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緑の世界


……緑と青の世界が広がる。青……海は陽の光に反射し、透き通る海の中に沈む俺がかつて住んでいた街に白色として覆う。とても美しい。しかし、それがとても絶望の光景でなければ俺は何時間でも見とれていたかもしれない。

……本当に、何があったんだ?

たった一晩で俺の街は沈み、こんな美しい世界を作り出した。しかし、それと同時にゾンビの様な怪物も生まれた。

……どうなっているのか、分からない。 けれど、今は漕ぎ続けなければいけない。

そういえば、能力は……使え……ない……?

「なんで!?昨日までは使えていたじゃないか!」

俺は悲痛に叫ぶ。けど、何度やっても使えなかった。ふと腕を見ると、鉄の腕輪があり、それを壊そうと力を込めても、破壊すら出来なかった。腕力すらも普通の人間に戻っているようだ。

「……博霊……!そうだ、博霊は……?」

俺は博霊神社の方向へ漕ぎ出した。



だが、そこには水に浸かりきった神社があり、誰かの水死体が浮かんでいた。

誰だ……誰なんだ……?出来れば博霊ではない事を願いたい。

「……頼む……頼む……!」

長い茶髪、大きな赤いリボン……ああぁぁぁぁぁぁぁ……ダメだ、これ以上いたらダメだ。

……おそらく``彼女´´だった怪物の肌が緑に変色していく。

奥に白黒の``彼女´´も見えた。

親しい人が怪物へと変化を遂げてゆく。俺はその場から去った。その去り際に``彼女´´達の呻き声が聞こえた。

「……ごめん、ごめん、ごめん……!」

そう俺は連呼する。``彼女´´達が何故こうなったのかは分からない。けど、``彼女´´達でも解決出来ない異変。きっと``彼女´´達は必死になって解決しようとしたのだろう。けれど、出来なかった。俺はこれを無意味な犠牲とは思いたくない。だから、せめて、

「……有り難う」

そう言いたい。

涙で自分の顔がぐちゃぐちゃなのが分かる。けど、誰もそれを止めようとしなかった。

無音の美しい世界に俺の泣き声だけが響く。

やがて、俺はそれを止め、また何処かへ漕ぎ出した。



あとがき

一つ言いたい。

霊夢さんとかを死なせてすいませんでしたぁぁぁぁぁあああっ!!!

悪気はない。けど、マジでごめんなさい。

俺も霊夢さん好きだよ?けど……此処で死ネタにしないと話が可笑しくなるんです。舞台幻想郷なのに霊夢さんいないの?って。

ただ……こんな物語じゃなかったら霊夢さん生きてて共闘して欲しい。

……霊夢さんを悪く思う奴、いねぇよなぁ?

はい、ふざけました、本当にごめんなさい。まぁ、うん……本ッ当にッ!ごめんなさいッ!!

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40

コメント

3

ユーザー

東方ヒャッハー!!だが、これ世界観的には可笑しくね?

ユーザー

(しばらく霊夢さんの事を語っているだけのコメント)

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