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今年は異様に暑い
気温は確か……なんだっけ…
今日僕は家に帰れない日だから山に行って見ることにした。
「暑い、暑いー、どっか休憩できるとこ… 」
「ん、?神社…?」
僕はそこで休憩することにした。
???「ここでなにをしている。 」
誰かの声が聞こえた。
こんな所に人が?そんなはずはない…と思う
「す、すみません、外が暑くて少し休憩をしてて、 」
???「非常識じゃないか?神社に居座るとは。でもさすがに神社には入らなかったのだな。 」
「あ、当たり前ですよ。さすがに入らないですよ、」
なんか上から目線でムカつく。
でも日の光で顔は見えない。
???「とりあえず神社の中に入れ。」
「空気がこもって逆に暑くなりません?」
???「何言ってる。神社だぞ?神が宿る場所たぞ?」
…もう帰ろうか。こんな知らない人の言いなりになる訳には行かない。
「いえ、大丈夫です。もう帰りますんで。 」
???「ここから出られるのならばな。」
???「ちなみに俺はできなかったが。」
何を言っているのだろうか。
出られないわけが無い
『神隠し』では無い限り
「何を言っているんですか?」
???「ここに入った時点でもう出られない 」
???「そう思った方が身のためだ。 」
「神隠し……?」
???「カミカクシ?なんだそれは」
たしかおじいちゃんが言っていた気がする。
おじいちゃん「あの山の神社には行っては行けないよ。神隠しにあうといわれている。」
「かみかくしってなに?」
おじいちゃん「まぁな、あそこに行ってしまえばもう戻れなくなるんだよ。」
「へ〜!わかった!ぜぇーったい行かない! 」
???「…え」
???「…まえ」
???「お前!聞いているのか?!」
「すっすみません!?」
声が裏返ってしまった…恥ずかしい。
「ひとつ、質問いいですか?」
???「なんだ」
「ここから出られる方法ってなんですか?」
???「知らない。出れるのならばもう出ている。」
「そ、そうですか…」
僕はここから出られないらしい。
…あれ、圏外…?さっきまでは5Gだったはずなのに。それにもう充電が…
「あ、」
???「なんだそれは。」
「スマホですよ?知らないんですか?」
???「…し、知っている!し、知らないはずが無いだろう!!」
「そ、そうですか…」
絶対嘘だろ。