優闇さんの小説コン提出します!!🙌
小説の方が多く書ける!!と勝手に思ってるのでこっちにしたのですが文章が変になってるところもあるかもです…💦
ではどうぞ~~!!
⚠️太中⚠️
bl注意
おにショタ
百鬼夜行
狐太宰×鬼ショタ中也
有り得んぐらい長い
狐は嘘つきだ
ペラペラ嘘をついて、自分のためなら人を簡単に裏切り利用する
そんな最低最悪な妖怪だ
私はそんなのしようとは思わない、不必要な人や他人を騙して遊ぶなんて時間の無駄だしメリットも何も無い、
それに、そんな悪趣味なこと、しようと思っただけで反吐が出た
だから私はずっと1人なんだ
私が信じられ、理解される事なんて
一生有り得ないのだろう──
とある日
私は妖力が尽きかけていて、フラフラで、今にでも倒れそうな状態だった
行くあてもなく、さまよっていて、倒れそうになった時、目の前に神社があるのが見えた
神社の鳥居の間に丁度よく首吊り出来そうな所があったので私は持っていた縄で鳥居に縄を掛け、首を引っ掛けた
だんだん息が苦しくなり、意識が遠のいていき、目の前が真っ暗になっていった───
…..い….!!!
お…….ぃ….!!
おい!!!起きやがれ!!
大きく高い怒鳴り声と共に、お腹に強い激痛が走り、思わず飛び起きた
太宰『いっっっだぁッッ!?!?』
????『お、やっと起きたか!!』
揺らぐ視界の中何とか自分を叩き起こそうとした人物を捉えようと目を擦り声のした方を向いた
目の前にはだいたい140~150cmぐらいの背丈に角の生えた少年が仁王立ちをしていた
???『お前人の縄張りで何してやがる!!』
縄張り….???あぁ、この神社はこの子の縄張りだったのか…それは悪い事をしたね
太宰『ちぇっっ…』
頭の中では謝ろうと思っていたが自殺を邪魔された事への不満の方が高かったのか『ちぇっっ』と口に出してしまった
その私の態度に少年はさらに眉の間に皺を寄せた
???『あ”ぁ”..!?手前ちぇっつったかッッ!?!?』
???『巫山戯んじゃねぇッッ!!』
少年は足を振り私の腹に叩き付けた
太宰『い”ッ!!?』
???『さっさと出てけ!!』
そう言われて、また手をあげられても厄介だと思い、そそくさと帰ろうとした、だが私が妖力がなく、腹を空かしているという事を思い出し、少年に振り返った
もしかして、私は今最高級の獲物を目の前にしてるんじゃないのかと思った
鬼は百鬼夜行の中でも妖力が特に強く、しかも彼は少年だ
それに、たまたま私は鬼に効く拘束具を生み出せる術を持っていた
……少しぐらいなら、大丈夫だよね….???
???『あ”…??んだこれ”…鎖…??』
???『こんなもんッッ……..あ”!?』
少年は術によって出された鎖を壊そうとしたが鬼用の拘束具なため、未熟な彼にはとてもじゃないけど壊すなんて事は出来なかった
私は少年を引き寄せ、少年の首に歯を立てた
隣から少年の痛みに苦しむ声が出た
???『おまッッ…なにしッッ…!?』
私はお構いなしに妖力を吸った、だが、流石に子供相手に全部吸うのは申し訳なかったから、吸い過ぎないに気を付けながら吸った
???『う”ぁ”ッッ..!?おい”..!!やめろ”..!!!辞めろってぇ”..!!!?』
時間が経つと段々と少年の抵抗は弱くなっていき、少年の怒鳴り声もやがては小さくなっていった
???『う”…ぁ”…ひ”…ッやだ…ぅ”..』
まだ少ししか吸ってないのに気絶しそうなぐらいに弱まっていった少年にびっくりしておもわず離すと少年力なく倒れてしまった
???『ハァーッハァーッ…あ”…く”…ッッ』
太宰『いやー、ありがとうね~?丁度倒れそうだったのだよ!』
太宰『餓死だなんて苦しくて痛ーい死に方絶対嫌だったからね』
倒れてしまった少年の元でしゃがみながらペラペラと喋りかけながら回復の術をかけた
???『手前ッッ…!!!』
少年はだいぶ回復したのか立ち上がり殴り掛かってきた、少し避けたら少年はまだ完全に回復しきってなかったのか私にもたれかかってきた
太宰『おや、大丈夫かい?』
???『はぁっはぁっ…くそ”…!!絶対ぇ殺す”…!!』
太宰『死にたい私からしたら有難いのだけれども、君みたいな餓鬼に殺されるなんて絶対いや』
太宰『てか早く起きてよ、もう大丈夫でしょ?』
???『….さ、け….』
太宰『え?』
????『酒、よこせ”…』
そう言われ、少年を抱え、神社の中に入っていった
….動けないのは分かるけど、妖力を勝手に吸った相手にここまで許すって….バカの…??
そう思った時、その思いが顔に出ていたのかぺち、と力なく頬を叩かれた
私はため息をつき、お酒を探した
神社の中には蔵があり、そこには大量のお酒が保存されており、その中の酒を1つ取り、少年に飲ませた
……なんか…赤ちゃんみたい…
てかほんとに許し過ぎじゃないかい…??
酒を飲み終わると同時に少年は私の腕の中からすぐさま飛び出して距離をとってきた
あ、やっぱり警戒はしていたのだね、
???『手前…さっき何しやがったッッ!!』
太宰『あぁ、すこーし妖力を吸っただけだよ』
太宰『急にしてすまないねぇ?』
少年は眉間に皺を寄せながらも攻撃してくる素振りはなかった、
酒呑童子….酒で力を取り戻し、角を持っているということはその可能性が高いかな…?ここら辺で神社を縄張りにしてる酒呑童子なんて…中原中也という少年しか居ない…
中原中也は暴虐武人で荒々しい子供として妖怪の間では有名だった
中也『少しだァ?嘘つけ、動けなくなったぞ』
太宰『本当にちょっとだよ、君、妖力自体元々少なかったんじゃないのかい?』
….まぁ、狐だしそう簡単に信じてもらえるわけないのだろうけど…
中也『…確かに、今日はまだ酒飲んでなかったな…』
そう納得したように言われた
私は信じてもらえるとは思わず、目を丸くして中也を見た
その視線に違和感を感じたのか、中也は更に眉に皺を寄せた
中也『んだよ、見すぎだわ』
太宰『…疑わないのかい?』
中也『あ?疑わねぇよ』
太宰『え』
中也『そもそもよ、嘘ついてる奴はんな事わざわざ聞かねぇよ(笑)』
太宰『….確かに…そう、だね…』
中也『そーだろぉ?』
中也はさっきまで皺を寄せていた顔とはうってかわって口角をあげて悪い顔をして笑っていた
中也『てか手前、妖力ないって言ってたよな』
中也『急に吸わずにちゃんと言いやがれ!!馬鹿狐が!!』
そう言われて頭を殴られた
太宰『いや意識が薄かったからついね!』
太宰『それよりさ、手前じゃないのだけど』
中也『あ?』
太宰『太宰、太宰治だよ、中也』
中也は自分の名前が呼ばれた途端身体を固くした
中也『手前….なんで名前知ってやがる』
手前じゃないのだけどねぇ…
太宰『君有名だし、』
中也はさっきの私のように目を丸くした
太宰『何さ、』
中也『いや、手前でも知ってんだなって』
太宰『まぁね~~..こういう情報は大事だからね、』
太宰『というか』
太宰『手前、じゃなくてさ』
顔をムスッとさせて中也に詰め寄った
中也『っ….だ、だざ、ぃ”…??/』
少し顔を赤くして苗字を呼ばれた
人の名を呼ぶのは慣れていないのか少し顔を赤らめて私の名を呼ぶ中也は
とても愛らしいものだと思った
中也『なぁ、手前、この後暇か?』
太宰『え?うん』
中也『…..酒、一緒に、のま、ねぇ…??』
私は中也の誘いをすぐ了承した
中也side
昔、俺の親は狐やそれに協力した妖怪共に騙され、破産し、自殺をした
俺は強かった、両親よりも、だから両親は俺を怖がり、散々な扱いをしてきた、別に俺はなんとも思わなかったが、鬱陶しいとは思っていた
だから俺の親が破産し、自殺したのは俺を理由もなしに散々な扱いをした罰なんだと思った
1人になった後、俺は妖怪共を信じなかった、親のあの様を見たからだ
騙してくるやつを片っ端から吹っ飛ばし、他の奴を騙そうとしてる奴もぶっ飛ばした
そうしてるうちにいつの間にか、俺は妖怪共から恐れられ、村から追放され、誰もいない森の神社で真っ暗闇の中、ひとりぼっちになった
数年ずっとひとりだった俺の前に忌々しい嘘つきの代表である狐が自殺をしていた
そのまま死ねばいいと思ったが流石に鳥居で死なれるのは縁起が悪いと思ったので、叩き起した
起こせば此奴はヘラヘラとした笑みを浮かべながら自殺だ何だ話し始め、挙句の果て妖力を急に吸ってきた
すぐに殺そうと思った、もう絶対殺ろうとおもった
でも、此奴は他の奴とは妙な違いを感じた
狐は皆、人を下に見ていて喋る時の癖として顎を上げて喋る、というものがあった
だが、此奴は顎を引いて、顔を伏せているような、何かに怯えてるように喋っていた
だから、信じてみた
完全にって訳じゃねぇ、それに、話の辻褄もあってたしな
太宰『…疑わないのかい?』
あ…..此奴、まじで本当のこと言ってんのか
俺の中で強ばっていた緊張の糸が少し緩んだ気がした、
俺は何を思ったのか、自分でも分からないが口が勝手に開き、太宰を飲みに誘ってしまった
断られるに決まってんだろ、んなもん…くそ…誰が好きこのんでこんな俺に”…
太宰『いーよ』
中也『….はぁ?』
予想外の返答に腑抜けた返事を出すと太宰はぷっと笑い、煽ってきて、俺は焦りとイラつきでつい殴ってしまった、だが太宰は容易にそれをかわし、またくすくすと笑っていた
ムカつきもするが、初めてひとりじゃない、誰かと一緒に笑い合ってるこの時が
とても心地よかった
太宰side
それから中也は飲みの誘いをしてくるようになった、私も暇だし、食事が出るし、お酒飲めるし、なにより、中也と居れるから中也の誘いを毎回了承し、数週間経てば中也が恋し過ぎていつの間にか中也の神社に誘いがなくても来るようになった
中也と飲めるのはとても嬉しい、中也のあの私への信頼には今まで真っ暗だった私に眩しいほどの光を見せてくれた、一緒に居るとそんなことが何回も起こる、気が楽になるのだ
だけど…..流石に最近は目に余るものがある…
今だってそうだった
太宰『..あのさ…』
中也『あ”~~~…??//』
酔っているのか頬を赤く染め、潤んだ瞳で私に身体を預けるように寄りかかりながら上目遣いで返事をした
これは流石に….
太宰『…君、無防備過ぎないかい?』
中也『はぁ”…??//』
寄りかかって来てる中也を少し持ち上げ少し抱き寄せるように支える
太宰『私は君よりも強いし、大人だし…』
太宰『何時だって君をとって喰えるのだよ?』
中也が離れてしまうかもしれないような事を自分から言うのは可笑しいのだろうだけど、これはちょっとした脅しだった
こんな姿他のやつに見せて欲しくなかったから、そのためのちょっとした脅しだ
中也『…てめー、めんどくせぇな”…//』
じとっとした目で一気に顔を近づけられた
太宰『えっ…』
中也『てめーこーひんどでよぉ”…//』
中也『そーゆー感じの事聞いてくんじゃねぇか”…//』
え、あれ、そうだったっけ…???
中也『この間もよ~~~!!//(笑)』
笑いながら私の面倒臭い所を次々と言い出していく、聞けば聞くほど自分でもめんどくさいな…と思ってしまった
中也『はは”…//てめーのほしー言葉やるよ//』
中也は私の膝の上に座ってきた
太宰『え、ちょッッッ』
中也『てめーは”…//んな事しねぇだろ?//』
中也『な?//』
ニヤニヤとしながら言う中也がとてつもなく愛おしかった__
太宰『好き……』
中也『…あ”…??//』
誰よりも私を信じてくれて、優しくて、脳筋で優しい少年
欲しい言葉を、私に容易に向けてくれる
好き
好き
自分の中で何かが膨大に膨らむ感じがし、口が勝手に動く
太宰『大好き、大好きだよ、中也』
中也『お、おい!!だざ…』
中也の手を取り手の甲に口付けを落とす
太宰『ずっと一緒に、死ぬまで、永遠に一緒に居たい、愛してる』
中也の顔が茹でダコのようになっていた
太宰『中也、このままじゃ、本当に、食べちゃいそう”…私のものにしたい』
ぎゅーっと中也に覆い被さるように抱きつく
中也『~~~ッッッ!!!//』
中也『て、め”…!!//子供にんなよりかかんなッッッ!!!おめぇ!!//』
そのまま勢いのまま中也を押し倒してしまった
まずい、本当に食べてしまう、止まってくれ、好きだ、中也に嫌われたくない、中也大好き、身体が言うことを聞かないずっとずっと私のとこに…
中也『はぁ”~~~…//ん”…//』
中也の顔が近付き、唇に柔らかいものが触れる感触がした
太宰『…..え”…???』
中也『おれ、も”…//感謝、してる”…//』
中也『だが、とって喰う、のは”…//』
中也『流石に俺が大人になってからにしろ”…!!//』
太宰『ほわぁ”…?????』
中也『だから、それまでは、キス、までな…/』
ようやく状況の理解に頭が追いついてき、嬉しさで思わず中也を強く抱き締めてしまい、骨を折ってしまいそうになった
中也『おい”ッッッ..!!!てめ”…!!!ばかッッッ!!!』
太宰『嬉しくて、…』
太宰『本当に、いいの?』
中也の手を握って問う
太宰『狐は、嘘つきなんだよ”…?』
中也『はっ、またその質問かぁ?//』
中也は私の手を掴みセルフなでなでをしてきた
中也『手前だけなんだ、』
中也『こんな俺に怖がらずに傍に居てくれて、騙そうともなんともしてこなかったやつは”…//』
中也『だから、手前が….いい、…//』
太宰『うん、私も、私もだよ、中也が、いい、大好き、中也』
中也『ん、俺、も”…//』
中也は私の手に頬を擦り寄せてそう言った
終了です!!
もうめっちゃ楽しかったです!!
そして出すの遅くてほんっとすみません!!
小説コン開催ありがとうございました!!🙌✨めっちゃ楽しかったです!!
誤字や脱字があったらすみません💦🙇♀️
ではさよなら〜!!
コメント
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うわあああああああああ!!!!!!(爆散) 最初見た時「ヨミ様に勝てるわけねよ」って言って 読み終わった後に「尊いしかない…勝てるわけねェだろ!!」って最初に戻りました
流石に尊敬様には勝てねぇよぉぉぉ…神作見せていただきありがとうございます…、
中也早く大人になってくれ~~~!!!! なんか成長したら今以上にデレてそうよね…😇💕 そうそう、おにショタ×百鬼夜行パロでしかとれない栄養があるんだよ!! でさ!プレイ内容が大体分かるんだよ!✨殆どは甘々なもので中也も了承してるけど、中也が酔っ払った時は太宰さんは拘束具使って楽しんでそう☺️💞