ワンクッション
・iris二次創作である。
・キャラ崩壊である。
・blである。
・珍しく赤桃である。
・あなたの好みではない可能性が大いにある。
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最近、恋人がご飯をあまり食べなくなった。
ダイエットのためらしい。
そんな事をしなくたって彼は十二分に痩せている。
それに、俺は沢山食べている彼が大好きだ。
もちろん食べていなくたって可愛い。愛おしい。こっちがお前の事を食ってやろうかと思うほどに。
それくらい好きなのに、当分そんな彼の姿を見られなくなってしまうというのはなんだか寂しい。
りうら「…食べてもいいと思うんだけどな〜…」
ないこ「ふぐぐぐ…」
りうら「ねぇ、」
ないこ「な、なに、…」
りうら「そんなに食べたいなら食べればいいじゃん。」
ないこ「だ、だって、食べたら太っとちゃうし…」
りうら「食べた分だけ動けば大丈夫だよ…」
ないこ「で、でも…」
りうら「も〜…」
そんなに我慢する事でもないんだよな〜…
けど彼はすると決めた事は絶対にやり遂げたいタイプ。
そんな彼を説得するのは至難の業だ。
ないこ「ぐぉ〜…😭」
りうら「…はぁ…」
ほんと、頭固いんだから…
いふ「なるほどな〜最近食べとらんと思ったら、ダイエット…」
りうら「いっつも目の前に出されたご飯とにらめっこしててさ〜…ダイエットすんのは別に止めないけど…流石にあんな辛そうにしてたらやめさせたくなるよ…」
いふ「ないこは頭固いから…やめさせんのはムズいやろな〜」
りうら「でしょうね…」
りうら「どうしたもんかね〜…はぁ…」
いふ「いっその事なんでそんなに食うの我慢してんのか問い詰めてみれば?」
りうら「え?」
いふ「気になるやん。」
りうら「たしかに…」
りうら「で?」
ないこ「…()」
こんにちは…俺は日々楽しむ事だけを生きがいにしてきた限界オタク(過去形)、内藤ないこです…
助けて欲しい。
りうら「なんでそんなに我慢するの?」
こんな感じで問い詰められてます…
ないこ「…え、えっ、と…」
なんでって言われても〜💦
りうら「…りうらには、言えないようなこと?」
ないこ「いや、そんなんじゃない!!違う!そこら辺は安心して!ほんまに!!」
りうら「じゃあなに?」
ないこ「ぐぐぐ…」
りうら「…そんなに言いたくないの、?」
ないこ「そ、そういう訳では…」
りうら「じゃあほんとになに?」
ないこ「…うーん…」
りうら「…」
言うのか〜…
ないこ「……そ、…その、今はもう本当に気にしてないし、最近までなんなら忘れてたし、あんまり気に止めないで欲しいんだけどさ…」
ないこ「……その、が、学生の頃、お昼ご飯いっぱい食べてたら、友達に、…食べすぎだろって、だからデブなんだって……い、言われてしまって、」
りうら「…は?」
ないこ「その場面を今更、思い出してしまって…なんか、りうらの恋人なのに、いいのかな…みたいな…笑」
りうら「…それで?」
お、怒ってらっしゃる…
ないこ「そ、それで…いっぱい食べるの、なんか良くない気がしてきて…最近ちょっと太り気味だったから…この際ガチダイエットするか〜!…的な?…笑」
りうら「…ふざけないで」
ないこ「はい。」
りうら「…はぁ…」
ないこ「…ビクッ」
き、嫌われた、?とうとう嫌われた!?
ないこ「い、いや、その…えっと〜…💦」
りうら「ないくん。」
ないこ「は、はいっ!」
りうら「…りうらの事そんなクソな友達と一緒にしないで。」
ないこ「え、くそ…?」
りうら「そいつと違って、ないくんがいっぱい食べてる所大好きだし、そいつと違って、ないくんがどんな姿になっても愛せる自信あるし、そいつと違って、ないくんが他の人よりも沢山食べるからって別に嫌いになんないし、なんなら好きになる一方だし。」
りうら「…なんでわかんないの。」
ないこ「え、え?ごめん、?」
りうら「とりあえず、ベッドいくよ。」
ないこ「え!?な、なぜ!?」
りうら「どうせ、沢山食べてたらりうらに嫌われるのかな…とか、りうら、本当は嫌だったのかな…とか考えてたんでしょ。」
ないこ「う”っ…」
りうら「図星。」
ないこ「くそぅ…ッ、!」
りうら「…りうらの愛が半分も伝わってなかったって事だし、りうらがどんだけないくんの事を愛してるのか、教えこまなきゃでしょ。」
ないこ「だ、だとしても、口で伝えるとか出来ないの!?」
りうら「ないくんは信じてくんなそうだし。理解できなさそう。」
ないこ「どんだけ理解力が乏しいと思ってんだよ。」
りうら「はいはい。強制連行〜」
ないこ「いやー!!」
りうら「はい復唱。りうらはないくんのことを?」
ないこ「あ、あいしています…」
りうら「ないくんはりうらのことを?」
ないこ「あいしています…」
りうら「いっぱい食べる?」
ないこ「…キミガスキ〜」
りうら「はい!よく出来ました!!」
ないこ「…宗教、?」
りうら「よく出来たので寿司食べいこっか!」
ないこ「え、でも…」
りうら「…いっぱい食べる?」
ないこ「き、キミガスキ…」
りうら「てことなので食べに行く。」
ないこ「分かったよ〜…」
りうら「…ないくん?」
ないこ「なに…?」
りうら「ないくんがどんだけいっぱい食べても嫌いになんてならないからね。」
ないこ「…口だけのくせに。」
りうら「そんなことないもーん」
ないこ「…保証なんて、出来ないくせに。」
りうら「保証なんてしなくてもないくんが信じてくれるもーん」
ないこ「……俺が、裏切っちゃうかもよ?」
りうら「ないくん、りうらの事裏切れんの?」
ないこ「…できない。」
りうら「ふふw」
ないこ「…絶対だかんな。」
りうら「うん。絶対。」
ないこ「やくそく…」
りうら「うん約束w」
ないこ「…約束破ったら、りうらの事…き、…嫌いになるから。」
りうら「え〜?それは困るな〜w」
ないこ「絶対思ってないだろ。」
りうら「思ってるよ〜w」
ないこ「…ふん」
りうら「かわいw」
ないこ「ずっとそれ、言ってくれる?」
りうら「それ、?」
りうら「あー可愛いの事ねwうん。言うよ」
ないこ「ほんとに?」
りうら「ほんと。あ、けど、どちらかと言うとずっとじゃなくて一生のが正確かもねw」
ないこ「ぁ…」
ないこ「…ばーか」
りうら「ふw」
ないくん、耳まで真っ赤w
照れ隠しのつもりでぎゅーしてくんの可愛すぎる。ガチふざけんな。
とりあえず、全く食べない問題は解決。おめでとう。
あの後吹っ切れたのか寿司めっちゃ食べてました。
いつものないくんで安心したよ。
これからもいっぱい食べてりうらの事を癒してください。お願いします。
結論を言うんだったら、ないくん大好き。愛してる。
これくらいですかね。
もちろん、本気で一生一緒に居るつもりです。
覚悟しててね。ないくん。
ないこ「逃げ出してしまいたい。」
りうら「逃げ出させない。」
ないこ「振り払ってしまいたい。」
りうら「振り払わせない。」
ないこ「諦めろ!!!」
りうら「諦めるか!!!」
りうら「そっちこそ諦めろ!!!」
ないこ「諦めるか!!!」
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十二分(じゅうにぶん)・・・十分すぎる様。
至難の業(しなんのわざ)・・・実現が極めて困難であること。
頭が固い(あたまがかたい)・・・自分の考えにこだわって柔軟に物事を捉えられないこと。
理解力が乏しい(りかいりょくがとぼしい)
・・・話が通じなかったり、話が噛み合わなかったり、トンチンカンなことを言う人。
保証(ほしょう)・・・間違えたら責任を取ると約束すること。
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〜end〜
最後まで読んで下さってありがとうございました。
そして、前回の作品に多くの方がいいねしてくださった事、とても嬉しく思います。
これからもどうぞご贔屓に。
ご自愛ください。
コメント
1件
赤桃最高すぎるッッ!✨新しい赤桃待ってます!✨