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よろよろしながら銃を構えているマフィアとあたしの視線がバッチリぶつかる。
瞬間、頭の中をものすごい勢いでいろんな考えが走り抜けた。
え? あれ誰?
あ、朱虎が吹っ飛ばした奴だ。すごい、立ってる。思ったより丈夫だったんだな。
でもフラフラしてる。しかもこっちに銃を向けてる?
そうか、そういえばあいつって蓮司さんを襲ってきたんだっけ。
えっ、じゃあ、狙ってる先ってもしかして。
「……あっ、」
あんまり一気にいろんなことを考えすぎて、声が出なかった。
咄嗟に振り向いて蓮司さんの身体に手を伸ばした瞬間、後ろで発砲音が聞こえた。
駄目だ、全然間に合わない。
いや間に合う、手が届いた。蓮司さんがビックリした顔になってる。
待てよ、これってあたし*************
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