華宮 椿
いるまの彼女。
🎼とは同じ会社で同僚。
紫崎 いるま
椿の彼氏。
顔良し、仕事出来な会社の有力的存在。
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窓から差した光で目が覚める。
時計を見るともう6時でどこからな美味しそうな匂いが漂っていた。
眠い目を擦りながらリビングの扉を開けるとご飯を作るいるまくんが目に入った。
「あ、おはよ椿。もう飯出来んぞ」
「ん、おはよ…」
そう言って椅子に座ると目の前に美味しそうな料理が出てくる。
「後30分で出るんだからはやくしろよ」
「ん、分かってるよ…」
「いただきま〜す…」
まだ回らない頭を気合いで覚ましながらご飯を食べる。
少ししたところで着替えたいるまくんが部屋から出てきた。
「片付けは帰ってきてからやるから早く行くぞ」
「ん〜…」
「お前なぁ…そろそろ寝起きなんとかしとよ」
「うっさいなぁ…分かってるよそんなん…」
いつもと同じように素っ気なく返事をする。
どれほど直しても棘がある言い方になってしまうのは何故だろう。
そんなことを考えながら家を出た。
オフィスに入るとまだ出勤している人は少なくてまだ静かだった。
自分の席に座ると隣の席の人。赤暇 なつが話しかけてくる。
「お、椿おは」
「おはよ、なつくん」
「いるまとはどーなん?」
「だからなんもないって…」
会社では私たちが付き合ってるいることは秘密にしている。
なのに何故かなつくんは私たちの仲を疑って色々と聞いてくる。正直うざい時がある。
「ほんとに付き合ってないん?」
「だからそうって言ってるでしょ…」
「ふーん、じゃあ俺が椿のこととってもいいんだ」
「……は?」
なつくんがニヤついた表情で思いもよらないことを言う。
急なことに理解ができずにそこで固まってしまった。
「へ、変なこと言わないでよ…」
「え?なんも変なこと言ってないけど 」
そしていつもの余裕そうな笑みを浮かべる。
いつものからかいだろうか。1回でも本気にした私がばかみたいだ。
「はぁ、もういいから仕事するよ」
「へいへい」
そう言ってパソコンへと向き直す。
ちらっと見えたいるまくんの表情は、何故か険しい表情を浮かべていた気がした。
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「紫崎せんぱ〜い!ここなんですけど…」
「あぁここな、ここは…」
いるまくんと部下の女の人が話す姿を横目で見る。
いるまくんは仕事が出来る割に顔も整っているためこの会社でも人気がある。
前にトイレで会社の人達がいるまくんの恋愛話をしていたくらいだ。
あの部下の子はかわいいし、はたから見たらお似合いの2人だろう。
たまに、ちょっとだけ不安になる。こんな私が彼の隣にいていいのか。
こんな可愛げの無い、素直に甘えられない私でいいのかって。本当はいるまくんも素直に甘えてくれる人の方がいいんじゃないかと思う。
「華宮、手止まってっけど」
「ぇ、あ…」
そんなことをぐるぐると考えていると資料を手に持ったいるまくんに声をかけられた。
「また残業したいんか」
「え、絶対嫌です」
「じゃあ早くやれ」
「はい…すんません…」
考えるのをやめてまたパソコンと向き合う。
しばらく向き合っていると隣から痛いほどの視線を感じた。
「…なに」
「いやなんも?」
とぼけた顔をするなつくん。
「椿好きな人いないんだろ?」
と頬杖をついて聞かれる。
そして私は息をするように嘘をついた。
「いないに決まってんじゃん」
「じゃあ俺と付き合う?」
はぁ…、またからかいか。とため息をつく。
「人からかうのもほどほどにしなよ」
「華宮さんこわーい」
「うっさい変態」
「変態じゃねぇから!」
こんな会話を楽しみながら仕事を進めていた。
この時にいるまくんがあんな顔をしているとは知らずに________。
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「あれ、もうこんな時間…?」
辺りを見回すともう人はほぼいなくて帰り支度を進めていた。
なつくんといるまくんは定時で帰った。ほんとうざいやつら。
「華宮、もうここ閉めるから帰れよ」
「あっ、はい」
「じゃあおつかれさまでーす」
上司がそういって電気を消していく。
遅くなる前に帰ろ。
家の前につくとなんとなく嫌な予感がする。
そんな嫌気を感じながらもドアに手をかけた。
ガチャ
「ただい〜…ま!?」
ドアを閉めた瞬間にいるまくんに壁に詰め寄られる。いわゆる壁ドンってやつだ。
「い、いるまくん…?」
何も言わずに顔を近づけてくる彼。
反射的に目をつぶると、ちゅっ、っとかわいいリップ女をたてて口になにか柔らかいものが当たった。
「え…?」
「ぁ……//」
「ふっ、かーわい」
いつもとどこか違う余裕のある笑みで言われる。
その笑顔をみると不意にもどきっとしてしまって目を逸らす。
「なつ」
「え、なつくん、?」
彼の口から急になつくんの名前が出て戸惑う。
「付き合うとか好きな人いないとか話してただろ」
「あ……」
どうやら聞かれていたらしい。
急いでなにか言い訳を並べる。
「いや、あれはその場のノリって言うか…」
「んなことはどうでもいい」
「俺をその気にさせた責任とれよ?」
その言葉を言った彼の顔はまるで餌を欲するように見つめるオスの顔になっていた。
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「んっ…」
目を覚ますと隣で寝ているいるまくんが目に入った。
「あれ、なんでいるまくんがここに…」
「覚えてねーの?」
「うわっ!?」
急に声をかけられて大きな声を出してしまった。
そして身体を起こそうとしたら腰に激痛が走った。
「い”っ…」
「なにこれ…」
身に覚えのない痛みを感じ昨日の記憶を辿る。
思い返していると夜のことを思い出して顔が熱くなった。
「あっ…//」
「思い出した?w」
「〜っ//」
「うっさい!離れて!!」
「え〜?昨日は俺の下でたくさん甘えててかわいかったんだけどな」
「そんなことしてない!!//」
「じゃあ動けんの?」
「そんなの当たり前…っ」
やっぱり動こうとすると激痛が走って動けなかった。
「動けないんだろ?」
「…もうやだ、」
「看病してやっからw」
「当たり前でしょ!」
どこか余裕のある態度がむかつく。
「椿、好きだよ」
「はぁ!?なに急に!!!」
「だって今顔真っ赤じゃんw」
……やっぱこのイケメンむかつく。
仕返しをしてやろうと私はいるまくんの耳に顔を近づけて囁いた。
「好きだよ、ばーか」
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だめだ、なんかもう書きにくいー
ほんとの小説みたいに書いたから誰のセリフとか書いてないけどわかるかな?
分かんなかったら言うから遠慮なくいって!!
コメント
2件
いい意味で寿命5年くらい縮んだかもしれないw