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放課後・駅前)
えと
「んー……」
コンビニ袋を持ちながら歩くえと。
その時。
男A
「ねぇ、お姉さん。」
えと
「?」
男B
「めっちゃ可愛くない?」
えと
「あ、ありがとうございます…?」
男A
「今から遊ばない?」
えと
「ごめんなさい、彼氏いるので。」
男たち、一瞬顔を見合わせる。
男B
「え〜冷たいなぁ。」
えと
「すみません。」
えとはぺこっと頭を下げて去ろうとする。
すると。
男A
「待って待って。」
えと
「?」
男A
「断ったらお菓子あげる。」
えと
「え?」
男B
「チョコとか好き?」
えと、ぴたりと止まる。
えと
「……🍫?」
男A
「いっぱいあるよ?」
えと
「…………」
数秒後。
えと
「ちょっとだけなら…」
男A・男B
((いけた!?))
⸻
(数分後・裏路地近く)
男B
「こっちこっち。」
えと
「本当にお菓子あるんですか?」
男A
「あるある。」
えと
「……!」
目を輝かせるえと。
完全に疑ってない。
その時。
低い声。
ゆあん
「……お前ら何してんの。」
男A
「!?」
ゆあん登場。
目が据わってる。
えと
「あ、ゆあんくん。」
ゆあん
「“あ、ゆあんくん。”じゃねぇの。」
ゆあん、えとの腕を引き寄せる。
男B
「いやこれ誤解――」
ゆあん
「誤解?」
ゴンッ!!
男たちの後ろの壁に拳がめり込む。
男A
「ひっ…」
ゆあん
「俺の彼女どこ連れてく気だった?」
男B
「す、すみませんでした!!」
男たち全力逃走。
えと
「逃げちゃった。」
ゆあん
「当たり前だろ。」
えと
「でもお菓子……」
ゆあん
「そこ!?」
えと
「だってチョコくれるって…」
ゆあん
「知らねぇ男についてくなって言ったよな?」
えと
「でもお菓子って言われたら普通――」
ゆあん
「普通じゃねぇ。」
えと
「えぇ…」
ゆあん、深いため息。
そして。
ゆあん
「……ほら。」
えと
「?」
ポケットからチョコを取り出す。
えと
「!!」
ゆあん
「コンビニ寄った時、えと好きそうなの見つけた。」
えと
「わぁ……!」
ぱぁっと笑顔になるえと。
ゆあん
「……かわい。」
えと
「ありがとう!」
えとは嬉しそうにチョコを抱える。
ゆあん
「だから知らねぇ男についてく必要ないだろ。」
えと
「う。」
ゆあん
「チョコ欲しかったら俺に言え。」
えと
「……わかった。」
ゆあん
「ほんとか?」
えと
「多分。」
ゆあん
「不安しかねぇ。」
えと、チョコを一口食べる。
えと
「おいしい。」
ゆあん
「……。」
ゆあん、数秒見つめる。
ゆあん
(こんなん誘拐されるだろ普通に。)
ゆあん
(四六時中守りたい。)
コメント
1件
第1話読み終わりました〜!えとさん、お菓子に弱すぎて心配になるけど可愛い…。ゆあんくんの「こんなん誘拐されるだろ」って内心のツッコミが刺さりました。壁に拳めり込ませるシーン、カッコよかったです。最後にチョコ渡して「かわい」って呟くのがもう、保護者と彼氏の狭間でぐっときます。続き気になります!