テラーノベル
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どうにか先輩を抱っこして取り敢えず寝室に連れて行った。
最近少し思い始めた事がある、先輩はよく俺が少し意地悪を言うだけで泣くけど…実際あれは演技だったりするのではないかと。
類「青柳くん?黙り込んでどうしたんだい…?また僕…悪いことしたかな?」
そう不安げに問いかけて来る。だから聞いてみた。
冬弥「先輩?神代先輩って少し前ならそんなに泣きませんでしたよね。それって嘘泣きなんですか?…ほら?先輩って演技も出来るでしょう?」
思い切って問いかけた。先輩はくすっと笑いながら話してきた。
類「何を言ってるんだい?僕が嘘泣きなんて安い演技を君にするわけがないだろう。僕は青柳くんに突き放されたくなくて本当に泣いてるよ。」
そうなのか。先輩は常に不安定なのか…それなら俺が学校も音楽も全て辞めたら先輩は安心なのだろうか?
冬弥「神代先輩、俺が音楽も学校もその他全て辞めたら…先輩の精神は不安定じゃなくなりますか?」
神代先輩は驚いたように少し目を見開いた。でもすぐに動揺を隠すように微笑んで
類「何を言ってるんだい?それはいけないよ。僕もいい大人だし…君のしたい事を辞めさせたい訳ではないよ。でもね、青柳くんが今日みたいに帰るのが遅かったら僕は何をするか分からないけど…いいのかい?」
何をするか分からない…もしかして飛び降りたり…鋭利なもので喉を切り裂こうとしたり…あわよくばロープで首を…?先輩ならやり得る事ばかりだ…そんなのは嫌だ。ずっと先輩といたいのに…
気づいたら俺は泣いていた。そしたら先輩が背中を撫でさすってくれた。
類「ふふっ、すまないね。少し脅しが過ぎたよね…でも事実だ、その為にも青柳くん…反省しないと行けない所。あるよね?」
冬弥「はい…確かにありますね、今日みたいに遅く帰るのは先輩が何するか分からないですし…努力して頑張って早く帰ります…」
先輩を強く抱き締めた。先輩が目の前から居なくなるのが怖かった。そんな事を言うなんて思ってもなかった…
類「大丈夫、僕も意地悪し過ぎたね、流石に君の自由を奪い過ぎたよ。ごめんね」
冬弥「…いえ、大丈夫ですよ…弱いですよね、先輩の事守らないとなのに…」
コメント
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ぽてとさん、第2話読ませていただきました! 冬弥くんが先輩の涙を疑うところから一気に緊迫感が増しましたね。「音楽も学校も辞めたら」という問いかけにゾッとしましたが、それに対する先輩の「何をするか分からない」という返しもまた重くて…。二人の依存と不安が絡み合う空気感、すごく丁寧に描かれていて引き込まれました。冬弥くんが泣いてしまった場面が特に胸に残っています。続きが気になります!