テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
茈にきぃぃぃ...りくくん処そかな()瑞ちゃんか赫くんと結ばれてくれ...
主🪼 「教えて〜よ!え?なーにが嫌いか、 錠剤。(無理」
***
📢視点、
昔から女は恋愛対象外だった。
女性不審だったのだろう。
まずは最初、母親に捨てられたからだ。
確かに俺は片親で、家族は父親だけで。
だから、同じ片親のやつとは仲が良かったのを覚えている。
幼稚園の時。
同じ片親、同じ父親しかいない家庭で育った奴がいた。
りく 「いるま!庭行ってみんなで遊ぼうぜ!」
当時、片親だった俺は、ずっと室内で遊んでいた。
父親はあまり俺に興味はなく、最低限の教育だけされた。
だから、遊ぶ時はいつも1人で遊べるもので遊んでいた。
読書とか、…
だから、
初めて名前を呼んでくれたその時から、一緒に遊んでくれる「そいつ」が好きになった。
お姫様と結婚できるのは王子様。
何かに流通しているように、男の子は女の子としか結婚できない。
そうやって教えられてきた。
だから、男の子が男の子を好きになってはいけないのだと、知っていた
知っていたけど
📢🎼 「俺、りくのことすきかも」
初めて口にした。
その時、りくは、未知の言葉を聞いた時のようにキョトンとして、
りく 「え〜(笑)でも俺女の子じゃないよ?」
そう言った
頭をガツンと打たれた時のように、衝撃が走ったのを覚えている。
当時、友達は少しだけ多い方だったけど、りくとは特に仲のいい友達だったから、嫌われたくなくて言った。
📢🎼 「へへ、じょうだんだって…(笑」
りく 「だよな〜」
そこからは、よく言葉を飲み込みながら過ごしたと思う。
好きという言葉はなるべく発しないように。
***
でも、小学生に上がった頃。
りくは早く周りに馴染んでいった。
だから、俺と絡む時間は少なくなっていった。
俺もいつしか、1人の時間が増えた
周りはよくグループができていて、この人とこの人が仲のいい。
というような組み合わせが分かりきっていた
だから、安易にそこに首は突っ込まなかった
ふと思った。
小学生になった今なら、男の子が男の子を好きになってもいいのだろうか。
***
ある日、こさめと出会った。
初めての席替えで、うちのクラスは男子が女子より少し多かったから、たまに席の隣同士が男になることがあった
俺は廊下側の席で、たまに1人で行動するこさめを、よく見ていた。
隣のクラスの奴だった
小学生になって、もう1ヶ月経つのに、こさめは誰ともグループになっていなかった。
何だか俺と似ていたし、仲良くなれるかも
なんてダメ元で話しかけたら、こさめは両親がいなくて、しせつ?で育ったことがわかった。
まだガキだったなって今では思う。
こさめが施設育ちだって、聞いていた人がいた。
りくが、そのことを聞いて、広めたのだ。
両親に捨てられた。
出来損ないだから捨てられた。
そんな噂が、俺の耳に入ってくることもあったけど、こさめとは仲良くしていた。
休み時間は、こさめのクラスに行ってはよく話した。
次第にりくへの気持ちは冷め、全く関わらなくなった。
それが不味かったのか、今度は、俺が変だという噂が流れてしまった。
昔、りくに好きと言ったことについて、広められた。
俺は、男が男を好きになる変なやつ。
そういう見られ方をされていた。
それでも、こさめは、俺が仲良くしたように、見捨てないでくれた。
あの時、見捨ててくれてもよかったのに。
主🪼「やらないかもって言ったのに過去編入ってしまった(笑」