テラーノベル
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331
瀬。
1,236
rbkg
(注意事項)
!極めて捏造!
*ご本人様とは一切関係ありません
*カプ表現ナシ
*名前伏せません
*完全に自分好みの捏造なので解像度は低い!
*殴り書きなので本当に最後までよく分からない
星導ショウと叢雲カゲツは長年の同期であり仲間だった。 共に任務をこなし、共に失敗して、共に怒られてきた。顔を合わせれば良く軽口を叩き、軽い言い合いになることもしょっちゅう。 傍から見れば仲が悪いように見えるかもしれないが、それは違う。全て信頼してるからこそで遠慮なく言える。そんな関係だった。でも、カゲツにはずっと違和感がある。星導は何も話さない。いや…寧ろ良く喋る方だし喧しいが、そういうことでは無い。肝心なことは何も話してくれなかった。何か辛い事や苦しいこと、悩み事があっても何も話してくれない。偶にそういう話になるが、星導は全部笑って流して、直ぐに話題を逸らしてしまう。カゲツは最初、そんな星導に対してイライラしていた。一人で抱え込むのは星導らしくないし、頼れる人が周りにいる中どうして頼らないのか。その思考に理解ができなくて。それでも、星導も星導で悩んでるんだろうな、無理に聞き出すことではないとあまり気にしないように努力した。しかし、やはり戦闘後や不意に見える星導の表情が目に入る度、気にせざるを得なかった。酷く疲れた顔をしている時がある。何かを諦めたような…そんな目。直接本人に聞こうともした。それでも本人の気持ちは本人にしか分からないし、踏み込めば嫌がれるかもしれない。あまり踏み込まないようにして、結局何も出来ないまま時間だけが過ぎていった。
そんなある日、任務中だったカゲツの端末に緊急連絡が届いた。単独任務に出ていた星導が重症を負ったと電波を伝って情報が流れ込む。それを見た瞬間、一瞬で血の気が引いた感覚がした。心臓が嫌な音を立てる。うるさい。気付けば走り出していて、周囲の声も耳に入らないくらい。病院に向かっている途中、ずっと、何度も最悪な想像が頭をよぎった。 もし救助が間に合っていなかったら。 もし後遺症が残ったら。 もし――。
そこまで考える自分が嫌になる。無理矢理そんな思考を消し去った。まだ何も決まっていない、と自分に言い聞かせながら病院にたどり着いた。病室の前まで来て、足が止まる。ドアノブに触れる手が震えていた事なんて、自分自身も知らなかった。そのくらい今は他のことがどうでも良かった。勢いよく扉を押して病室に足を踏み入れる。視界に入った姿を見れば唖然とした。包帯、固定具、痛々しい傷跡。どっからどう見てもボロボロだった。それでも生きている。それは分かった。安心より先に言葉にならない感情が込み上げてくる。ゆっくりとベッドへ近付くと、星導がカゲツの方に視線を落とした。
「カゲツ、来てくれたの?」
その声はいつも通りだった
「いやー…ちょっと見事にヘマかましちゃったわ。 」
他人事のようにヘラヘラと笑いながら追記を述べた。まるで大した怪我じゃないみたいに。今までもずっとそうだ。全部全部笑って受け流して…助けを呼べばよかった。誰かに頼ればよかった。そうすればこんなことにはならなかったのかもしれない。なのに…そんな星導を見て、カゲツはとうとう本音をぶつけてしまった。
「星導ってぼくの事なんだと思ってるん?」
「急に何?wwえ〜、いやムズ…仲間、かな」
「へえ〜〜〜」
「仲間って助け合ったり頼り合う関係じゃないんや」
唐突にそんな言葉が言い放たれて、星導は少しだけ目を丸くして吃驚したような表情を浮かばせるが直ぐにいつも通りの何を考えてるか分からない表情で、考える素振りを見せた。だけど星導は黙ったままで、口を開かなかった。沈黙だけが病室に落ちた。時計の秒針の音が妙に大きく聞こえる。 そんな空気に耐えれなくなったカゲツは痺れを切らして
「おい!!無視すんなよ!」
と叫びながらベッドの柵を思いっきり叩けば、金属音が響いた。静かな病室に声が反響するように。それを見た星導は面白そうに笑いながら
「はははは!」
「何笑ってんだよ!こっちは真剣なんやぞ!」
「いや…忍者らしくない事言うな〜と思って」
すると星導は少し目を細める
「まあ、カゲツの言う通りだわ」
「でしょ?まあぼく大人だから」
「いや、え?カゲツが大人は…ww」
「なんや!」
少しだけ空気が緩んでいくが、そうじゃない。
「じゃあ、お前次からはちゃんとなんかあったら報告しろよ。タコお前!」
再び少しの沈黙が流れて、それから
「善処します」
小さく返ってきた言葉にカゲツは少しだけふくれっ面を浮かばせるが、それ以上は何も言わなかった
「ありがとう、カゲツ」
いつもの調子に戻ってそう言って笑う。だけど、その笑顔は少しだけ違って見えた…気がする。気の所為かもしれない。だけど、今はそれでも良かった。何も話してくれなくていいし、今すぐ頼れとも言わない。いつか本当に苦しくなった時、笑って誤魔化す前に自分の名前を呼んでくれたら。それでいいと思った。オレンジ色の光が病室に差し込む。その光の中で星導は相変わらず呑気そうにしながら窓を眺めていた。本当に腹が立つくらい変わらない。――けれど、その姿を見て少しだけ安堵して、カゲツはようやく小さく息を吐いた。生きていてよかった。
その言葉だけは、最後まで口にできなかったけど。
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