あれから頻繁に幽霊が出るなどといった依頼が増えた。
「幽霊案件最近いっぱいありますね」
「私たちが幽霊について話せば幽霊案件も増える。これもまた言霊なのかしら」
「もうチラシとか作ればいいんじゃないですか?幽霊の話するな的な」
「…確かに良さそうね」
「おっし!じゃあ俺が作りますよ!!」
「あら、頑張って」
「はい!俺に任せてください!」
と言ったアキだったが、チラシは何が何だか、原型を掴めないようなものになっていた。
「坊主、これはチラシやなくてただのお絵描きやろ」
「はぁ!?つーかなんでお前いるんだよ!!」
「私がお願いしたの。不満があるのならごめんなさいね」
「いえ!大丈夫です!」
「態度ケロッと変えよって…
で?お願いって?」
そういったジンにサトはチラシのことについて話した
「だからチラシを書いてくれるような方にお願いしたくて」
「それプラス注目されているチラシ職人やな
その方が、胡散臭いチラシって思われることは素人が作った時より少ななる」
「…なるほどね、そんな方が居るのかしら」
「サトちゃん、情報屋舐めんでくださいよ」
そんなジンに改めて感心したアキだったが
「1万2000円でーす」
取られる金が多いことには顔を顰めた
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