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こんにちは♪
インフルエンザが流行っているので私も気おつけながら、過ごします。
叶『』 葛葉【】
今日も面会時間ギリギリまで葛葉の側に居たけれど、葛葉は起きる様子もない。
僕は事故があった日から学校に行けていない
事故があった日から僕はずっと葛葉の事を悔やんでいた。
憎かった。
自分自身が憎かったのだ。
僕が葛葉の一番近くに居たのに…
葛葉が起きて、僕がこんな事を言ったらきっと、きっと葛葉は【お前が気にする事じゃねぇ】なんて言うだろうけど…
トボトボと葛葉が居る病室を出ようと足を動かす。
葛葉の耳に口を寄せ、
『明日も葛葉に会いに来るよ。じゃあ、また明日。』
なんて言ったその時。
【貴方は…?】
僕の後ろ姿に声を掛ける、僕が愛している人。
『葛葉…』
自分が聞き慣れた声。
僕がずっと聞きたかった声。
振り返る僕を不思議そうに見つめる君は、いつも僕と過ごしている君とは程遠い雰囲気を纏っていた。
【葛葉…??僕の名前ですか?】
『ひゅっ…』
サーっと僕の体から血の気が引いた気がした。手には冷や汗が握られていた。
僕は葛葉の、顔を見ない様にナースコールを押した。
看護師さんが病室に来るまでの時間が僕にはとても遅く感じた。
僕?葛葉の一人称は俺だった。
僕の名前…??嘘だ。
きっと長い間寝ていたせいで意識が混乱しているんだ…
「葛葉さーん?目が覚めましたかー?」
【此処は?病院ですか?すみません。体が上手く動かなくて…】
「大丈夫ですよ、無理に動かなくて。元気そうですね。良かった…葛葉さん。貴方は事故に遭ってしまって、此処に運ばれたんですよ」
僕は葛葉と看護師さんの会話を聞くだけで、葛葉と直接会話を交わそうなんて気持ちにはなれなかった。
顔も見れない。俯くばかりの僕に看護師さんが嬉しそうに声を掛ける。
「良かったですね叶さん!あの日からずっと面会されてたから…私たちも看護師として叶さんが悲しそうに病室に入る所、見ていられなくて。」
『あっ…嗚呼。すいませんご心配お掛けして。』
【叶さん?貴方叶さんって言うんですか??面会…僕の面会、ずっと来てくれていたんですか?叶さんは僕の知り合い??】
「え!葛葉さん…?」
“知り合い”
葛葉の口からそんな言葉聞きたくなかった。
看護師さんはバタバタと他の看護師と話している。きっと今の葛葉の現状が異常だと分かった様だ。
僕だって分かってた…葛葉が僕に【貴方】と言った瞬間から。
多分葛葉に僕の記憶は無いし、きっと事故のことも学校の事も、これまでの記憶が無いのだ。
この後医者に呼び出された僕と葛葉には、僕が予想していた言葉が掛けられた。
「葛葉さん、貴方は記憶障害。記憶喪失だと思われます。」
【記憶喪失…?】
『(嗚呼…嘘だと言ってほしい…)』
結局今日は僕が耐えられず、葛葉の説明は明日に持ち越しとなった。
コメント
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信じたくない😭😭 新作めちゃくちゃありがたいです感謝です😭😭🙏🏻