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雨が土砂降りで降っていて、パンを守るために防水の布をバスケットの上に敷いたある日。
いつも通り豚バッチと和服の男の牢屋にパンを置いていこうと手をかけた。
だが牢屋のフード男に奇襲された事件は私の脳にはまだ焼き付いてきて、少し手が止まるにいる。
幸いにも今牢屋にいるのは和服男だけ、大丈夫だ…でも警戒はしとこう。
そういえば、彼が牢屋にいるときに声聞いた事ないな…なんて思いながら牢屋に入ると
「っ!!!」
無言で斬りつけてきた
内心、警戒してよかった…!と強く思いながら声をかける。
「おい、危ない!」
彼を見ると白目を向いていて、自我を失っていた。パン渡しにきただけなんだけど!?
思わず何とか机にパンを置き早々に立ち去って牢屋を閉める。
知能があったら鍵を開けて追いかけてくる事に気付いたのは後だった。
「…そこにパン置いたから。」
棒立ちする彼を観察しながら、他の牢屋にもパンを置きその場を去った。
もうパン置きたくないと豚っ子にいつか泣きつく未来が見えたけど、とりあえずその日はふて寝で我慢した。
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