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基本的にしゃべりません。
敵喋ります。
口調違いや、解釈不一致あったらごめんなさい。
途中ガチのキャラ崩壊があります。
クッソ長文です。
5億%妄想です。
ご本人様とはまったくもって関係ありません。
自傷表現や、精神的に病んでいる描写等々あります。
それでも良かったら読んでって。
アジトの医務室にて
ウェン「ちょっとぉ~怪我はちゃんと報告しなさいよ~?」
リト「次からはちゃんと言えよ~?」
マナ「ごめんって!」
傷口をぐりぐりいじられる。
リト「ほんとに反省してんのか~?」
マナ「痛い痛い!」
ウェン「ほんとだよ!報連相!しっかりしないと社会に出れないよ!」
マナ「もう社会には出てるねんw」
他愛もない会話をしながら、心の奥では罪悪感を感じていた。
最近、迷惑ばかりかけているような気がする。
誰に言われたわけでもないから、気にしすぎているというのも頭で理解している。
ウェン「はい!終わり!」
マナ「ありがとう」
マナ「ごめんな…いつも。」
ウェン「そう思うなら、次から報告してよ~?」
マナ「…善処するわ」
リト「間があったぞ~?」
ウェン「言わない気か!」
ウェン「もうから揚げ食べさせないよ?」
マナ「それはごめんやん!」
マナ「次からちゃんと言うから!」
イッテツ「マナくんから揚げに対してめっちゃ本気じゃんw」
ウェン「ふはっ」
ウェン「そんなに好きか~?」
マナ「当たり前やん!」
リト「あれれ?ウェン照れてんじゃないの~?」
ウェン「照れてはないよね?」
イッテツ「何で疑問形?」
ウェン「あーあーあー何も聞こえな~い」
マナ「照れとるやんw」
ウェン「もう治療終わったじゃんか!」
ウェン「ほら!もういったいった!」
そんなことを言われながら医務室を追い出される
次の日の任務
少し変わった敵と対峙していた。
見た目は、マジシャンのような風貌で、鏡が敵の周りに浮いている。
敵のことを確かに攻撃してはいるのだが、手ごたえがない。
ケタケタと笑う声が頭に響く。
敵「お前心に迷いがあるなぁ」
マナ「迷い?」
敵「あぁそうだ」
敵「周りのやつに迷惑をかけているにも関わらず、自分は笑って過ごしている」
敵「そんなお前を見て、周りはどう思っているだろうなぁ」
マナ「違う!」
敵「い~やなにも違わない」
敵「鏡は常に真実を映す」
敵「見てみるか?周りの本当の気持ち」
敵「周りがどう感じているのか」
そういって目の前に鏡を差しだされる
見てはいけない。頭ではわかっていても、目が離せない。
ウェン?「ぶっちゃけさ、最近のマナ迷惑じゃない?」
イッテツ?「わかるわ~」
リト?「足引っ張られすぎて、動きにくいっていうか?」
ウェン?「ほんとにそれ!w」
イッテツ?「リトくん言葉にするのうまいね~w」
リト?「だろ?」
鏡にはそんな会話をしながら笑いあっている仲間の姿が映し出されていた。
敵「はっはっは」
敵「滑稽だな」
マナ「五月蠅い黙れ!」
マナ「アイツらは、そんなこと言わへん!」
敵「本当か?」
敵「思っていないとなぜ断言できる?」
敵「貴様が幻覚だと思い込みたいだけじゃないのか?」
マナ「違う!」
敵「本当にか?」
敵「鏡は常に真実を映しだす」
マナ「もうお前っ!喋んなやっ!」
レイピアを敵に突き刺す。
油断をしていたのか、今度は手ごたえがある。
敵「がっ、、」
敵「貴様が我を攻撃をしてもあやつらの思いは変わりはしない!」
敵「鏡は常に真実を映しだすのだから!」
敵は灰になって消えた。
色々なことが頭を回っている。
今日はアジトには帰りたくない。
アジトには帰らないと連絡を入れたほうがいいのだろうか?
入れても、入れなくても変わらないような気がしてきた。
その時、スマホの通知音が静かに鳴り響いた。
ウェンからだった。
任務終わった~?
と、のんきな活字が画面に表示されていた。
都合がいいので、今日はアジトには帰らないことを伝えておく。
後から、
なんかあった?
大丈夫?
という連絡が来たが無視した。
帰宅途中に胃薬が切れかけていたことを思い出し、薬局によることにした。
変身を解き薬局に入る。
いつもいっているところのはずだったが、薬の匂いがいつもよりきつく感じられた。
ふと、他の薬が気になってしまった。
何がそんなに気になるのか自分でもよくわからなかった。
結局いつもの胃薬と適当な風邪薬のような薬を買って薬局を後にした。
家に帰ってくるのは久しぶりだった。
鍵を差し込み、ドアを開ける。
今日はもう疲れた。
シャワーを浴びた後、着替えて布団に潜り込む。
先ほどのこともあってか、あまり眠れない。
今日は、寝落ちエペでもしようかと思い、机に向かう。
一番に目に入ったのは、パソコンではなく先ほど買った薬だった。
飲んでみたらどうなるだろうか?あの記憶を忘れられるだろうか?
興味本位でやってはいけないことだと思ったがどうしても気になってしまう。
決められた量を飲めばまあ、大丈夫なはずだ。
やることもなかったので飲んでみることにした。
瓶を見てみると、1回3錠までと書いてあった。
3錠を手に取り、一気に飲み干す。
ふわふわとした、不思議な感覚が襲ってくる。
でも、それだけだった。
結局APEXを起動し、眠くなるまで続けた。
2時ごろに眠くなって布団に入り眠った。
夢を見た。
迷惑そうにこちらを睨む、目、目、目、目、目
こそこそと会話をしているのが聞こえてしまう。
あいつ ちょうしのりすぎ
あしひっぱんなよ
あいつ こっちみた きもちわるい
めいわく
うごきおそすぎ
あわせづらい
おもんない
だるがらみ きも
こそこそ こそこそ
いつもなら聞こえない声も、鋭く突き刺さる。
でもこれは、周りの本当の声なのかもしれない。
ならば、受け止めなければ。
顔を上げる。
そこにはこっちを見ている仲間の姿があった。
おまえ めいわくだしぬけろ
なんでヒーローやってんの
おまえなんて いらない
違う
こんなの現実じゃない
違う
こんなこと、言わない
貴様が幻覚だと思い込みたいだけではないのか?
声が響く。
幻覚だ。絶対に。絶対に…
本当に?本当は違うんじゃないか?
みんなは、迷惑だと思ってるんじゃないか?
分からない。
そんなことが頭を回って、おかしくなりそうだった。
ピピピピッピピピピッ
耳障りの悪い電子音が頭に響く
マナ「夢?やったんか…」
ぐらぐらと視界が揺れて吐き気がする。
ウェン?「夢じゃないよ?」
マナ「ウェン?」
イッテツ?「何で夢だと思ったの?」
リト?「ほんとそれw」
ウェン?「ほんとのことだよ!全部」
ウェン?「僕ら、メイワクしてるんだよね~w」
イッテツ?「一人で突っ込んで、怪我して、治療するのこっちなのにさw」
リト?「全部ひとりでどうにかしようとして、調子のんなwマジで」
ウェン?「ちょっと~リト君かわいそーだよwま、ほんとのことだけどさw」
イッテツ?「ウェン君も言い過ぎ~!」
夢じゃなかった?
全部全部ホントのこと?
頭が真っ白になった。
マナ「ははっ」
乾いた笑い声が口からこぼれる
夢だなんて、淡い期待を抱いたのが馬鹿だったんだ。
机の上に目をやった。
昨日のんだ薬はまだ、大量に残っている。
イッテツ?「あれ?マナ君逃げんの~?」
リト?「素早いね~w」
ウェン?「逃げ足だけはねw」
イッテツ「ダハハッw言えてるw」
何錠飲んだかわからない。
ふわふわとした感覚に身をゆだねながら、そっと意識を手放した。
次に目を開けた時には、もうウェンたちはいなくなっていた。
その代わり、連絡の通知がかなりたまっていた。
また、迷惑をかけた。
大丈夫?とか、起きてる~?とか、普段なら、暖かく感じる言葉が並んでいた。
けど今は、そんな言葉がうわべだけの言葉に思えた。
重たい頭を起こして、机の上の蓋があいたままの薬瓶に目をやる。
あの、ふわふわとした感覚。
もっと、もっと欲しい
正常じゃない。絶対に。
マナ「もう、分からん」
薬を瓶がら取り出す。
これでもう、あの記憶がなくなってくれるよう願いながら。
あぁ、そうか。
マナ「もう、とっくに正常じゃなくなってたんやな」
ごくりと飲み干すと、またふわふわとした感覚。
それもすぐに消えてしまう。
頭はぼんやりしてるが、何度も何度もそれを繰り返す。
薬が底をつきそうになった時、強烈な吐き気が襲ってきた。
視界もどんどんかすんでいく。
眠い。
眠っても、あの悪夢は見ませんように。
もし、神様がいるとするのなら、神様はこの無駄な願いを聞き入れてくるだろうか?
そんなことをぼんやり考えながら、どんどん瞼が落ちていく。
かすんでいく視界の中、最後に見たのは、焦って名前を叫んでいるウェンの姿だった。
なんであんなに焦っているんだろうか。
ウェンにとって、「緋八マナ」という存在は、迷惑なものだったはずなのに…
そんなことを考えながら、意識を手放した。
数分前
ウェン「ちょっとぉ~今日、オリエンスで撮影あるのにマナ来てないんですけどぉ」
ウェン「集合してからみんなでスタジオ入りでしょ?」
リト「いっつも早いのにね~」
ウェン「見てよ~連絡も未読無視!」
リト「寝てんじゃない?」
イッテツ「マナ君に限ってそんなことあるかな~?」
リト「たまにはあるでしょ」
リト「まあでも、大事な日に寝坊で遅刻ってのは珍しいか」
ウェン「連絡も、昨日の「アジトには今日帰らんすまん」で終わってるしさ~心配じゃない?」
ウェン「マナって割と一人で抱え込むじゃん?」
イッテツ「もうちょい俺ら頼ってもいいよな?」
リト「それはほんとにそう」
ウェン「ほんとに心臓に悪いよね」
イッテツ「ほんとに寿命縮む」
リト「わかるわ~」
リト「スタジオ入りまで30分以上あるし、大丈夫でしょ!」
ウェン「それもそっか!」
ウェン「さすがに遅くない?」
時計はすでに、スタジオ入り10分前を回っていた。
イッテツ「このままじゃ遅刻するよね⁉」
リト「遅刻かも」
ウェン「あ、マネさん!」
ウェン「マナ君と連絡取れました?」
マナのマネージャーさん(マナマネ)「それがつながらなくて…」
マナマネ「迎えに行こうか悩んでるんですけど…」
ウェン「うーん」
なんとなく嫌な感じがする。
ウェン「僕行ってみますよ?」
マナマネ「え⁉いや、ウェンさん遅刻しちゃいますよ!」
リト「ならついてくわ」
イッテツ「じゃ、僕も行くわ」
ウェン「マジ?じゃ一緒に行こ~」
マナマネ「いや!時間!」
ウェン「マナだけ遅刻になるより、全員で遅刻して、みんなで怒られよ~」
リト「さんせ~」
リト「もちろん、テツもだよな?」
イッテツ「はひ…」
ウェン「もー行くよ!」
リト「はーい」
マナの住んでいる場所に来た。
何号室かは知っていたのでチャイムを鳴らす。
ウェン「お~い!マナく~ん?遅刻するよ~」
リト「早く出てこ~い」
イッテツ「マ、マナく~ん?」
返事はない。
ウェン「もぉ~」
リト「ウェン何それ?」
ウェン「ん?合鍵」
リト「こぉわ」
ウェン「緊急事態なんだからつべこべ言わない!」
鍵を開けて、扉を開ける。
ウェン「ちょっ!マナ!?」
そこには、倒れこんでいるマナの姿があった。
急いで、中に入り抱きかかえる。
ウェン「マネさんに連絡して」
リトとテツは見ても、何も言わなかった。
いや、言えなかったが正しいのかもしれない。
あまりにも悲惨な状態の仲間を目の当たりにして、言葉がとっさに出る方がおかしい。
幸い、マナの家の近くに病院がある。
救急車を呼ぶよりも、直で言った方が速いだろう。
抱きかかえた状態で外に出てマナの顔が真っ青だという事に初めて気づいた。
何かあったなら相談して欲しかった。
抱え込まないで欲しかった。
そんなに、そんなに僕は頼りなかっただろうか?
病院で診てもらい案の定、入院だった。
部屋に響く、点滴のかすかな音。
室内には今、リトとテツは、いない。
そっとマナに触れる。
ウェン「勝手にいなくなんないでよ。寂しいじゃん」
ウェン「また、みんなで話したいよ」
自分の頬を暖かいものがつたう。
何故泣いているんだろう。一番泣きたいのは、マナなのに。
夢を見ていた。
本人は、夢だと気づけない夢を。
たくさんの目に囲まれて、自分がその中心にいて転がっている。
ざわざわと、声がぼんやり響いている。
何を言っているか聞き取れないが、きっと、自分のことを言っている。
何故だかそう理解できてしまう。
もう、疲れた。
目をつむって、その時が来るのを待って無意味だ。
言葉を発するだけなのだから。
いっそ、刃物で串刺しにしてほしいのに。
暗い視界が少し明るくなる。
薄く目を開ける。
暖かな声。
「 勝手にいなくなんないでよ 寂しいじゃん 」
寂しい?
迷惑がられてるんじゃなかったのかな。
とか、淡い期待が溢れてくる。
「 また みんなで話したいよ 」
みんなで話す?
話していて楽しかったのは自分だけのはずなのに。
微かに、声が漏れる。
マナ「迷惑やったんやろ?」
ウェン「迷惑じゃないよ。いつも本当にありがとう。」
ウェン「あとさ、早く起きてくんない?僕ら待ってるから」
そっか、勘違いだったのか。
暖かい声の方へ歩いていく。
目を開ける。
見知らぬ天井。見知らぬ場所。
ウェン「やっと起きたー!」
ウェン「みんなに知らせなきゃだ!」
マナ「ウェン?」
ウェン「ん?おはよ」
マナ「ごめんな。俺のせいで」
ウェンがこっちに来たかと思ったら、額にデコピンを食らった。
マナ「いっ」
ウェン「ほ・う・れ・ん・そ・う・は?」
ウェン「一人で抱え込まない!」
ウェン「全部ひとりでどうにかしようとしたらめっ!」
ウェン「謝る以外にしないといけないこと!あるでしょ?」
一気にまくしたてられて、謝りそうになって、のどまで出かかった言葉を飲み込む
マナ「ホンマにありがとう」
届いたか、届いていないのかわからないほどの声の大きさになってしまった。
ウェン「よろしい!」
ウェン「他二人にもちゃんと言いなよ?」
イッテツ「早いってリトくん!」
リト「テツー速くしろー」
扉の向こうからドタバタ音が聞こえる。
ウェン「病院では走らない!」
イッテツ/リト「ごめんなさい」
ウェン「早く中入って」
マナ「なんや…その…ありがとな」
ウェン「よく言えました」
リトからチョップを食らった。
リト「当たり前だろ?」
リト「くすぐったいこと言うなって!」
イッテツ「ほんとに心配したんだよ?」
マナ「ごめ、」
ウェン「謝るの禁止!」
イッテツ「ちっちゃいマナ君すごい新鮮」
マナ「ぐぅ」
リト「ブフッw」
ウェン「今度から、報連相を義務にしようかな~」
リト「だってさマナ?」
マナ「リトもやない?」
リト「え?マジ?」
ウェン「全員ね?」
イッテツ「僕も⁉」
ウェン「怪我の報告しないのイッテツがトップだもん」
イッテツ「スッーーーーーそんなことないと思うけどね?」
ウェン「そんなことあるんだな~」
なんていろいろなことを話して盛り上がる。
オリエンスでよかったなぁとしみじみ感じる。
あんなに悩んでたのが馬鹿みたいだった。
普段の空気感が戻ってきて安心したのか、先ほどまでの不快感が一気にこみあげてくる。
マナ「ごめん、、誰かナースコール押してくれへん?気持ち悪すぎて吐きそうやねん…」
ウェン「もうちょい早く言って⁉」
イッテツ「ナースコール押した押した!」
リト「ナースナース!」
マナ「やかましいわw!」
小さな声で突っ込みを入れる。
その後、騒がしすぎて、ナースさんに怒られたのは言うまでもない。