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今日はヴォルタクションで配信をする日。
企画はすごく一般的で,単純に王様ゲームをする。
まだ内容を知らないリスナーさんたちは楽しみ!だったり嬉しい言葉が何個も。
嬉しいなぁ〜!なんとなく,メンケアになった気がする。
「よし!配信始めるよ!」
「はぁ〜い」
奏斗が配信開始のボタンを押す。コメント欄は「きちゃ!」などの言葉が多くある。
「みなさんこんにちはー!ヴォルタクション所属風楽奏斗でぇーす」
一通りみんな自己紹介をした後,今回の企画を説明する。
「今回は!単純に王様ゲームをします」
「お,おー」
「ほんっとにオフやな」
「まぁ楽しみましょうよ」
あまりにも珍しすぎる企画にリスナーさんも混乱。
地味に私もなんでこんな単純な遊びになったのか,わからない。
そしてルールを説明した後,さっそく開始。
ますはじめに。1〜3の番号が振ってある札と王様と書かれている札をせーので引く。
「せーの!」
「「「「王様だーれだ!」」」」
「お!やっぱリーダーたるもの最初の王様だ!」
「いいなぁ〜」
今回は奏斗が王様。奏斗が命令する。
なんとも言えない屈辱がある気がするけど,それは心の奥底に置いておく。
「じゃあ!1番がここに置いてある酒飲め!」
「え,めっちゃ攻めるじゃん」
「お,俺やぁ…」
「ひばり!?大丈夫かよwww」
奏斗がなんとなくで持ってきたお酒をたらいが飲むことになった。
リスナーさんも知っている通り,たらいはお酒が弱く,すぐ寝る。
これ,配信成り立つか…?不安になってきた。
すると,命令通りたらいが酒をぐいっと一気に飲む。ごくりとたらいの喉が数回動く。
酒の入っていたカップを机に置き,たらいの顔に笑みが溢れる。
「うめぇー‼︎やっぱ酒ってうまいな!一気に口の中がアルコールやぁ…」
「飲み過ぎないでくださいよ…」
若干もう顔が赤くなってるような気がするのは私の幻覚なのか。
◆◆◆
「じゃあ次!せーの!」
「「「「王様だーれだ!」」」」
「お,俺だ」
「セラおかぁー。一番まともなの出しそう」
「逆にやばいの言ってくる可能性もある」
「大丈夫だって。じゃあ…3番が俺の服きてぇ」
「え,それリスナー大興奮やん」
「ちょっひばりwww」
絶対に嫌,と願っていたのに…。3番は私だ。
コメント欄がざわつく。ものすごいスピードでコメント欄が動く。
「…っ。私じゃん…」
「アキラか。すんなり着れそうやな!」
「地味にディスってない?」
「んじゃ服持ってくるねぃ〜」
セラ夫と私は特に体格差がすごいのに大丈夫かな…。
相変わらずコメントはてぇてぇとるむふぉてぇてぇで埋め尽くされている。
地味に恥ずい。彼シャツみたいで悔しい気持ちもあるけど,王様の命令は絶対。
「持ってきたよ〜。はいこれ。」
「この服セラおの新衣装のやつやん。あのスポーティーな感じの服。」
「そう。パーカーだし着やすいでしょ。」
「じゃあ着てきます…」
◆◆◆
思った以上にセラ夫の服は私の華奢な体より大きく,袖が長くて手が出ない。
首周りも鎖骨あたりが見えている。丈は太ももまであり,ワンピースみたいになっている。
「デカ過ぎでしょ」
服を着る時はセラ夫の匂いがめっちゃして,ちょっと恥ずかった。
「…ぅ゛〜 / / 」
人肌脱ぐしかないか…。
◆◆◆
「着てきました…」
「うおっ,でかっ。そしてアキラちっさ。」
「は?」
「ひばりwww酔い過ぎwww」
「凪ちゃんと体格差こんなにあったんだ」
「以外とわかるもんだね」
「恥ずいよぉ゛〜/ / 」
「照れんなって」
「たらいはどうかしてる」
まじまじと三人に見られると恥ずかしい。顔が熱い気がする
そしてたらいは飲み過ぎ。酔ってうるさいし,本音をペラペラと話していてこのままやばいことを言いそうで怖い。
まぁそんなことはどうでもいい。はやくこの状態から逃げ出したい!
「いつまで着ればいいんですか…」
「なに言ってんの。配信終わるまで。」
「はぁ!?」
そんな長時間恥ずかしいことはできない。けど,セラ夫の圧に勝つものはいない。
◆◆◆
「次!せーの!」
「「「「王様だーれだ!」」」」
「やっと私が王様だぁーーー‼︎」
やっと恥ずかしいことはなくなった。安心できる!
でも地味に命令って悩むな…
「うーん…じゃあ…私と1番で2番と3番にケツバット!」
「おーーー!終わったーー!」
「俺1番」
「僕2番…。セラだけは嫌セラだけは嫌…」
「セラ夫。どっちがどっちにします?」
「んー,じゃあ俺奏斗」
「なんでぇ!?」
「私はたらいですね」
「アキラは弱いから余裕やな」
「たらいさっきからうざいんだけど」
私がたらいにケツバット。セラ夫が奏斗にケツバットをすることになった。
さっきから私のことをディスってくるたらいに1発喰らわせる事ができるのが嬉しい。
なぜかある紙のハリセンでする。もっと強いもので叩きたかったけど我慢した。
「よし!やりますよー!」
「せーのーっ!」
バチんっと大きな音が鳴るとたらいと奏斗はシンクロするように前に倒れた。
「いだーーーーーーいっ!!!!」
「アキラぁ…恐るべし…」
スッキリした。
◆◆◆
「次ー!」
「せーのっ」
「「「「王様だーれだっ!」」」」
「俺やぁ!」
「大丈夫かよ…」
「配信にのせれるやつにしてくださいよ…」
「んじゃあ…,1番の人!みんなにお姫様抱っこされろーーっ!」
「へ」
最悪だ。油断しちゃった。
私が一番。なんでこうも嫌な時だけ私がピンポイントで当たるかな。
さっきからリスナーさんに恥晒ししかしてない気がするんだけど。
「アキラ一番?ならよかった。」
「セラおだったらどうしようかと思ったわ」
「雲雀もするの?」
「あったりめぇよぉ!」
そりゃあ一番華奢で軽い私だったら軽々できるだろうけど,悔しい。
悔しい,嫌,恥ずかしいが混ざって今変な気持ち。
今考えてみれば,前ショート動画で私のことを肩車とサボテンやったような人には余裕でされるし…
筋トレして筋肉ついてる奏斗を肩車&サボテンできるたらいは余裕だろうし…
一番私に身長が近いとはいえ筋トレしてるし私と体重が10キロくらいの差がある私のことは余裕…
終わった。これされちゃうじゃん。
「じゃあまず俺ぇー!」
「俺にちゃんと捕まっといてな?」と私に一言言った後,予想通り軽々された。
される前のちょっとした気遣いに少しキュンとしたけど,一瞬で我に帰った。
「ぅわぁ゛っ!?軽々すんなバカ!」
「力持ちでしょー!」
「わあ゛ーーっ!?」
私を持ち上げたままくるくると回るたらいに恐怖を感じる。
酔ったたらいってこんなにめんどくさかったっけ。
…けど,たらいの首元に顔が近いから,たらいのいい匂いもかげた。
……ちょっときもいか。
「そろそろ下ろさないとアキラ酔うよー?」
「はいはい!っしょ」
「はぁ゛ーっ!コワカッター!」
「wwwwじゃあ次僕ねー」
次々とされる私の気持ちを考えろ!って突っ込もうと思ったけど,このまま先延ばしするだけ。
さっさと終わらせるため,無駄に騒がないことにした。
「っしょっと」
やっぱり奏斗も軽々としてきた。それに奏斗の方が体幹が強いからか,ガッチリとしてる。
安定感があってちょっと怖さも減った。けどその代わり,恥ずかしいが勝つ。
「…はぁーっ / / 」
「あれれぇ?アキラくぅーん。なに顔赤くしちゃってんの」
「うるさい…/ / 」
奏斗は顔がいいから余計やめてほしい。そんな顔をじっくりと覗かれたらきゅんとしないやつがどこにいる。
「アキラかわいいなぁ!」
「たらいはうるさい!/ / 」
「うぇーん泣セラおーアキラがー泣!」
「あははっw」
たらいのテンションがわからない。しかも本音出し過ぎて怖い
…てことはほんとに私のこと可愛いって思ってるってこと?
……心臓に悪い。もう考えるのはやめよう。
「最後俺かな」
「いやぁー…」
「アキラー顔死んでんぞー」
二人にさんざん恥かかせられて,次は相方にされるとか…屈辱でしかない。
「早めに終わらせようぜー」
「ん。っしょ」
「んわっ」
セラ夫が一番軽々とした気がする。ひょいっと持ち上げられた。
セラ夫はフィジュカルつよつよな人なので,安定感もある。そしてなによりすっぽり私の体がおさまる。
一番冷静なセラ夫は持ち上げた後じっと私のことを見つめてきて,恥ずかしい。
「…なに / / 」
「ん?あぁ。なんでも。ただ見てただけ」
無意識だったらしい,それがまた私を恥ずかしくさせる。
もう顔が茹で上がったタコみたいになってる気がする。
◆◆◆
「やっと終わった…」
「凪ちゃんどんまい」
「うるせぇ」
「んじゃそろそろ最後にしますかぁ」
「雲雀も酔って限界だしね」
「んぁ?…」
たらいがそろそろ眠たくなってきた。配信もそろそろ終わりが近い。
最後のターン。最後は恥をかかずに終わりたい。
「せーの!」
「「「「王様だーれだっ!」」」」
「最後はぁ僕だぁ!」
「リーダー!」
「さっそく命令しちゃうぞ!じゃあ…
2番!僕も合わせてみんなにハグだ!」
「は,ぁ?」
「あれれぇ〜?もしかしてぇ,アキラくんなのかなぁ〜?」
にやにやと奏斗が顔をのぞいてくる。恥ずかしくて目を合わせられない。
「…そうですよ!私です!」
「じゃあアキラしよっか」
「イヤ…」
最後の最後まで恥をかいてしまう。悲しい。
まず一番近かった奏斗にした。正面からハグすると奏斗もぎゅっとしてくれた。
「(うわぁもう可愛すぎるよぉ〜。あ,そうだ)」
奏斗が配信のミュートのボタンを押した。配信には音がなにものっていない。
不思議で奏斗に話しかけようとすると,私の唇に何かが触れた。
「ん!?」
それは奏斗の唇だった。そして口の中に奏斗の舌まで入ってくる。
とっさに逃げようとしても奏斗に頭を抑えられていて,しかも反対側の手で私の腰を掴んでいる。
「ん゛〜っ / / ふ,ぁ」
「か,奏斗!?」
「な,なにしてんの!?」
「ちょ,一旦配信切るよ?!」
セラ夫がミュートを解除して「ちょっともう終わります!ばいばい!」と言った後,配信を切った。
それでも奏斗は止まらず,キスをしてくる。
「ん゛,ぅ / / ッ__」
「ぷはっ。かわい〜」
「はぁっ,なに,もう…/ / 」
するとぐいっと引っ張られた。セラ夫だった。
「ちょっと奏斗〜,独り占めしないでよ」
「えへへー。つい」
「はぁ」
するとセラ夫までしてきた。セラ夫も頭を抑えてきて,逃げれない。
さっきまでされていて息苦しいというのに。しかも気持ちよくて体がおかしくなってしまうというのに。
「んん゛っ/ / ぁ,ぅッ/ / 」
セラ夫なだけあって奏斗より激しかった。これは,朝までやるパターンかもしれない。
「ぷはっ。ここまでさせてくれたなら,ヤってもいい,よね?」
私も興奮しちゃってるので,NOとはいえない。
もしここで嫌と言っても強制的にされるだろう。私は諦めて,奏斗とセラ夫にされるがままにした。
◆◆◆
後日。寝ていたたらいはなにも知らず,奏斗とセラ夫にさんざんヤられた。
でも,私も久しぶりだったため,許した。そしてたらいは「なに!?」とずっと困惑したままだった。
教えようかと思ったけど,教えたら「俺もしたい」なんて言ってまたされるパターンだろうから黙っておいた。
◆◆◆
終わりです!リクエストやってなくてすみません…。
絶対リクエストするので!待っておいてください!
コメント
2件
やばい…最高すぎる 久しぶりの投稿めっちゃ嬉しいです!!凪ちゃん可愛すぎません????