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バッドエンドの話とは違う時系列なんでこの話は3話の続きからっていう設定です
るぅとside
ころちゃんと初めて恋バナをしてから3日が立った。
相変わらず僕たちは夜中に部屋で一緒に遊んでいる。
ただ、あの話をしてから、いや、あの話をする少し前からころちゃんから好意を感じるようになっていた。
それは友達としてではなく、ましては兄弟というものではないと思う。
こんなことを言うと自意識過剰に聞こえるかもしれないが、僕はそこそこモテる。
今日だって隣のクラスの女の子からラブレターをもらった。
二年生に上がってからもらうのはもう5回目だ。
一年生の頃や中学生の頃も合わせるともっとある。
流石にそんなにもらえばある程度自分への好意の種類も見分けがついてくる。ころちゃんの最近の僕に対してのそれは、近頃それに似てきていると感じる。が、僕たちは兄弟だ。第一同性だし。
流石に勘違いであってほしいしあればあるに越したことはない。
が、これを直接確認するにはリスクが高すぎる。思い違いなら最悪気持ち悪がられて終わるだけかもしれないが図星だった場合が取返しのつかないことになりそうだ。
どうにかして確認する方法がほしい。
どうにかならないものかとペンを回しながら考えていると友達に話しかけられた。
「あぁ!!るぅと君がまたラブレターもらってる!!」
「嘘やろ!?うわ、まじやん、るぅちゃんこれで何回目やねん」
この2人は莉犬とジェル君、今僕が一番仲のいい2人だ。
「あーあ。いいなぁ、俺も彼女ほしいよ~」
「まぁるぅちゃんイケメンやしな~」
「何言ってるんですか、ジェル君もイケメンですよ」
「まぁな~ありがとうるぅちゃん」
「え!?俺は!?俺は!?」
「莉犬はかっこいいというかかわいいやろ」
自分が褒められないのに少し不貞腐れている莉犬をジェルくんが頭をなでながら落ち着かせる。
「にしても、彼女ができたら俺らとの時間が短くなるって考えるとさびしいなぁ」
「え!?るぅちゃん俺らと遊んでくれなくなるの!?」
「え?いやいや、今回も断りますよ」
「えぇ?るぅちゃん彼女とか作らないの?」
「どうでしょう、」
「ほんま、モテる男は罪やなぁ~」
ジェル君がからかうように声を出した後僕のラブレターをひょいっと持ち上げて眺めながらしゃべる。
「こんなに女誑かせてたら、いつか彼女ができたとき周りが嫉妬で大変なことになるかもな」
いじわるに笑いながらそんなことを言ってくる。
嫉妬、、
ころちゃんにこの手紙を見せてころちゃんが嫉妬したらそれは僕に恋心を抱いている証拠になるんじゃないのか、
「まぁるぅちゃんに彼女ができたら俺も嫉妬しちゃうかも~」
「莉犬には俺がいるやろ~?」
「ジェル君はいやだぁ」
「最近俺の扱い雑やな!?なぁ、るぅちゃんこれどう思う?ひどない?」
「、、、るぅと君?どうしたの?」
「ジェル君ありがとうございます。じゃ!僕はもう帰るんで!!」
「え!?」
「えぇ!?」
事情も説明せず僕は席を立ってそのまま走って家まで帰った。
ころんside
るぅと君と恋バナしてから3日が立った。
未だにるぅと君への感情はおさまらない。
おさまるどころか日に日に増していっている気さえする。
るぅと君と会話を繰り返すたびにるぅと君に抱きしめられたいと思ってしまう。
あの部屋のなかでもるぅと君のことを考えてしまっている。
このおじさんがるぅと君だったらいいのになぁと考えているとおじさんの顔を見るたびに吐き気が止まらなくなってきた。
今頃、るぅと君は何をしているんだろう。
学校では楽しく友達とやっているんだろう。
るぅと君はイケメンだしもしかしたらモテまくっているのかも。
それは、嫌だなぁ。
そんなことを考えながら今日も部屋での仕事が終わり家に帰る。
いつも通りお母さんにお金を渡し夕飯の準備をして夕飯をたべお風呂に入りうきうきでるぅと君の部屋に向かう。
こんこんと二回ノックをするとどーぞーと軽い返事が返ってくる。
部屋のドアを開けるといつもとは違う光景が広がっていた。
いつもならゲーム機を持っているか何かのお菓子を広げているはずのるぅと君の手には手紙のようなものがあった。
「え、それ、どうしたの、」
自分の鼓動が早まっていくのを感じる。
「今日学校でラブレターもらったんですよ。とても思いの伝わってくるいい手紙ですよね」
息が荒くなる。自分の鼓動と呼吸の音でるぅと君の声が聞こえなくなってくる。
るぅと君に彼女ができる。僕が、捨てられる?
いやだ いやだ そんなの、だって、僕にはるぅと君が、
さらに息が荒くなり、過呼吸で苦しくなってきたころ
るぅと君が黙って僕の頭をなで始めた。
るぅと君に頭を撫でられて安心して、でも安心できない気持ちもあって、自分がそんな感情にぐちゃぐちゃになって涙がぽろぽろと出てくる。
1分ほどそうやってしてもらって呼吸も落ち着いてきたころ、るぅと君が僕の
ことをぎゅっと抱きしめて僕に優しく話しかけてきた。
「、、ころちゃんは、僕のことが大好きですもんね。大丈夫、僕はころちゃんを捨てたりしませんよ」
自分の心を読んでいるかのようにるぅと君が僕を安心させる言葉を吐いてくる。
「ほ、ほんとぉ?」
「はい。もちろんです」
僕は安心した。るぅと君なら、僕のことを受け入れてくれるかもしれない。
僕のこの気持ちもるぅと君なら受け入れてはくれなくても否定はしないだろう。
「あの、」
「はい。なんですか」
「僕、るぅと君が好き、恋愛的な意味で。」
「、、、、はい」
「その、付き合って、くれないかな」
「少し、考えさせてくれませんか?」
「わ、わかった、そうだよね、うん、考えて!!」
「ありがとうございます。なるべく早く返事します」
「い、いや、焦らなくていいよ!ゆっくり考えて!!」
よかった。否定されなかった。気持ちを伝えても今のまま入れる。僕は安心してるぅと君の部屋でそのまま寝てしまった。
るぅとside
ころちゃんから告白された。
結果としてラブレター作戦は大成功だった。
ころちゃんからの思いはできれば勘違いであってほしかったけど直接告白された以上真面目に考えなくては、実際僕はころちゃんのことを恋愛的な意味で考えたことなはい。
だがだからといってすぐに振ってしまえばころちゃんが傷ついてしまう。
かといって僕の気持ちに嘘をついて付き合ってしまえばころちゃんはすぐに僕の嘘に気づいてしまうだろう。
明日、相談してみようかな。
翌日、僕は莉犬とジェル君を誘ってファミレスに行った。
「久しぶりじゃない?るぅと君と遊ぶの!」
「再婚してからは忙しかったらしいしなぁ、弟君は大丈夫なん?」
「はい、ころちゃんにはご飯を食べてくると伝えました。」
「とりあえず全員ドリンクバー頼んどくね~」
「ありがとう莉犬」
「どうしよ、俺とりあえずパスタでも頼もうかな」
「俺ピザ!!」
「僕は、ピザと~パスタと、あ、これも」
「、、相変わらずよう食うなぁw」
「成長期ですから!!」
「るぅちゃんこのピザ半分こにしよ!!」
「いいですよ!」
ころちゃんとのことを少し相談しようと思っていたが久しぶりに友達と遊ぶのが楽しくなってしばらく普通に食べて話して遊んでいた。
「ふ~結構食ったなぁ」
「俺このパフェ食べたい!!」
「ほんまに食べれるんか?」
「食べれなかったらるぅと君に食べてもらうから大丈夫!!」
「いや、るぅちゃんもしんどいやろ」
「いけますよ」
「いけるんかい!」
「あの、少し相談したいことがあるんですけど」
もうみんなしっかり食べ終わってデザートを頼み始めているとき、本題を思い出し相談事を始める。
「どしたん?」
莉犬はパフェを一生懸命注文していて話を聞いていなかったがジェル君がまだ少し残っているコップを置いて僕に視線を向けてくれた。真面目な雰囲気を察してくれたのだろう。
「えっと、どこから話せばいいか、僕今告白されてて」
「「知ってる」」
2人そろって何を言ってるんだという顔で僕のことを見てくる。いつのまにパフェ頼み終わったんだ。
「なんや、真面目系かと思ったわ。昨日の話?」
「いや、昨日の人じゃ、なくてですね。」
「は!?また告白されたの!?」
「嘘!?最短記録ちゃう!?」
「だれだれ!?何組の子?」
「いや、あの、えと弟から?」
「「、、、、、、、」」
しばらく沈黙が続く。まあさすがに僕もこんなとこそうだんされたらびっくりすると思う。
「えと、弟?」
沈黙を破ったのはジェル君だった。
「はい」
「それ俺らが聞いてええ話なん?」
「一人じゃ少し荷が重いというか、」
「弟!!??」
ようやく話を理解したのか莉犬が遅れてびっくりしている
「莉犬、声でかいわ、気持ちはわかるけどな」
一呼吸おいてジェル君が口を開いた。
「じゃあまず、状況から聞こか?」
僕は昨日の話をしだした。
虐待されているという点を伏せて再婚してからのほぼすべてを、ころちゃんはお父さんがなくなっていてお金がなく高校に通っていないということ、夜に僕たちが2人で遊んでいるといこと。最近、おかしな好意を薄々感じていること、そして昨日、ラブレターを見せたら告白されたこと。
「えぇ、、今まで相談されたことのない話やなぁ、兄弟かぁ、う~ん」
「るぅちゃんはころちゃんのことどう思ってるの?」
真剣に考えてくれてるジェル君とは対照的に莉犬は特に考えるそぶりもなく聞いてくる。
好きなら付き合う、そうじゃないなら付き合わないという考えなのだろう。
「かわいい弟です。」
「恋愛対象としては見れないの?」
「、、、わかりません」
「あのなぁ莉犬、簡単に言うけど、今回はいつもの告白とはわけが違うんよ」
横からジェル君が莉犬の質問攻めを止めてくれる
「なんで?好きなら付き合えばいいじゃん」
、、、わかってはいたけど、やっぱりその考えか
「第一ころんもるぅとも男やし、仮に男女やったとしても兄弟やん。友達がいないころんを兄として救おうとしてたるぅとにとって恋愛的な立ち位置になるのはだいぶハードルの高いことなんちゃう?」
「さすがジェル君、ポテト代ぐらいは僕持ちでいいですよ」
「そうかなぁ、告白されて迷ってるってことは全く持ってその気がないわけじゃないんでしょ?だったら難しく考えずに自分の感情に従ったらいいじゃん」
「、、、一理、ある、か?でもそんな単純になれんから相談してきてんねやろ?」
こういう時に莉犬の言葉は刺さるから本当にこまる
「るぅと君は、どうしたいの?」
「僕は、」
「たしかに、ころちゃんはかわいいですけど、弟ですし、でも、付き合わないのは、なんていうか、ころちゃんに申し訳ないというか、かといってそれで付き合っても不誠実ですし、えっと、えっと」
「、、、、、、ね?」
莉犬が何やらジェル君に勝ち誇った顔をしている。
それを見て一瞬悔しそうな顔をしつつもため息をして僕に話しかけてくる。
「るぅちゃんなぁ、お兄ちゃんとしてってところにこだわりすぎやねん。ころんはお前がお兄ちゃんとしてじゃなくてもそばにいてくれるだけで喜ぶと思うで?」
「お兄ちゃんじゃ、なくても、?」
「別に血がつながってるわけでもないんやろ?そんな義兄弟が付き合ってパコパコしましたとかAVでもよくある設定やん、深く考えすぎんように、いて!!」
「るぅと君に変な知識入れないで!!」
「何も叩くことないやろー!?莉犬だって前見せたとき顔真っ赤にしてよr」
「わー!わー!わー!」
「ぱ、パコパコ//」
「ほらー!ジェル君が変なこと言うからーー!!」
「わかった!わーかーったってごめんごめん」
莉犬を静止してごほんと一度咳払いしてから真面目な顔に戻る
「まぁ、俺が言いたいことはやな、るぅちゃんがころんを受け入れたのと同じでころんもるぅちゃんがどんな形でも好きなままやでってことや」
「るぅちゃんがころちゃんのこと好きならお兄ちゃんじゃなくてもころちゃんはいいんじゃない?」
お兄ちゃんじゃなくても、確かに、ころちゃんは僕と恋人になろうと言ってきた。
僕はお父さんに救われたから家族という形にこだわりすぎたのかもしれない。
「ありがとうございます。なんか、2人に相談してよかったです」
「おう、いつでも相談してーや」
「全然いーよ。その代わり、俺の相談も受けてよね」
「はい。困ったらなんでも言ってください」
もういい時間なのでそのまま解散することになった。
2人にお礼を伝えて僕はそのまま家に帰る。
結構遅い時間まで話し込んでしまった。
ころちゃんは今何をしているのだろうか。
「家族じゃなくても、」
家に帰るともうリビング電気は消えていた。
ころちゃんやあけみさんたちはもう寝ているのだろうか。
僕は着替えてお風呂に入り自分の部屋へと戻る。
自室のドアを開けるところちゃんが僕のベッドに座っていた。
「お、おかえり」
「ただいま、ころちゃん」
こんな時間まで一人で起きて僕のことを待ってくれていたのだろう。
もう僕はころちゃんを弟として見れなくなっていた。
「こんな時間まで、待っててくれたんですか?ありがとうございます」
「そんな、好きな人とは一緒にいたいじゃん」
「ふふっ確かに、僕もころちゃんが部屋にてすごいうれしかったです」
「、、、、、へっ!!??//」
「それって、どういう」
顔を真っ赤にしている。
「僕も、好きです。付き合いましょう。」
「い、いいの?」
「はい、ていうか、僕がそうしたいんです」
「やった、やった、これ、夢じゃないよね。僕、待ちきれずに寝ちゃったのかな」
「叩いてみますか?」
「いや、いい、いい、夢だとしても、覚めたくないし」
「これからよろしく。ころちゃん。」
「よ、よろしくお願いします//るぅと君」
その晩は、遊ばずに2人で抱き合いながら寝ころんでいろいろ話した。
高校を卒業したら2人暮らししようということ。
今度、このことを相談した友達にころちゃんを紹介したいということ。
ほとんど僕しか話していなかったがころちゃんは嬉しそうにうなずいていた。
2年後、僕はころちゃんと一緒に2人暮らしを始めた。
新居祝いにとジェル君と莉犬が来てくれた。
ころちゃんが手料理でふるまおうとしたけど、みんなでピザをデリバリーしてピザパーティーをした。
未だにころちゃんは人づきあいが苦手だけど莉犬とジェル君ともしゃべっているうちにだんだんと克服しつつある。
僕が高校3年生になってからはころちゃんは仕事にいくこともなくなった。
今はお父さんからの仕送りでなんとか生活している。
「いやーころちゃんとるぅと君が幸せそうで本当によかったよー俺るぅちゃんもころちゃんも大好きだから困ったことあったらいつでも言ってねー!!」
「莉犬君、ありがとう。僕も莉犬君のこと好きだよ」
「いいよーー!もう!ころちゃんはかわいいなぁ」
「莉犬、るぅとが嫉妬してるで」
「あはは、冗談だよーー」
「ころちゃんがかわいいのが冗談なんですか?」
「めんどくさ!!」
「あはは、冗談です」
莉犬ところちゃんの距離が近いのには正直むっとすることもあるけどまぁころちゃんが幸せそうでよかった。
ピザをみんなで食べ、ワイワイしたあと解散してジェル君と莉犬が帰って静まり帰った家を2人でピザの跡片付けをする。
「莉犬くんとジェル君には本当に感謝してるよ。僕なんかに優しくしてくれるし」
「僕も感謝してます。ほんと、自慢の友達です。」
「うん。それに莉犬くんと話してたら嫉妬してるるぅと君も見られるしね~」
「ちょっと距離が近いんですよ。もしかしてわざとやってます?」
「ふふ、さぁ?わかんな~い」
「もう!」
「心配しなくても、るぅと君から離れないよ、るぅと君も僕から離れないでしょ?」
「、、、、確信犯ですね」
「僕をこんなのしたのはるぅとくんだよ?かわいいでしょ?」
「当たり前じゃないですか」
「るぅちゃん、口だけじゃなくて体で僕のことかわいがってよ」
「っ!//」
「いつの間にそんな煽りを覚えたんですか//」
「ふふっ、ほらはやく~」
「//絶対ほかの人にそんなところ見せたらだめですよ!!」
「見せるわけないじゃん」
「僕には君しかいないんだから」
コメント
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『最終話 ハッピーエンド』読了〜!!🌸💕 るぅと君がラブレター使ってころちゃんの反応見るのズルすぎるけど、でもそれだけ真剣に向き合ってるってことだよね…!あの過呼吸シーンは本当に胸が苦しくなったけど、るぅと君がすぐに頭撫でて抱きしめてくれて、もうその優しさに涙涙😭💦 莉犬とジェル君の「お兄ちゃんじゃなくても」って言葉がるぅと君の背中押したの、すごくいいなって思った!最後の「僕には君しかいないんだから」ってセリフ…完全にノックアウトされましたわ…尊すぎて倒れる🥺💘 2人で幸せになってくれて本当に良かった…!最終話っていうのが寂しいけど、この先の2人も妄想しちゃうよ〜✨💕