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ボクのヴィランアカデミア
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爆豪母 「出久くんは幼なじみだったから一応言っておこうと思って… ごめんね。嫌な事思い出されたら」
出久 「……」
出久母 「…出久?」
出久 「嘘だ、嘘でしょ…」
出久 「かっちゃんはすごいんだ。ボーンって爆発もするし攻撃力も高いんだ。」
出久 「あのかっちゃんが…かっちゃんが、死ぬ訳ないよ、、!!」
爆豪母 「…」
出久 「嘘だと言って下さい…お願いします…」
爆豪母 「…」
出久 「…かっちゃん探してきます。」
バタン ( 🚪閉
出久母 「ちょ、出久!!!!!待ちなさい!!」
爆豪母 「…いいの、ごめんなさいね。」
出久母 「いやいや、こっちこそごめんなさい。」
爆豪母 「…大丈夫だわ。出久くんも幼なじみが亡くなってパニックになってるだけよね。」
出久母 「…そうだといいんだけど、」
〈外〉
かっちゃんが死んだ…??
ボクは信じない… 信じないぞ…!!!!
出久 「かっちゃん…どこにいるんだ…」
出久 「かっちゃん……」
??? 「…何してんだ。お前。」
出久 「…誰だよ、ボクはかっちゃんを探してるんだ…!!構わないでくれ!!」
??? 「…かっちゃん?」
出久 「…そうだ。」
??? 「かっちゃんというのは 爆豪勝己 という人では…??」
??? 「ああ、あのベトベトが倒した奴か。」
出久 「なんだよ、、何の用だ…」
こいつら、ヴィランか…??
??? 「なあ、お前」
出久 「なんでしょうか…」
??? 「…ヴィランをやる という選択肢はないか?」
出久 「ヴィランをやる…??」
出久 「そもそも名前を知らないのでボクはやりません。」
出久 「誰ですか…??」
??? 「ああ、俺は」
死柄木 「死柄木 弔 ( しがらぎ とむら ) だ。」
??? 「私の名前は」
黒霧 「黒霧(くろぎり)です。」
出久 「なんでヴィランがここに…??」
死柄木 「お前が辛そうだったから、提案をしてきた。」
死柄木 「お前はその かっちゃん が倒されて憎いか?」
出久 「憎いです。」
死柄木 「ヒーローは嫌いか?」
出久 「ヒーローは…」
医者 「諦めた方がいいね。」
小出久 「…」
出久母 「そんな…!やっぱりどこか悪いんですか?幼稚園の子達はもうほぼ発現してるのにこの子だけ…」
医者 「失礼 奥さんは第4世代ですね?個性の方は…」
出久母 「ええもちろん…私はちょっとしたもの引きつけるくらいで夫は火ィ吹きます。」
医者 「本来なら4歳までにどちらかあるいは複合的個性が発現するんだけどね」
医者 「昔超常黎明的に1つの研究結果が発表されてね」
医者 「足の小指の関節があるかないかって流行ったの」
医者 「人間使わんとこは必要ないってもんでね。無い人の方が型としてまァ新しいと!」
医者 「出久くんには関節がふたつある。この世代じゃ珍しい…」
医師 「なんの個性も宿ってない型だよ。」
〈出久 宅〉
出久 「…… お母さん。」
出久 「どんなに困ってる人でも笑顔で救けちゃうんだよ。」
出久 「超かっこいいヒーローさ。」
出久 「僕も、なれるかなあ(泣」
出久母 「…!!」
出久母 「ごめんね出久… ごめんね…!!(泣」
出久 「ヒーローは好きです。ですが…」
出久 「かっちゃんを守らなかった。だから、大嫌いです。」
死柄木 「…(笑」
死柄木 「俺らと一緒じゃん。ヒーローなんていらないよね。」
死柄木 「君、個性は?」
出久 「…ない、です。」
死柄木 「そっか。なら俺ん家に銃がある。」
死柄木 「それを使えばいい。」
死柄木 「ヴィラン名は?」
出久 「… デク にします。」
死柄木 「デクか。よろしくな。」
デク 「はい。」
これでいいんだ。これでいい。
かっちゃんを守らなかったヒーローなんて大嫌いだ
かっちゃんはたった一人のボクの幼なじみ。
かっちゃんはたった一人のボクの憧れの人。
憧れの人 幼なじみだったからボクは悲しい。でもこの人といたら何故かあんしんする気がする。
〈???〉
??? 「何してんだァ…あいつ…!!!」
??? 「ヴィランになる、なんて…!!このクソデクがァッ!!!!」
神様 「どうしたんだ。爆豪勝己」
勝己 「オレの幼なじみが…バカなことしてやがんだよ…!!!」
勝己 「オレが居なくなっただけでヴィランになるって、おかしいだろうが…!!!」
神様 「でもその子にとっては考えた事かもしれないじゃないか。」
勝己 「クソ、くっそ…!!!」
勝己 「バカなことしやがって…!!!!」
神様 「…そんな怒んないの。人間に返してあげる。」
勝己 「…は??」
勝己 「そんなことできんのか…??」
神様 「うん。ちゃんと出久くんを救ってあげなよ。」
勝己 「…おう!!」
神様 「でもバレたら意味が無い。だから君は今日から」
神様 「 爆我 勝莎 ( ばくが かくさ ) だ。」
勝己 「はあ!!?!ダセェ!!!」
神様 「ただえさえ僕の力で現世に返してあげるって言うのに名前をダサいとか生意気すぎない??ねえ、勝己くん。」
勝己 「…ごめん。」
神様 「分かればいいんだ。行っておいで。勝莎くん」
勝莎 「…おう!!!!」