぼくっ、、泣」
🐰「うん、、もういいから、大丈夫だから。
消えたいなんて言わないで。
ヒョンは悪くない。こんな傷つけて、怖がらせて、、本当にごめんなさい。」
ちがう、違うよ、僕もう分かったんだ、、僕がいちばん悪い。
僕が1番卑怯で、最低で、傲慢で、、、
嗚咽が止まらず、
優しく宥めてくれるグクになにも返事ができなかった。
そんな僕の背中に大きくて優しい手がそっと触れる。
🐰「帰ろっか」
グクが立ち上がって、少し前を歩き、また促すようにこちらを振り向く
🐰「ジミニヒョン、行こ?」
身体が震えていた。
手を伸ばしてくれたけれど、その手を取る訳にはいかなかった。自分で頼りなく立ち、グクの後ろに着いて、ぽろぽろと零れる涙を拭いながら車までの道を歩いた。
来た時と違い、
彼のぬくい体に抱きしめられたばかりで、マフラーも貸してもらったはずなのに、
何故か体の芯まで凍ったように寒くて仕方がなかった。
コメント
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主様おかえりなさい🥰💜 あぁ〜🥺胸が痛い…涙が〜😭😭 辛いです…みんな幸せになってほしい!!!!
.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚..˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.もう、涙止まらんんん(o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅゛)💦どうしたらいいのー🐻🐣🐰3人ともつらすぎるぅ(>_<。 Reo.さまーーお帰りなさいませ💜🧎
つらい思いをした分🐰🐥の2人には幸せになってほしい😭続き楽しみにしてます!💜