いつからだろう僕が悲しみにくれるようになったのは、。
💛side
何故だろう。楽しいはずなのに。
今まで本気で笑って楽しんでミセスのメンバーとして活動してきたのに。どんどん人気が上がって高い技術が求められるようになってきた。僕と違ってomrとwkiは新曲を一瞬でできるようになって行く。どんどん難易度が上がる新曲。僕は寝る前も惜しんで練習している。「辛い」その言葉すら打ち明けないでいる。練習してもレコではミスり迷惑だと感じさせているに決まっている。もっともっと頑張らなくちゃ…。
レコ日
1人速く事務所に来てキーボードに向かう
最近は楽しく演奏出来てないみたいで、指が重たく思い通りに動かない。どうして、期待に応えなきゃ行けないのに…。そうしていると2人が来た。
omr「りょうちゃん、おはよう」
wki「おっはー!!」
fjsw「あっ、2人ともおはよう(ニコ)」
さっきまでの苦痛な顔をいっぺんさせふたりに挨拶をする。軽く話をしているとスタッフがきて早速レコが始まった。
当たり前のように2人は短時間で終わりいつも僕は
手間取って時間を多く取ってしまう。
omr「あー、りょうちゃんそこもっと○○見たく引いて欲しいかな」
fjsw「えっ、分かった、…。 こんな感じ」
omr「んー、そうじゃなくて」
何度もomrに指摘されながらもようやく終わった。
wki「りょうちゃんお疲れ様😊今元貴と話してたんだけど、今日レコ終わったからみんなで飲みに行かない?」
正直皆と行きたいがもっともっと家で練習しないといつか2人に着いて行けなくなるのが怖い。
fjsw「ごめん、今日用事あるから行けない、2人で楽しんできて…。」
wki「えー、今回もパス? ショック…。」
omr「俺1人で酔った若井の面倒みるの?!」
皆で笑いながら話して、改めて飲み会を断って2人にさよならを言って僕は歩いて家に向かった。最近は気分転換に歩いて帰ることにハマっている。この時だけ僕は気分が晴れたようになる。いつも猫を被ったように振る舞っている僕じゃない。広い綺麗な空、植物、どれもどこでも見れるようなものばかりだが、なんだか涙が出てくる。何故だ分からない。僕はミセスに必要なのか、本当はふたりは、僕じゃなくてもいいんじゃないかって思っているのか、怖い。
そう考えてるううちに家に着いた。最近は寝ずに練習しているせいで部屋も散らかっている。バラバラになった楽譜、血の付いたカッター。
「はぁ、今日も2人に迷惑かけちゃったな
もっと練習しなくちゃ」
🎼🎶❌
🎼🎶🎶❌
「もうなんで、なんで出来ないの!
このままじゃ2人に捨てられる、もっと練習しなくちゃ」
そして何時間かたちきずいたら夜中の2時だったご飯りを食べようと一瞬思ったがスープも喉を通さなかった。仕方なくそのままシンクに捨てた。
「はぁー、」と深くため息をはいた。アンチの言葉が頭によぎる。あのキーボードいらなくね笑
「涙ッ、どうすれば必要とされるの?!
どんだけ練習しても元貴の求めるレベルまでいけない涙」
涙を流しながらしゃがみこんで数分後顔を上げて最初に目に入ったのはカッターだった。僕は迷いもなく腕に刺した。痛くなかった。カッターを抜くとドス黒い血が流れる。
「あっ僕って生きてる…。」
何故か僕は流れる血を見て笑みを浮かべた。2人に絶対にきずかれてしまわないように包帯を巻いた。気ずけばもう朝になっていた。今日は久しぶりのオフ。2人と出かける予定だった。ふたりの前では笑顔でいないと。そうして僕は自分のほっぺを叩いて。家を出た。
読んで頂きありがとうございます。
初めで作ったので下手ですみません。
次回は3人の思い出の場所巡りです。通報はなしでお願いします
りょうちゃんの心にある決意が出来ます。ぜひコメントで感想やアドバイスください。
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コメント
2件
ミセスはどんどん人気上がってるからなぁ… 表現の仕方が丁寧でわかりやすいです✨ これからも頑張ってください!応援してます✨