テラーノベル
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INTPside
今日はENTPに半ば強制的にカラオケに連れられた。俺の他にもISTPが犠牲になってて可哀想だった。まぁそんなことはいいや、最近俺ちょっと気になってたことがあってENTPも同じこと思ってたみたいだしカラオケは表向きの誘いみたいなもの。あ、2人とも来たみたい
ESTP「遅くなってわりー!」
ENTP「おせーよ笑」
ESTP「主役は遅れて登場するっていうじゃーん?w」
ISTP「……はぁ。」
この状況を見ればわかると思うけどまぁカオスだ。つーか帰りてーなんて思ってたら早速ENTPが歌うらしい
ENTP「お前ら俺の美声に惚れんなよ……キラン」
ESTP「きっしょwww」
ENTP「はぁ?あ、やべ曲始まってる!!!〜♪」
こいつ上手いからおもんないんだよな。音痴とかだったら最高に上手いのにめっちゃ上手いんだよな。キレそう
「……こいつ地味に歌上手いの腹立つよな」
ISTP「同感」
なんて言いながら4人で順番を回しながら歌ってたところESTPが飲み物を取りに行ったタイミングで本題に入った。
「……ISTPさ、ESTPが数日前おかしかったこと知ってる?」
ISTP「……知らない。」
ENTP「俺らで異変を感じてるのにお前が気づかないはずないだろ」
ISTP「知ってたところで言うことは無い」
ほーん。やっぱ裏がありそうだねーまぁでも俺とENTPは高校からこいつらと知り合ってるしその前って考える方が合理的だな
ENTP「俺らが知ってちゃダメなこと?笑」
ISTP「知ってもなんにもなんねーし。俺から喋ることは無い。……だからと言ってあいつに聞くなよ。」
「じゃあ教えてよー俺らそんなに信用ない?笑」
ISTP「……しつこい。お前らそれが理由で今日呼んだわけ?」
ENTP「半分正解だけど半分は不正解。純粋にカラオケに行きたかっただけだよ。な?INTP」
「……ああ。」
ISTP「とにかくそういう理由があるなら今日はもう帰る。……いるだろ?ESTP。 」
XNTP「?!」
俺らが気づかないうちにドアの前にたってたらしい。ISTPはそれに数分前から気づいてたようだった。心做しかESTPの顔は暗かった。
ENTP「ESTP……」
「……」
ESTP「まさかお前らも気づいてただなんてなwそんなに作り笑いわかりやすいか?笑」
あ、ESTP笑えてない、苦しそうな笑い方……違う俺らはそんな顔させたかったんじゃなくて……違う、俺らはお前が心配で
「ESTP……ッ」ENTP「INTPストップ。俺らが踏み込みすぎたのが悪い。すまんな」
そういうENTPの顔も悔しそうだった。
ISTP「……はぁ。まぁ悪気がなかったのは伝わった。だが次こういう理由で呼ぶんなら俺はお前らと距離を置く。……だが俺でもどうしようもなかったら頼るから待っててくれ。」
そう言い残すと5000円を机に置いて釣りは要らん。と言ってESTPを連れて帰ってしまった。 最悪な形で終わったカラオケだった。
「ENTP……俺ら間違ってた?ESTPを傷つけたかったわけじゃなかった……あれは触れていい問題じゃなかった……?」
ENTP「あいつらにも知られたくないことがあんだよ。俺らみたいに……。」
「そっか。」
ISTP達が帰った数分後俺らも荷物をまとめて会計して帰った。